goo blog サービス終了のお知らせ 

『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

『ひと皿の小説案内』 ディナ・フリード

2015-03-16 | Books(本):愛すべき活字

『ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事』
ディナ・フリード 著
阿部公彦 監修・訳
2015年・マール社


目が・・・、目がぁッ!

とか言って、毎日ムスカっとる訳です。

花粉症にて。

日ごとに症状が違いまして、今日はもっぱら鼻でしたね。


皆に「クスリ飲め」って言われるけど、花粉症の薬って基本、朝夕2回なんだよね。

ほら、夕となると小生の場合、紳士の嗜み(お酒)がね。

結局、薬よりお酒の方をとっちゃうわけで。


本書は、こだわりぬいた食器や食材を使い、古今の小説の名場面から「あの料理、この料理」を完全再現!

文章はちょこっとなので、写真集と呼んだほうが良いでしょう。


この本の面白いところはね・・・

レシピが載ってない(笑)!

普通載せるでしょ、この手の本だと。

潔いね。

どうせ見るだけで作んないでしょ?という。

正解。 



↑これとか、まあ確かにレシピがどーのこーのという話でもない。


 

個人的に一番惹かれたのは、”A Confederacy of Dunces" by John Kennedy Toole.

パラダイス社から匂いが漂ってくる、ホットドッグを再現したと。


たぶん未邦訳ですかね。

のろま同盟、劣等生の共同謀議、愚かな同盟関係ってなとこでしょうか。

本書ではジョン・ケネディー・トゥール『まぬけ同盟』 となっています。(イイね)


『まぬけ同盟』は、トゥールの自殺から11年後にピューリッツァー賞を受賞。

読んでみたいぜ。


■YOUはShock(食)!!
『壇流クッキング』 壇一雄 (1975)
『土を喰う日々』 水上勉  (1978)
『よい匂いのする一夜』 池波正太郎 (1981) 
『喰いたい放題』 色川武大 (1984) 
『酒食生活』 山口瞳 (2002)
『そうざい料理帖 巻二』 池波正太郎 (2004) 
『食の王様』 開高健 (2006) 
『やさしさグルグル』 行正り香(2008) 
『ちびちびごくごくお酒のはなし』 伊藤まさこ(2009) 
『ごはんのことばかり100話とちょっと』 よしもとばなな (2009)
『小津安二郎 美食三昧 関東編』 貴田庄 (2011)
『サンドウィッチは銀座で』 平松洋子 (2011) 
『ひと皿の小説案内』ディナ・フリード (2015) 

<Amazon>

ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事
阿部公彦,阿部公彦
マール社




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホール・アース・カタログ<... | トップ | ワシントンDCチャーリー探訪記 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。