The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

来年こそは「 Stereoscopic 3D の編集を楽しみたい」という皆様へ…

2012年12月31日 01時00分12秒 | 立体映像

Stereoscopic 3D の編集を楽しむには「 3D に対応させて製造されたパソコン」または
「 3D に対応させて自作したパソコンと 3D 対応モニター」が不可欠です。
自作は無理…という人はメーカー製の 3D 対応パソコンを購入しましょう。

Amazon でチェックしてみると…
SONY VAIO Lシリーズ 3D 対応 SVL2411AJ Core i7 2.3GHz+メモリー16GB+HDD SSD256GB
グラレス 3D 搭載モデルの最新版 Windows 8 SVL2412AJ が 145,800 円!
…これはお買い得です。ソニーショップでは 218,000 円という見積もりで、納期が二週間程度。

旧型になると Amazon で SONY VAIO Lシリーズ 3D 対応 (Win7HomePremium 64bit/Office2010/3D)
VPCL229FJ/B が 129,900 円!というのが目にとまりました。

NEC PC-VW970JS VALUESTAR W が 186,874 円!
2012 冬モデル 最新版 Windows 8 採用で円偏光 23 型ワイド 3D 対応スーパーシャインビュー LED
IPS液晶(Full HD)、約 3TB HDD、地上・BS・110 度 CS デジタル TV トリプルチューナ
ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)など先進機能を搭載…スピーカーの音質も優れています。
SONY VAIO Lシリーズのグラレス 3D よりも高画質です。LG 製 3D モニターに匹敵します。
NEC Direct 価格 239,820 円で納期が二週間程度。…Amazon の方が安いですねぇ。

*

Stereoscopic 3D の撮影で最もローコストなものは…
Panasonic DMC-LUMIX-3D1-K が Amazon で 12,800 円!
32 GB SDHC Card Transcend TS32GSDHC10E が 2,070 円!必須・不可欠。
パナソニック 互換 バッテリー DMW - BCG10 ルミックス DMC-3D1 対応 が 745 円!
トータルで 15,615 円。より高画質な 3D 撮影を望むならば…

JVC KENWOOD GS-TD1-B が Amazon で 36,000 円!
ウェブマートエイト扱いのビクター BN-VF823 互換バッテリー が 1,990 円!
これは私も愛用…安心して使える良品です。一緒に買い求めましょう。
32 GB SDHC Card Transcend TS32GSDHC10E 2,070 円も購入しておきましょう。

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そして 3D 動画の「取り込み」と「編集」に必須なのが高速/大容量の HDD。
I-O DATA USB 3.0/2.0接続 2.0TB HDC-AET2.0K が 9,780 円!推奨品。

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3D 動画編集の推奨アプリは何と言っても…
Sony Creative Software, Inc. Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) ダウンロード版 を推奨。
先進の Windows 8 に完全対応で 編集機能が豊富。Blu-ray 3D ディスクを作成できます。
Panasonic DMC-LUMIX-3D1-K で撮影した「 MPO 静止画」にも対応しています。
購入手続きが簡単…Sony Creative Software, Inc.のオンラインショップで買い求めましょう。

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) ダウンロード版

そして更に推奨したいアプリが CyberLink MediaShow 6 Ultra。
CyberLink のオンラインショップで 4,704 円。3D 動画/静止画のプレビューに必須。
Panasonic DMC-LUMIX-3D1-K の「 MPO 静止画」を超高画質でプレビューできます。
そして「 2D から 3D 変換(動画/静止画)」の性能が素晴らしいアプリです。

CyberLink MediaShow 6 Ultra ダウンロード版

下図は Sony Creative Software, Inc. Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) の初期設定例です。















***** それでは良いお正月を…本年はここまで *****


JVC KENWOOD GS-TD1-B の「 MPEG 4-MVC 」で撮影したクリップは 3D 動画形式変換が必須!

