2008年08月01日 16:58
【8月1日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相の先祖の1人は、ドレスと下着各1枚を盗んだ罪で死刑を宣告された英ロンドン(London)の路上生活児で、曾々祖父は砂糖を盗んでオーストラリアに送られた流刑者だった。研究者らが7月31日発表した。
流刑者の先祖を持つことは数十年前のオーストラリアでは恥とされたが、現在では名誉の印とも見なされており、首相のイメージ向上につながりそうだ。
■盗みを働いて流罪になった祖先たち
このたび明らかにされた家系図によると、首相の父方の曾々祖父、トーマス・ラッド(Thomas Rudd)氏は「砂糖1袋を不法に入手した」罪で7年の刑期を過ごすため、1801年に英植民地だったオーストラリアに流された。
また、国営通信社AAPが家系図を元に報じたところによれば、首相の父方の曾々々祖母にあたるメアリー・ウェイド(Mary Wade)さんはロンドンの路上生活児で、道路掃除や物ごいで日銭を稼いでいた。
メアリーさんは12歳だった1788年、年上の少女とつるんで8歳の別の少女をトイレに連れ込み、ドレスと下着を奪った。翌89年1月、ロンドンの中央刑事裁判所・オールドベイリー(Old Bailey)でメアリーさんは死刑を宣告されたが、後に減刑され、当時英国の植民地だったニューサウスウェールズ(New South Wales)に流されたという。
1788-1868年の間に英国からオーストラリアに流された人は、比較的軽微な犯罪者も含め、約16万人に上る。現在オーストラリアでは、国の発展における彼らの役割が、反抗的誇りをもって見直されている。
■流刑者を先祖に持つのは「生粋のオーストラリア人」
シドニー(Sydney)の末日聖徒イエス・キリスト教会(Church of Jesus Christ of Latter-day Saints)で31日に行われた非公開式典で、ラッド首相は革張りの家系図2巻を贈呈された。
教会の長老は、ラッド首相は移民と流刑者を先祖に持つ「生粋のオーストラリアの血統」だとたたえた。オーストラリア系図学会の会長も、「オーストラリア人にとって流刑者の先祖は『聖杯』に等しい。特に第1船団ならなおさらだ」と述べた。
オーストラリア政府は今年、刑務所11か所など流刑地だった過去にまつわる場所を、国の象徴として世界遺産(World Heritage)に申請した。ピーター・ギャレット(Peter Garrett)環境・遺産・芸術相はこれらの場所について、「広大で見知らぬ土地に流された16万人以上の流刑者についての切実な物語」を記念する場所だと述べている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2425210/3177862
レンタカーに反日スローガン「日本人に銛を打ち込め」、豪州
【7月18日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州ケアンズ(Cairns)で、車体に「クジラを救え、ジャップに銛を打ち込め」と書かれたレンタル用キャンピングカーが走っていることについて、同州のブライ(Anna Bligh)首相は17日、人種差別的だと非難し、日本人観光客の反発への懸念を示した。
南極海での日本の調査捕鯨をめぐり両国間では対立が続いているものの、オーストラリアの観光収入において日本人観光客は大きな割合を占める。
キャンピングカーが目撃されたケアンズは、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)を訪れる観光客に人気の場所だ。
ブライ首相は州都ブリスベーン(Brisbane)で記者団に対し、「ケアンズで目撃されたキャンピングカーのスローガンが人種差別的であることに疑いはないと考えている。クイーンズランド州には人種差別の存在する余地はない」とした上で、「クイーンズランド、ケインズでは日本人観光客を大歓迎するということを日本の人々に改めて示すことが重要だと思う」と話した。
また、ブライ首相は今回のスローガンで気分を害した人は当局に申し出るよう呼びかけた。
一方このキャンピングカーを所有するWicked Campersは、挑発的なスローガンで知られており、過去にも性差別主義的なスローガンで同国の広告基準当局に訴えられたことがある。
Wicked Campersの責任者Dave Kinkead氏はAFPに対し、同社のキャンピングカーの車体にスローガンが書かれていることを認め、スローガンは消されておらず、依然ケアンズ周辺で借りることができると思うと述べた。
