珍現象とハルキスト


 前回のブログで、前後の流れとは関係なく、「『1Q84』とヤナーチェク」と題した駄文を書いたのだが、さすが“今をときめく村上春樹”だ。アップしたその瞬間からトラックバックがバンバン……というようなことはまったくなくて、知り合いの数人から「あんなの知ってるよ」とか、「ヒント教えてチョンマゲ」(書いてあるって!)とか、しょうもないメールが届いた。やれやれ。

 今日、6月19日は太宰治の誕生日&命日(しかも生誕100年!)なので、その辺を書くべきなのだが、語るほどのうんちくがないのでスルー。というわけで、話は全然関係ないのだが、このところちょっくら気になることが。そう、6月に入って全国各地から報告されている、あれだ。石川県で空から生き物が降ってきたという。突然、空から

ポタ、ポタ、ポタ

(瀬名秀明『パラサイト・イヴ』風)と降ってきたその生き物とは、なんとオタマジャクシ。その後も、小魚(フナ)が降ってきたり、カエルが降ってきたり……という各地で起こった珍現象が新聞等で取り上げられていた。

 この記事を目にした全国50万人超の『1Q84』購入者の多くは、すぐにピンと来たと思う。そう、村上春樹の『海辺のカフカ』だ。この小説に似たような描写が登場する(ヒント:『海辺のカフカ』上巻に掲載)。ひょっとして、ちょっと前に大阪の道頓堀川からサルベージされたカーネル・サンダース人形っていうのは、その伏線だったのか。てえことは、次は……。

 見上げた空に、月が二つ浮かんでいたら気を付けろ(『スター・ウォーズ』かって)!



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