『宿屋めぐり』読了しました

 つい先日、『ディスク・ガイド・シリーズ~ジャズ・ロック』(10月31日発売)を校了しました。そんなわけで、ここ数週間は朝から晩まで、それこそ寝ても覚めても、ソフト・マシーンとか、マイク・ウェストブルックとか、ギルガメッシュとか、デリヴァリーとか、エディ・ハリスとか、セロニアス・モンクとか、ロル・コックスヒルとか、ジャズ・ロックばかり聴いていました。というのはまったくの嘘で、エレファントカシマシ『STARTING OVER』、スピッツ『さざなみCD』、ゆらゆら帝国『ゆらゆら帝国III』を取っ替え引っ替えエンドレスで聴いてました。イエイッ。

 という前置きとはまったく関係なく、『THE DIG』(No.54)の編集後記でも触れましたが、大好きな町田康の最新作『宿屋めぐり』をやっとのことで読み終えました。なにしろ602ページの大作。会社の行き帰りの電車の中で読むのはかなり苦労しました。片手で読むには重いし……。内容のほうはというと、『告白』(こちらも大作)にも通じる町田康らしい奇想天外、奇天烈、摩訶不思議で素敵な物語でした(って、全然わかんないじゃん)。
 で、ラストの件を読んでいて思い出したのが、なぜか映画『ブレードランナー』の原作、つまりフィリップ・K・ディックによる短編『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、の続編として書かれた、K.W.ジーター著『ブレードランナー2』と『ブレードランナー3』。どういうことかというのは、まあそれぞれ読んでみてください。
 そういえば、昨年末に購入した『ブレードランナー』製作25周年アルティメット・コレクターズ・エディション(DVD×5枚組)、まだ観終えていません。あと数年かかりそうです。サグラダ・ファミリアか……。
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