同氏によるとキャンピングカーについての苦情はこれまでのところ1件だけだという。同社の常連客は主に欧州からの旅行者だが、日本人もいるとし、「このキャンピングカーが走っているのは、あの美しい動物(クジラ)に銛を打ち込むという極めて現代的な問題に注意を促すためだ」と話した。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2419573/3143745
ケアンズで民族差別スローガン
「鯨を救え、ジャップを撃て」
クイーンズランド州最北部で、レンタルのキャンパーバンに、「鯨を救え、ジャップを銛で撃て」と大書されているのが目撃されたことから、7月19日、アンナ・ブライ州首相が、「民族差別行為だ。こういうことは必ずなくす」と発言する事態になった。
また、広告基準委員会(ASB)も同スローガンが民族差別問題基準に抵触するかどうかを審査するため、ケアンズ地元民に、問題のウィケッド・キャンパーズ・バンのスローガンを撮影するよう依頼したと報道されている。ブライ州首相は、ブリスベンで報道陣を前に、「このスローガンが民族差別であることは疑いを得ない。クイーンズランド州では日本人旅行者を歓迎していることを日本の人々に知らせることが重要だ。また、ケアンズほど日本人観光客を歓迎している土地も少ない」と語った。また、「ASBにも苦情を訴えた。市民も苦情を訴えるよう望む」としている。 ASBのアリソン・アバネシー事務局長は、委員会は6台のバンのスローガンに対する苦情を審査したことを明らかにし、7月21日に結果を報告すると語った。しかし、最近のスローガンについてはまだ公式の苦情を受け取っていないとしており、「もし、そのスローガンを不快に感じた人がいるなら苦情を訴えてほしい」と語っている。同委員会は、訴えがない限り、何もできない。
スーザン・ブースQLD州反差別委員会委員長は、「人をその人種を理由にあざけるようなスローガンも人種中傷とみなされ、処罰の対象となる」と語っている。(訳注:オーストラリアでは、捕鯨問題に限らず、フランス政府のムルロア環礁水爆実験時にフランス系市民やその財産を対象に乱暴狼藉が頻繁に起き、パースのフランス領事館が焼かれたように、環境に名を借りた民族差別行為が時々起きる)。(AAP)
http://www.25today.com/news/2008/07/post_2463.php
「日本人に銛打っても許される」 豪州反捕鯨番組の異常さ
2008/4/ 1
豪州で放送されたと思われるテレビ番組の映像が動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」にアップされ、捕鯨派と反捕鯨派がコメント欄で熱いバトルを展開している。この番組は、「調査のために捕鯨が必要というなら、日本人を知るために日本人に銛を打っても許されはず」といった論理で展開されており、「冗談」にしても度を超えている。日豪間の捕鯨をめぐる考え方の断絶は絶望的だ。
街中で日本人を見つけて銛を発射しまくる
YouTubeには「日本人に銛打っても許される」ともとれる豪州の映像が・・・
この動画はプロフィールを見る限り豪州人が08年2月ごろに掲載したもののようだが、タイトルは「人種差別主義の豪州と日本の捕鯨」。この動画は、豪・大手メディアで放送されたと思われるバラエティ番組を編集したものだ。
番組中ではレポーターが在豪日本大使を直撃し、「あなたは、日豪の関係を良くするために、研究目的で日本人を数人殺すことに賛成しますか?」といった質問を投げかけるが、大使には「どういうこと?」「失礼だよ」とあしらわれる。しかし、これだけに止まらない。
スタジオに場面が移ると、「(大使は)ダメ(NO)とは言ってないよね?」「大使の許可が頂けたようなので、実験で日本人に銛を打ってみました!」と、現地に観光で来ていると思われる日本人に対して、リポーターがおもちゃの銛を打つ場面が流れる。番組はコメディ調で、笑い声がところどころで流されるが、内容は刺激的なものだ。
シドニーにいた日本人女性に対し、男性レポーターは「研究目的のためにあなたを殺してもいいですか?」と質問。日本人女性は「嫌です」と述べるが、「銛(ハープーン)ってあなた好き?」と聞いて女性が「ハープーン?」と訝ると、レポーターは途端におもちゃの銛を女性に向けて発射。「死ななかったね?。どうやって君のこと知ればいいんだ?」と叫んだりしている。
さらに、「調査目的だ!」といって、街中で日本人を見つけて銛を発射しまくる、という場面もある。
「鯨のフルコース」を注文した日本人男性のその後
この動画は2008年4月1日午後現在で12万回近く閲覧されているが、2000件近いコメントが寄せられ、
「この動画面白くない。ほんと傲慢だよ!」