2012年12月29日 09時32分16秒 | 立体映像

マヤ暦によると「 2012 年 12 月 21 日に地球は滅亡する」とか…
「惑星が地球に衝突して地球は滅びる」という実に“荒唐無稽な風聞”に
惑わされた人たちが世界的に多かったそうですねぇ。しかし、何事も起きませんでした。
映画「 2012 」の影響も少なくなかったと言うことですが…。

私にとって 2012 年は「 Stereoscopic 3D の撮影と編集」に没頭した一年でした。
来年… 2013 年は「 4K 3D の世界が拓かれる」とか…。
Sony Creative Software, Inc. の Vegas Pro 12.0 は既に「 4K 」の編集に対応していますが
高性能な PC 環境を使用しなければ、まともにプレビューできません。

*

今私が興味津々なのが LG Electronics 27インチ 光沢 IPSパネル(高透過率)
フルHD LEDバックライト 3D対応液晶モニター D2743P-BN (偏光式メガネ同梱モデル)が
Amazon で 36,087 円という販売価格。私が現在愛用している LG CINEMA 3D MONITOR D2770P-PNの
後継機で、画質が一段と向上したらしい…のです。しかし、ディスプレイの表面が“光沢”という
ことなので「やめておこう」という気になりました。かつて…ZALMAN ZM-M220W 3D という 3D 対応の
モニターを使用していたことがあり、この表面が“光沢”でした。鏡のごとく我が顔が写りこむのです。
これは実に不快…。これを処分して LG CINEMA 3D MONITOR D2342P-PN を購入。しかし
23 型という画面サイズに不満を感じ 27 型の LG CINEMA 3D MONITOR D2770P-PNに買い替え。
私にとって“リファレンス”の 3D モニターであります。もちろん 32 型の LG CINEMA 3D TV も…。

*

今年購入した“お気に入り”は コンパクトな Panasonic DMC-LUMIX-3D1-K と
I-O DATA USB 3.0/2.0接続 2.0TB HDC-AET2.0K そして Panasonic 3Dグラス TY-EP3D10WB。
更に、Vegas Pro 12.0 (64-bit) と CyberLink MediaShow 6 というアプリです。
Vegas Pro 12.0 (64-bit) はアップグレード版で、立体文字のアニメーション・タイトル作成が容易にできる
NewBlueFX Titler Pro 1.0 が付属しているのが大きな魅力です。
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) も機能が向上してストレスなく動作します。

*

Panasonic DMC-LUMIX-3D1-K の 3D 動画は JVC KENWOOD GS-TD1-B の画質と
比べると…「それなりに楽しめるかなぁ」…という感じ。悪くはありません。
但し、編集の時に「ステレオ スコピック 3D 調整」と「シャープ化」は必須です。

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) と Vegas Pro 12.0 (64-bit) は
「ステレオ スコピック 3D 調整」という機能があります。
CyberLink PowerDirector 11 にも同様の調整機能がありますが
プレビューの画質が悪く、スムーズな再生ができません。

*

私は Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) と Vegas Pro 12.0 (64-bit) の方が
優れていると思います。その理由は「細やかな調整が正確に行える」からです。
しかも高画質です。動画再生でコマ落ちがありますので、調整は「一時停止状態」で行います。



特に「自動補正」はPanasonic DMC-LUMIX-3D1-K の「左右画像の撮像における誤差」を
“補正”してくれます。「水平オフセット」は“手前の飛び出し”と“奥行き”の不自然さを
解消するために“マニュアル操作”を行います。3D 対応モニターを別途に接続する
二画面モニターの PC 環境整備が必須になります。
“主役の部分を注視して二重の画像ズレを補正”することが大切です。



「シャープ化」は画像全体をクッキリさせる効果があります。“ 600~800 ”の範囲で調整します。



下の写真は同じ内容ですが、3D モニターの「特性相違」で…どちらかが“正しく視認できる”筈です。





JVC KENWOOD GS-TD1-B の「 MPEG 4-MVC 」で撮影したメディア・クリップは
付属アプリの Everio MediaBrowser 3D が編集に対応しています。しかし、簡易編集のみです。

CyberLink PowerDirector 11 Ultra も「 MPEG 4-MVC 」に対応しますが
編集作業時のレスポンスが実に悪くイライラします。
私は「 AVCHD-MVC 」に 3D 動画形式変換する場合にのみ CyberLink PowerDirector 11 Ultra を
活用しています。 「 AVCHD(サイド バイ サイド)」に変換する場合は画質の劣化が少ない
付属アプリの Everio MediaBrowser 3D を活用しています。 CyberLink MediaShow 6 も
「 MPEG 4-MVC 」に対応し、「 AVCHD(サイド バイ サイド)」の変換が行えます。

