笑えないけど意味もなく笑ってしまうしかない鼻血の恐怖

　昨日夜8時45頃
ふとおとうさんを見ると　鼻にティッシュを詰めて　セーターに落ちた血をトントン取っている
『ハナヂー？？』
ハナヂー
・・と言っているうちに
ダーーーーーーッ！
と　あふれんばかりのハナヂが出てきた
　ハナヂには慣れてはいるものの　このレベルは初めてである

わぁー！
・・と　言いたくても言えない
動脈が切れたんではないかと思った
みるみるティッシュは血に染まり　吸うスピードより出るのが早いので　ティッシュと鼻の間から血が流れ出てくる
ティッシュを替えようと取った途端に赤いうどんの様に血が出てくる
おとうさんは自分の流血でむせそうになるし
口から吐き出すのにもたもたしているとどんどん食道にに流れて　ウェッ！ウェッ！とえづてくる
えづくと圧が上がるので　余計に流血する
取りあえず　お椀に受けていたのだけど　捨てても捨てても溜まっていって　さすがの私も気分が悪くなってきてしまった
　それほどの鼻血が15分くらい続いたころ　もう止まる気配がない！
取りあえず　止血だけしてもらおうと　勤務先の当直の先生に電話した
　見てみないと分からない　ボスミンはあるけど　それで止まればいいけど　それ以上の事がここではできない
・・と　そりゃ　リハ科だし
　ちょっと様子見てみます
と返事をして　ちょっと待ってみたが　全く止まる気配なし
9時15分ごろ　もう一度　
　先生　止まらないんです　とにかく行ってもいいですか？血小板52000です。
先生は　その血小板だしそれだけ止まらないのなら　医療センターへ直接行った方がいいだろう
・・と
　医療センターへ電話をして　患者番号と状況を報告すると　すぐに返事があった　
　来てください
とりあえず　ばたばた準備をして　ペプシをケージに寝かせて　ニコに頼んだね　すぐ帰って来るからオシッコはシートにしてね　電気もテレビも点けとくね
などと言っていたら
　ちょっと待って　喉に流れるのが少なくなってきた
と　おとうさん
　立ってるのがいいのかも
確かに立ってると頭に行く血は減るけど・・
そういえば　ティッシュの染まりがゆっくりになって来た
　ぼく　しばらく立ってるわ
じーっと　立っているおとうさん
そのうち　少しずつ出血が弱くなってきた
　止まりそうなので　様子を見てみようと思います
医療センターに電話で断り　もし夜中に出たら直接来てもらっていいので・・と言ってもらえて　大いに安心した
　ここですでに9：30を回っていて　かなり長時間たくさん出血してしまった
ナイロン袋3つティッシュを捨てた
その後も出血は減って　10時前にやっと止血した

　ぶったまげたハナヂだった
血小板が5万ってこんなに恐ろしいのか
鼻で良かった　頭じゃなくて良かった
なんだかすごすぎて　電話をしながら笑ってしまっていたかもしれない　冷静な振りしていながら　その実ぶっ飛んでしまったのだ

　その後　おとうさんだけの時をシュミレーションして　ハナヂセットを作ろうとあれこれ調べてみた
鼻ポンという詰め物があるらしい
圧迫止血にはこれがイイらしい
アズノール軟膏も塗って詰めたらいいらしい
　早速鼻ポンを買ってきて　ティッシュも5箱買い足しておいた

　セーターに付いた血を取ろうと思ったら　もう大分乾いてしまっていた
リニアック時代から出血の人なので　あちこち付着する血を取るのに　アレコレ試したら
一番確実で安いのがオキシドールだと思う

　

　下にタオルを挟み




　オキシドールをかける



・・と　シュワシュワと血の所だけこんなになる




　キッチンペーパーなどでトントン押し拭きをする
　固まった血は何回か繰り返す




　きれいに分解されます

オキシドール
昭和の中学生は違う使い方をしていましたよねー
そこのアナタ
使いましたよねー
髪の毛に・・

ワンコがもし　悪いものを食べたり飲んだりして　大急ぎで吐かさなければいけない時
病院まで行っていたら間に合わない！時
ものすごく薄めたオキシドールを飲ませると　催吐剤になるので　獣医さんに救急薬品として勧められて　うちでは万が一のために置いてあります
でも
決して救急時以外は薄めても口にしてはいけませんよ！



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