「オーストラリア人全員がこんな事考えてるわけじゃないと思うけどこの動画のせいでオーストラリアの一部のレベルの低さを全世界に配信する結果になって、いたたまれない人も居ると思う」
「私は豪州人を鯨寄りの偽善者と呼ぼう」
と、日本人と思われるユーザーがこの番組を酷評。一方で、反捕鯨派も
「落ち着けよ。豪州人はこんな冗談めいた理由で鯨を殺すなって言ってるんだよ」
「日本人の捕鯨は調査目的じゃない。よって国際法的に違法」
と反論しており、「熱いバトル」が展開されている。
豪州の捕鯨に関する価値観との違いが際立つ動画がもう1つ「ユーチューブ」にある。それは「鯨のフルコース」を注文した日本人男性が銛で刺し殺され、「私たちの鯨が痛々しく殺されている。虐殺を止めよう」というメッセージが流れるビールのCMだ。ここでも2008年4月1日午後現在で1800件を超える賛否両論のコメントが寄せられている。どうやら豪州では、捕鯨は人間を殺すのと同じくらい悪いことと思われている。ひょっとしたら、それ以上に・・・。
http://www.j-cast.com/2008/04/01018500.html
Racist Australia and Japanese whaling
http://jp.youtube.com/watch?v=pZMZmNZov2g
Most Racist Australian Commercial
http://jp.youtube.com/watch?v=LbRoCFlNfkQ&feature=related
シドニーのデイリー・テレグラフ紙が日本人を「ジャップ」と蔑称
ヨットを母親と思い込んだ赤ちゃんクジラを安楽死処分 豪州
2008.08.22 Web posted at: 12:30 JST Updated - AP
シドニー湾を泳ぐ迷子クジラの赤ちゃん=20日
シドニー(AP) オーストラリア南東部シドニー近くの海で、迷子になってヨットを母親と思い込み、離れようとしなかった赤ちゃんクジラが21日、衰弱が激しいため、安楽死処分された。州の動物保護当局は苦渋の選択だと述べている。
生後1─2カ月と見られる、体長4.5メートルのザトウクジラは陸地近くに誘導された後、浜辺のテント内に連れ込まれて薬殺処分となった。
赤ちゃんクジラは17日に初めて確認され、オーストラリアの各メディアが大々的に伝えており、「コリン」という愛称もついていた。
ヨットを母親と思い込んでお乳を飲もうとするなど、まったく離れようとしなかったため、保護団体などがヨットを沖合に移動させ、なんとか赤ちゃんクジラを海に戻そうとしていた。
しかし、サメに襲われたと見られる傷が深いうえに、予想されていたよりも衰弱が激しいことが20日に判明。乳離れしておらず、エサを与えることができないため、救助は困難だと判断。21日に安楽死処分が決まった。
この判断に、動物保護団体などが強く反発。処分の最中にも周囲には大勢の人々が集まり、州当局を激しく非難していた。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200808220003.html
EUは違法伐採された木材の主要市場、世界自然保護基金が批判
【Technobahn 2008/7/23 11:57】
欧州連合(EU)がロシア、中国、インドネシアなどで違法伐採された木材、合計3000万平方メートルを輸入していた事実が22日、世界自然保護基金(WWF)の発表により明らかとなった。
WWFでは、EUは違法伐採された木材の主要マーケットになっていると指摘した上で、EUの行為は地球の自然環境の破壊を促進させており、法制化を急いだ上で違法伐採された木材の輸入の中止を求めた。
WWFによると、違法伐採の輸入が最も多い国はフィンランドで、フィンランドの場合、年間で約3700万立方メートルの違法伐採された木材をロシアから輸入。EU全体の木材需要の15%は違法伐採されたものだと説明している。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200807231157
アラスカ州が米政府を提訴「ホッキョクグマは増えている」
2008.8.7 10:47
ホッキョクグマの親子(米魚類野生生物局提供
米アラスカ州政府は6日までに、ホッキョクグマを絶滅危惧(きぐ)種に指定するとした米連邦政府の決定撤回を求める訴訟を、ワシントン連邦地裁に起こした。「資源開発や漁業、観光業に悪影響が及ぶ懸念がある」ことが理由。
この指定をめぐっては、環境保護団体も「地球温暖化への対処が欠け、保護策として不十分だ」として訴訟で撤回を求めており、連邦政府は開発派、保護派の双方から責められる事態になった。
