オーケストラでタルカス

 
 今年7月にロンドンで開催される“HIGH VOLTAGE FESTIVAL”に、エマーソン、レイク&パーマー(ELP)が出演することが昨年暮れに発表された。一日だけの“再々結成”らしい。それに先駆けて、キース・エマーソン(k)とグレッグ・レイク(vo&b)の二人は、4月からミニ・アンプラグド・ツアーを行なうらしい。ウォーミング・アップということなのだろうが、一人だけ仲間外れにして、“再々結成”前に“再々々解散”にならなければいいのだが。カール・パーマー(ds)はエイジアがあるから(それなりに)忙しいだろうけど。「まっ、リハビリも兼ねて」と、カールには伝えたとか伝えないとか(ウソです)。

 ところで、そのELPが1971年に発表したアルバム『タルカス』収録の組曲「タルカス」をオーケストラで再現してしまおうというコンサートが企画されている。“新・音楽の未来遺産”と題された同コンサートでは、作曲家の吉松隆氏によってオーケストラ・アレンジされた「タルカス」を、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏する。できるだけ原曲に忠実にアレンジしたということなので、果たしてどんな仕上がりになっているのか、キース・エマーソンならずとも気になるところだ(すみません、ちょっと上から目線でした)。
 他にも、吉松氏による「アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番」、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲を吉松氏がピアノ&オーケストラ用にアレンジした「アメリカ Remix」、黛敏郎の「BUGAKU」なども演奏される。日時は3月14日(日)午後3時開演、場所は東京オペラシティコンサートホールだ。


東京フィルハーモニー交響楽団

 というわけで、“ホワイト・デー”は“オーケストラでタルカス”! その前にバレンタイン・デーには「あなたのバレンタイン」(ELP『作品第2番』収録)。


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