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あるがままに ~ Let it be as it lies.

ゴルフ・ごるふ・Golf
ゴルフについて日々感じたことを綴ってみます。

「プリファードライ」とハンディキャップ

2004年09月28日 | 付録
「プリファード・ライ」「ウィンター・ルール」「6インチ・プレース」はアメリカで考え出されたとされています。そのアメリカでこれらがどうして生まれたのかは、全米ゴルフ協会のハンディキャップの制度とあわせて考えると面白いと思います。

全米ゴルフ協会のハンディキャップ(正確にはindexと呼ばれます)はパブリックのゴルフ場でも申し込みが出来、インターネットでスコアを入力でき、どのゴルフ場でも5ラウンド以上入力されればハンディがもらえます。日本も日本ゴルフ協会のハンディを個人会員になることで申し込みできます。

ハンディに関する規定の中で日本と異なる点として、アメリカの大部分の州において冬季は「オフシーズン」と規定されており(通常11月から3月位)、その間のスコアはハンディキャップ更新の為には受け付けられないことになっています。

つまり「オフシーズン」の間のラウンドは、ハンディ算出に用いられない練習ラウンドであり、それであれば「プリファード・ライ」を適用しても良い、という発想です(これはアメリカ東部が日本以上に冬に降雨積雪があり地面が荒れるからとのこと)。

つまり「オフシーズン」ということと「プリファード・ライ」の導入は本来セットなのだと思うのですが、安きに流れたとでも言うのか、残念ながら「プリファード・ライ」のみが全世界にそして全ての季節に広まったわけです。

日本においては、接待ゴルフの減少とともに、ゴルフ好きがゴルフを好きだという理由で(仕事に必要だからとかではなく)ゴルフをやる割合が増えていけば、原点回帰が進むのではないかと思います。