米内務省は5月、ホッキョクグマが主食のアザラシを捕獲する際の足場になる海氷が地球温暖化の影響で縮小しているため、近い将来に絶滅の危機にさらされるとして、絶滅危惧種への指定を決めた。一方で、指定を根拠にした新たな温暖化対策は、発展途上国の取り組みの遅れなどを理由に、特に取らないとした。
アラスカ州は「ホッキョクグマの数は過去40年で倍増するなど、危機の予測は根拠が薄い」と主張している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080807/amr0808071051008-n1.htm
米国の白人、2042年には少数派に 米国勢調査局
米国勢調査局(US Census Bureau)が14日に発表した統計結果によると、米国の白人は、2042年までに米人口の多数派の地位から転落するという。これは、前回調査の予測よりも約10年も早まっている。
米人口における白人の割合は、2010年時点で65%と予測されているが、白人の死亡率が出生率を上回ることによって2030年代から減少していくとされている。2042年には、ヒスパニック系や黒人、アジア系、インド系、ハワイ先住民、太平洋諸島系の人口が白人の人口を上回ると予測されている。こうした現象が起こるのは、以前の予測では2050年ごろだとされていた。
米人口が4億3900万人に達するとされる2000年代半ばには、全人口の54%がマイノリティーになるとみられている。最も増加するのはヒスパニックで、高い出生率と移民を背景に、2050年までに1億3300万人に上ると予測されている。これは2010-50年に増加する米人口のほぼ3分の1を占める。
2010年時点で4.5%を占めるアジア系の人口は、2050年には約8%に上昇する。一方、非ヒスパニック系の黒人の人口は、2010年時点の12.2%から2050年の11.8%とほぼ横ばいとなるという。
今回の統計結果では、米国社会の高齢化も予測されている。米国の65歳以上の人口は、現在の3870万人から、2050年にはベビーブーマー世代の影響で8850万人になるという。また、米人口全体の膨張も指摘されている。現在の米人口は推定3億500万人だが2050年までに約1億3000万人の人口増加が予測されている。
(c)AFP 2008年08月15日 06:50
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2506773/3219621
【8月1日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相の先祖の1人は、ドレスと下着各1枚を盗んだ罪で死刑を宣告された英ロンドン(London)の路上生活児で、曾々祖父は砂糖を盗んでオーストラリアに送られた流刑者だった。研究者らが7月31日発表した。
流刑者の先祖を持つことは数十年前のオーストラリアでは恥とされたが、現在では名誉の印とも見なされており、首相のイメージ向上につながりそうだ。
■盗みを働いて流罪になった祖先たち
このたび明らかにされた家系図によると、首相の父方の曾々祖父、トーマス・ラッド(Thomas Rudd)氏は「砂糖1袋を不法に入手した」罪で7年の刑期を過ごすため、1801年に英植民地だったオーストラリアに流された。
また、国営通信社AAPが家系図を元に報じたところによれば、首相の父方の曾々々祖母にあたるメアリー・ウェイド(Mary Wade)さんはロンドンの路上生活児で、道路掃除や物ごいで日銭を稼いでいた。
メアリーさんは12歳だった1788年、年上の少女とつるんで8歳の別の少女をトイレに連れ込み、ドレスと下着を奪った。翌89年1月、ロンドンの中央刑事裁判所・オールドベイリー(Old Bailey)でメアリーさんは死刑を宣告されたが、後に減刑され、当時英国の植民地だったニューサウスウェールズ(New South Wales)に流されたという。
1788-1868年の間に英国からオーストラリアに流された人は、比較的軽微な犯罪者も含め、約16万人に上る。現在オーストラリアでは、国の発展における彼らの役割が、反抗的誇りをもって見直されている。
■流刑者を先祖に持つのは「生粋のオーストラリア人」
シドニー(Sydney)の末日聖徒イエス・キリスト教会(Church of Jesus Christ of Latter-day Saints)で31日に行われた非公開式典で、ラッド首相は革張りの家系図2巻を贈呈された。
教会の長老は、ラッド首相は移民と流刑者を先祖に持つ「生粋のオーストラリアの血統」だとたたえた。オーストラリア系図学会の会長も、「オーストラリア人にとって流刑者の先祖は『聖杯』に等しい。特に第1船団ならなおさらだ」と述べた。