Sony Creative Software, Inc. の Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) と
Vegas Pro 12.0 (64-bit) で編集する場合は、付属アプリの Everio MediaBrowser 3D または
CyberLink MediaShow 6 で「 AVCHD(サイド バイ サイド)」に変換することが必須です。



CyberLink MediaShow 6 で「 MPEG 4-MVC 」を「 AVCHD(サイド バイ サイド)」に変換しても
画質の劣化は少なく、 Everio MediaBrowser 3D に比べて変換の処理が速いことも大きな魅力。



***** 本日はここまで *****


3D 道楽三昧…次なるステップは Stereoscopic 3D Archives の実践…

2012年12月26日 00時49分15秒 | 立体映像

JVC KENWOOD GS-TD1-B を購入してから、この一年間に撮り集めた
Stereoscopic 3D の動画クリップは膨大な数になりました。
コンサートなどの舞台収録は 3 台~4 台のJVC KENWOOD GS-TD1-B を
使用するようになり、未編集の動画クリップを収納する数台の HDD が満杯状態…。



Hi8 や DV をテープで撮影していた時代の「録画済みテープ」が未だに山積み。
ED-Beta と S-VHS テープの動画クリップは「保存したい」ものだけをキャプチャして
テープは全て廃棄処分しました。その動画クリップを収納してある HDD も数台!



私は…棄てる/捨てる…ということに“優柔不断”な性格のためかも知れません。
“片づけコンサルタント”の近藤麻理恵さん曰く…「ときめくものだけを残す」という事に
徹すれば「お片づけができる」…そうです。しかし、なかなか難しい選択もあります。
もしも…ゲーテが私の傍に居たら…「お前が片づけば落着だよ」と言うかもしれないなぁ…。

しかも、早くも来年は 69 歳の齢(よわい)。後…何年生きられるか…余命は…という不安が
押し寄せてきます。私の“余命/賞味期限”は「神のみぞ知る」…ワケであります。

ビニール盤のレコードとレーザーディスクも多数所有していますが
近頃は、それ等を再生して楽しむ…という事が殆どありません。
CD と DVD も同様に…。書棚を利用して収納していますが、その数も膨大。
中古屋に買い取りさせたくても…「タバコ臭が強いので引き取れません」と断られます。
結局、私が他界した時点で「廃棄処分」になるものと思います。何だかなぁ…。



サテ、 Stereoscopic 3D Archives の実践とは何か? どうすべきか? …であります。
結論から先に言えば USB 3.0 接続の 2TB HDD がコスト・パフォーマンスが良好。

*

Amazon で販売している I-O DATA USB 3.0/2.0接続 家電対応 縦・横置き両対応 外付
ハードディスク 2.0TB HDC-AET2.0K [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] 9,780 円を推奨。
USB 3.0 を装備していない PC でも、既に一般的な USB 2.0 による接続ができます。
動画クリップのキャプチャと再生に適した高速 HDD です。3.0TB もありますが推奨しません。

Stereoscopic 3D Archives のメディアとして Blu-ray Disc(データ用)の活用を考えてはいけません。
Blu-ray Disc に収納した動画クリップは編集作業に適しません。編集する際に HDD にコピーする
必要があります。この作業は時間的にロスが生じます。逆に、HDD から Blu-ray Disc に書き込む際の
処理時間も長大です。動画クリップは HDD に収納したまま保存する…ということが賢明なのです。
Everio MediaBrowser 3D Player と CyberLink MediaShow 6 でのプレビューが即座にできます。





***** 本日はここまで *****


3D 道楽三昧…この一年を振り返って…

2012年12月23日 17時53分23秒 | 立体映像

拙筆のブログ「 The Pleasure Dome 」は 2011 年 8 月 15 日に「 Stereoscopic 3D の撮影と
編集を伝授します」というキャッチフレーズでスタートしました。お蔭様で閲覧数が 78,000 超。
Stereoscopic 3D にご興味のある方が数多くおられる…という実感を得ています。

