粋雅堂藏書目録 ―Biblia-Catalogus―

劇団粋雅堂・主宰、神田川雙陽の雑記積み置き場Blogです。

…、

2018-01-01 00:01:45 | 粋雅堂雑記
<雑談>

こんばんは。半年ぶりの更新です。
今年は2回もこのblogを更新することができました。
その偉大なる達成にうちふるえるばかりであります。…じゃなくて。
とはいえ今年も年の瀬のご挨拶をこの場所でできることはとても嬉しく、
訪れつつある新しい年を想ってじんわりと温かい気持ちになる習慣です。

さて、この冬もコミケ1日目にサークル参加をしておりました。
もはやこの場所でちゃんとご報告すらしない無沙汰っぷりをおゆるしください。
…だって(例によって)新譜が間に合わなかったのですもの。
スペースに遊びに来ていただけた奇特な皆様は、本当にありがとうございました。
次回の夏コミにも引き続き応募しようと思っているので、受かった暁にはどうかよろしくお願い致します。
ところで参加ジャンルですが、一応、「デジタル(ドラマCD)」で参加するのは今回で最後にしようかなと思っております。
同人音楽を聴き始めて15年、自分で参加して10年になるので、このジャンルに愛着がないわけではないのですが、
仲のいいクリエイターさんの多くが3日目の創作ジャンルに参加されていること、
「ボイスドラマ」というジャンルが2017年に置かれている状況などを鑑みて、ちょっと思うところもあったので、
ここで一度、別の場所で同人活動をしてみようと思ったりもしたのです。
同人音楽ジャンルには引き続き関わるし、遊びにも行こうと思っておりますので、
そちらの皆様も、どうか引き続きよろしくお願い致します。


<本題:>

さて、毎年恒例の今年の活動の振り返りなんかをしていい感じに一年のお茶を濁そうと思います。
…のですが、なんか正直あんまり年の瀬という感じもしないのですよねー。
ハロウィン感のないハロウィンが嵐のように過ぎ去り、
クリスマス感のないクリスマスが今年も非モテを根こそぎ吹き飛ばして、
年末感のない年末にいまの私はいます。

その理由をつらつらと考えてみたのですが、ひとつにはこの2017年が私にとって、
これまでになく多くのアウトプットを伴う一年だったことと、もしかすると大きな関係があるのかもなと思い至りました。
このblogでも告知させて頂いた劇団粋雅堂の6月の公演『ふぉーふーむでいじべるとーるず』はもちろん、
「月刊水中ニーソR」という雑誌で『水中ニーソドライバー』という小説を毎月連載したり、
『Scary Beauty』というアデレードで行われた、ロボットの演じるオペラでプログラムを書いたりと、
毎月何かしらの作品をコンスタントに作り続ける経験が出来たことはとても有意義だったなぁと。

そんな中でも、たぶん一番心に残っているのはこの秋に本展が行われた『文化庁メディア芸術祭』というマンガやアニメやメディアアートの祭典で、
開発の一部を担当した「オルタ」というロボットの作品が優秀賞を頂いたことじゃないかなと。
『シン・ゴジラ』とか岡崎体育なんかと一緒の賞を受賞できてとても嬉しかったです。
特に、2009年に劇団粋雅堂で上演し、昨年末から制作を続けているドラマCDでもある
【Par/sec】のオマージュ元である新海誠監督の最新作『君の名は。』と同時受賞だったのはここ何年かで一番嬉しかったことのひとつです。
なんというか、自分の中でようやく長い長いゼロ年代が終わったというか、
自分と、自分をとりまく作品環境が新しい時代へと踏み出せたような、そんな気持ちになる一年でした。

そんな怒涛の2017年の後に続く年をどうするか、少しだけ虚脱感のなかにいまはいますが、
それでも今年見た新しい時代の光を、ひとつでも多くの作品の形で遺していかねばなのです。
まず手を付けるべきは企画したまま既に数年が経つフルサイズの新作公演に、昨年の公演のドラマCD版でしょうか。
他にも年明けには『水中ニーソドライバー』の1.5部や、某Webメディアでの連載、
春のM3かニコ超でMax/MSPというプログラミング言語の同人誌『マッドMax』の頒布、
まだ未定ですが意外な場所での展示など、これまでにない展開をしていこうと思っています。
よかったら生暖かくヲチしていただければ光栄の至りです。
(活動の詳細はTwitter:@SUIGADOUが詳しいです)
また、一緒に演劇を作ってくれる俳優・スタッフ・絵師やトラックメーカーといったコラボレーター、
ドラマCDや年明けに何かありそうな企画に出演してくださる声優さん、
『マッドMax』に執筆してくださる(マッドな)クリエイティブコーダーなどなど、
うっかり我々と何かやってくださる方々も随時お待ちしております!
一緒に美しい言葉を探しに(言葉以外の何処かのセカイに)行きましょう!

みなさまの次の一年が、どうか素晴らしいものでありますようにと、祈りを込めて。

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