オーストラリア政府は今年、刑務所11か所など流刑地だった過去にまつわる場所を、国の象徴として世界遺産(World Heritage)に申請した。ピーター・ギャレット(Peter Garrett)環境・遺産・芸術相はこれらの場所について、「広大で見知らぬ土地に流された16万人以上の流刑者についての切実な物語」を記念する場所だと述べている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2425210/3177862
レンタカーに反日スローガン「日本人に銛を打ち込め」、豪州
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【7月18日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州ケアンズ(Cairns)で、車体に「クジラを救え、ジャップに銛を打ち込め」と書かれたレンタル用キャンピングカーが走っていることについて、同州のブライ(Anna Bligh)首相は17日、人種差別的だと非難し、日本人観光客の反発への懸念を示した。
南極海での日本の調査捕鯨をめぐり両国間では対立が続いているものの、オーストラリアの観光収入において日本人観光客は大きな割合を占める。
キャンピングカーが目撃されたケアンズは、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)を訪れる観光客に人気の場所だ。
ブライ首相は州都ブリスベーン(Brisbane)で記者団に対し、「ケアンズで目撃されたキャンピングカーのスローガンが人種差別的であることに疑いはないと考えている。クイーンズランド州には人種差別の存在する余地はない」とした上で、「クイーンズランド、ケインズでは日本人観光客を大歓迎するということを日本の人々に改めて示すことが重要だと思う」と話した。
また、ブライ首相は今回のスローガンで気分を害した人は当局に申し出るよう呼びかけた。
一方このキャンピングカーを所有するWicked Campersは、挑発的なスローガンで知られており、過去にも性差別主義的なスローガンで同国の広告基準当局に訴えられたことがある。
Wicked Campersの責任者Dave Kinkead氏はAFPに対し、同社のキャンピングカーの車体にスローガンが書かれていることを認め、スローガンは消されておらず、依然ケアンズ周辺で借りることができると思うと述べた。
同氏によるとキャンピングカーについての苦情はこれまでのところ1件だけだという。同社の常連客は主に欧州からの旅行者だが、日本人もいるとし、「このキャンピングカーが走っているのは、あの美しい動物(クジラ)に銛を打ち込むという極めて現代的な問題に注意を促すためだ」と話した。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2419573/3143745
ケアンズで民族差別スローガン
「鯨を救え、ジャップを撃て」
クイーンズランド州最北部で、レンタルのキャンパーバンに、「鯨を救え、ジャップを銛で撃て」と大書されているのが目撃されたことから、7月19日、アンナ・ブライ州首相が、「民族差別行為だ。こういうことは必ずなくす」と発言する事態になった。
また、広告基準委員会(ASB)も同スローガンが民族差別問題基準に抵触するかどうかを審査するため、ケアンズ地元民に、問題のウィケッド・キャンパーズ・バンのスローガンを撮影するよう依頼したと報道されている。ブライ州首相は、ブリスベンで報道陣を前に、「このスローガンが民族差別であることは疑いを得ない。クイーンズランド州では日本人旅行者を歓迎していることを日本の人々に知らせることが重要だ。また、ケアンズほど日本人観光客を歓迎している土地も少ない」と語った。また、「ASBにも苦情を訴えた。市民も苦情を訴えるよう望む」としている。 ASBのアリソン・アバネシー事務局長は、委員会は6台のバンのスローガンに対する苦情を審査したことを明らかにし、7月21日に結果を報告すると語った。しかし、最近のスローガンについてはまだ公式の苦情を受け取っていないとしており、「もし、そのスローガンを不快に感じた人がいるなら苦情を訴えてほしい」と語っている。同委員会は、訴えがない限り、何もできない。
スーザン・ブースQLD州反差別委員会委員長は、「人をその人種を理由にあざけるようなスローガンも人種中傷とみなされ、処罰の対象となる」と語っている。(訳注:オーストラリアでは、捕鯨問題に限らず、フランス政府のムルロア環礁水爆実験時にフランス系市民やその財産を対象に乱暴狼藉が頻繁に起き、パースのフランス領事館が焼かれたように、環境に名を借りた民族差別行為が時々起きる)。(AAP)
http://www.25today.com/news/2008/07/post_2463.php
