私たちの目に馴染んだ「 16:9 」というアスペクト比による“フル HD(1920 x 1080)”で
Blu-ray 3D を再生すると画面の上下に黒い帯が現れます。映像は約 1920 x 823 ピクセルの横長です。
映画のシネマスコープ(本来は 20 世紀 FOX の撮影方式の商標 初期…1953 年は
2.55:1 で、のちに 2.35:1=12:5 に変更された)から継承されているアスペクト比で
現在は「 21:9 」とされています。
LG から新発売された 29EA93-P という液晶モニターは
最大表示解像度が 2,560×1,080 ドット、アスペクト比 約 21:9 という映画館のワイドスクリーンに
近い超ワイド画面の表示を実現した液晶パネルを採用していますが、 3D 非対応で残念。
*
東芝 dynabook R542 というノート PC は アスペクト比 約 21:9/シネマスコープサイズの
1,792×768 ドットという“超ワイド”な14.4型ワイドの液晶ディスプレイを採用しています。
*
2011 年の CES で JVCが“アスペクト比が21:9”という 「 50"CINEMA XINEMA 3D 」を発表。
この超ワイド画面の 50 型 3D 対応液晶ディスプレイを展示…未だ製品化されていませんが
解像度は 2,560×1,080 ドット。この画面サイズは映画好きにはたまらないと思います。
*
「 21:9 」というアスペクト比は実にワイド感が満喫できる画面です。
そこで、試しに「 1920 x 823 ピクセル」のシネマスコープ的な 3D コンテンツを作ってみました。
「 16:9 」で撮影した画像の上下に“黒い帯”をかけるだけでワイド感と立体感が高まりました。
仕掛けはカンタンです。下図のように「クロップ」すれば良いのです。
上の画像は昨日… Panasonic LUMIX 3D1-K で撮影したものです。
下の画像は一昨年に JVC KENWOOD GS-TD1-B で撮影。
***** 本日はここまで *****