「日本人に銛打っても許される」 豪州反捕鯨番組の異常さ
2008/4/ 1
豪州で放送されたと思われるテレビ番組の映像が動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」にアップされ、捕鯨派と反捕鯨派がコメント欄で熱いバトルを展開している。この番組は、「調査のために捕鯨が必要というなら、日本人を知るために日本人に銛を打っても許されはず」といった論理で展開されており、「冗談」にしても度を超えている。日豪間の捕鯨をめぐる考え方の断絶は絶望的だ。
街中で日本人を見つけて銛を発射しまくる
YouTubeには「日本人に銛打っても許される」ともとれる豪州の映像が・・・
この動画はプロフィールを見る限り豪州人が08年2月ごろに掲載したもののようだが、タイトルは「人種差別主義の豪州と日本の捕鯨」。この動画は、豪・大手メディアで放送されたと思われるバラエティ番組を編集したものだ。
番組中ではレポーターが在豪日本大使を直撃し、「あなたは、日豪の関係を良くするために、研究目的で日本人を数人殺すことに賛成しますか?」といった質問を投げかけるが、大使には「どういうこと?」「失礼だよ」とあしらわれる。しかし、これだけに止まらない。
スタジオに場面が移ると、「(大使は)ダメ(NO)とは言ってないよね?」「大使の許可が頂けたようなので、実験で日本人に銛を打ってみました!」と、現地に観光で来ていると思われる日本人に対して、リポーターがおもちゃの銛を打つ場面が流れる。番組はコメディ調で、笑い声がところどころで流されるが、内容は刺激的なものだ。
シドニーにいた日本人女性に対し、男性レポーターは「研究目的のためにあなたを殺してもいいですか?」と質問。日本人女性は「嫌です」と述べるが、「銛(ハープーン)ってあなた好き?」と聞いて女性が「ハープーン?」と訝ると、レポーターは途端におもちゃの銛を女性に向けて発射。「死ななかったね?。どうやって君のこと知ればいいんだ?」と叫んだりしている。
さらに、「調査目的だ!」といって、街中で日本人を見つけて銛を発射しまくる、という場面もある。
「鯨のフルコース」を注文した日本人男性のその後
この動画は2008年4月1日午後現在で12万回近く閲覧されているが、2000件近いコメントが寄せられ、
「この動画面白くない。ほんと傲慢だよ!」
「オーストラリア人全員がこんな事考えてるわけじゃないと思うけどこの動画のせいでオーストラリアの一部のレベルの低さを全世界に配信する結果になって、いたたまれない人も居ると思う」
「私は豪州人を鯨寄りの偽善者と呼ぼう」
と、日本人と思われるユーザーがこの番組を酷評。一方で、反捕鯨派も
「落ち着けよ。豪州人はこんな冗談めいた理由で鯨を殺すなって言ってるんだよ」
「日本人の捕鯨は調査目的じゃない。よって国際法的に違法」
と反論しており、「熱いバトル」が展開されている。
豪州の捕鯨に関する価値観との違いが際立つ動画がもう1つ「ユーチューブ」にある。それは「鯨のフルコース」を注文した日本人男性が銛で刺し殺され、「私たちの鯨が痛々しく殺されている。虐殺を止めよう」というメッセージが流れるビールのCMだ。ここでも2008年4月1日午後現在で1800件を超える賛否両論のコメントが寄せられている。どうやら豪州では、捕鯨は人間を殺すのと同じくらい悪いことと思われている。ひょっとしたら、それ以上に・・・。
http://www.j-cast.com/2008/04/01018500.html
Racist Australia and Japanese whaling
http://jp.youtube.com/watch?v=pZMZmNZov2g
Most Racist Australian Commercial
http://jp.youtube.com/watch?v=LbRoCFlNfkQ&feature=related
シドニーのデイリー・テレグラフ紙が日本人を「ジャップ」と蔑称
ヨットを母親と思い込んだ赤ちゃんクジラを安楽死処分 豪州
2008.08.22 Web posted at: 12:30 JST Updated - AP
シドニー湾を泳ぐ迷子クジラの赤ちゃん=20日
シドニー(AP) オーストラリア南東部シドニー近くの海で、迷子になってヨットを母親と思い込み、離れようとしなかった赤ちゃんクジラが21日、衰弱が激しいため、安楽死処分された。州の動物保護当局は苦渋の選択だと述べている。
生後1─2カ月と見られる、体長4.5メートルのザトウクジラは陸地近くに誘導された後、浜辺のテント内に連れ込まれて薬殺処分となった。
赤ちゃんクジラは17日に初めて確認され、オーストラリアの各メディアが大々的に伝えており、「コリン」という愛称もついていた。
ヨットを母親と思い込んでお乳を飲もうとするなど、まったく離れようとしなかったため、保護団体などがヨットを沖合に移動させ、なんとか赤ちゃんクジラを海に戻そうとしていた。
しかし、サメに襲われたと見られる傷が深いうえに、予想されていたよりも衰弱が激しいことが20日に判明。乳離れしておらず、エサを与えることができないため、救助は困難だと判断。21日に安楽死処分が決まった。
この判断に、動物保護団体などが強く反発。処分の最中にも周囲には大勢の人々が集まり、州当局を激しく非難していた。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200808220003.html
EUは違法伐採された木材の主要市場、世界自然保護基金が批判
【Technobahn 2008/7/23 11:57】
欧州連合(EU)がロシア、中国、インドネシアなどで違法伐採された木材、合計3000万平方メートルを輸入していた事実が22日、世界自然保護基金(WWF)の発表により明らかとなった。
WWFでは、EUは違法伐採された木材の主要マーケットになっていると指摘した上で、EUの行為は地球の自然環境の破壊を促進させており、法制化を急いだ上で違法伐採された木材の輸入の中止を求めた。
WWFによると、違法伐採の輸入が最も多い国はフィンランドで、フィンランドの場合、年間で約3700万立方メートルの違法伐採された木材をロシアから輸入。EU全体の木材需要の15%は違法伐採されたものだと説明している。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200807231157
アラスカ州が米政府を提訴「ホッキョクグマは増えている」
2008.8.7 10:47
ホッキョクグマの親子(米魚類野生生物局提供
米アラスカ州政府は6日までに、ホッキョクグマを絶滅危惧(きぐ)種に指定するとした米連邦政府の決定撤回を求める訴訟を、ワシントン連邦地裁に起こした。「資源開発や漁業、観光業に悪影響が及ぶ懸念がある」ことが理由。
この指定をめぐっては、環境保護団体も「地球温暖化への対処が欠け、保護策として不十分だ」として訴訟で撤回を求めており、連邦政府は開発派、保護派の双方から責められる事態になった。
米内務省は5月、ホッキョクグマが主食のアザラシを捕獲する際の足場になる海氷が地球温暖化の影響で縮小しているため、近い将来に絶滅の危機にさらされるとして、絶滅危惧種への指定を決めた。一方で、指定を根拠にした新たな温暖化対策は、発展途上国の取り組みの遅れなどを理由に、特に取らないとした。
アラスカ州は「ホッキョクグマの数は過去40年で倍増するなど、危機の予測は根拠が薄い」と主張している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080807/amr0808071051008-n1.htm
米国の白人、2042年には少数派に 米国勢調査局
米国勢調査局(US Census Bureau)が14日に発表した統計結果によると、米国の白人は、2042年までに米人口の多数派の地位から転落するという。これは、前回調査の予測よりも約10年も早まっている。
米人口における白人の割合は、2010年時点で65%と予測されているが、白人の死亡率が出生率を上回ることによって2030年代から減少していくとされている。2042年には、ヒスパニック系や黒人、アジア系、インド系、ハワイ先住民、太平洋諸島系の人口が白人の人口を上回ると予測されている。こうした現象が起こるのは、以前の予測では2050年ごろだとされていた。
米人口が4億3900万人に達するとされる2000年代半ばには、全人口の54%がマイノリティーになるとみられている。最も増加するのはヒスパニックで、高い出生率と移民を背景に、2050年までに1億3300万人に上ると予測されている。これは2010-50年に増加する米人口のほぼ3分の1を占める。
2010年時点で4.5%を占めるアジア系の人口は、2050年には約8%に上昇する。一方、非ヒスパニック系の黒人の人口は、2010年時点の12.2%から2050年の11.8%とほぼ横ばいとなるという。
今回の統計結果では、米国社会の高齢化も予測されている。米国の65歳以上の人口は、現在の3870万人から、2050年にはベビーブーマー世代の影響で8850万人になるという。また、米人口全体の膨張も指摘されている。現在の米人口は推定3億500万人だが2050年までに約1億3000万人の人口増加が予測されている。
(c)AFP 2008年08月15日 06:50
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