映画館へ観に行かなくても、家庭で楽しめる Stereoscopic 3D は普及に至っていませんが
Blu-ray 3D や YouTube 3D で パーソナルに楽しんでおられる方は意外にも多いのです。
しかし、Stereoscopic 3D の テレビ番組は少なく楽しむ人は少ないようです。

*

また、Stereoscopic 3D の 撮影と編集を楽しむ人も少ない様に思います。
これは Stereoscopic 3D に限らずビデオ撮影をしても編集して作品に仕上げる…という
人は実に少ないのです。殆どの人は「撮りっ放し」なんですねぇ。

写真の場合は…デジカメで撮影、そしてコンビニでプリント…という人が大半のようです。
ビデオ編集は「写真のアルバム作成」とは全く次元が異なり、少なくてもパソコンの操作に
精通しなければなりません。写真も Adobe Photoshop Elements 11 と
CyberLink PhotoDirector 4 などを活用すると素敵なアルバムを作れますが…。

*

サテ…この一年間に振り返ってみると我が「 3D 道楽三昧」は頂点に達しつつあると
感じています。我がカミさん曰く…「病気だよねぇ」。まさにその通りです。



我が「 3D 道楽三昧」は 2010 年の夏に「シャープ アクオスクアトロン 3D LC-40LV3 」という
40 型の3D テレビを購入してから本格的になりました。当時は、SONY HDR-SR12 を 2 台使用して
Stereoscopic 3D 撮影を試みていました。しかし、編集が実に難しく厄介でした。



シャープ アクオスクアトロン 3D LC-40LV3 は Blu-ray 3D の鑑賞に使用していますが
専用の「アクティブ・シャッター式 3D グラス」が重いので、最近は 3D グラスが軽量な円偏光式の
3D テレビ LG CINEMA 3D TV 32LW5700 を使用しています。 32 型なので迫力に欠けますが
長時間の 3D 視聴で疲労しません。40 型で「アバター」を 3D 視聴すると眩暈(めまい)を起こします。

Blu-ray 3D の再生は シャープ アクオス 3D 対応 ブルーレイディスクレコーダー BD-HDS63 を使用。

CyberLink PowerDVD 12 は Windows 7 64 ビット PC で使用。
HDMI 1.4 規格以上の接続ケーブルを使って LG CINEMA 3D TV 32LW5700 に接続しています。

CyberLink MediaShow 6 は JVC KENWOOD GS-TD1-B と Panasonic LUMIX DMC-3D1-K で
Stereoscopic 3D 撮影した動画のプレビューに欠かせないアプリです。
LG CINEMA 3D TV 32LW5700 で 3D 視聴する場合は下図の設定にします。



Stereoscopic 3D ビデオカメラは 2011 年 6 月に SONY HDR-TD10/S を購入。
しかし、マニュアル設定の機能が不備で使い物にならず。画質と音質の悪さにも失望…。
当時の Vegas Pro 9.0 では SONY HDR-TD10/S のクリップ・ファイルは編集不可。
そんなこんなで、思い悩んだ結果が…Windows 7 の 64 ビット環境にしなければならない
ということでした。それまで活用してきた Windiws XP の 32 ビット PC に
2011 年 8 月に Windows 7 の 64 ビット版を追加インストールして、“マルチブート形式”を試みました。
Vegas Pro 10.0e 64 ビット版が登場… Stereoscopic 3D 編集が漸くできるようになりました。

*

マニュアル設定での Stereoscopic 3D 撮影が行えるということに魅力を感じ
2011 年 11 月に JVC KENWOOD GS-TD1-B を購入。実に高画質で満足しました。
当然ですが… SONY HDR-TD10/S を“買取業社”に引き取って貰いました。

編集は JVC KENWOOD GS-TD1-B に付属のアプリ…Everio MediaBrowser 3D 活用。
11 月に Stereoscopic 3D 編集の機能が強化された Vegas Pro 11.0 にアップグレード。
更に、hp 製の純正 64 ビット Windows 7 カスタム PC を購入してメインにしました。

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JVC KENWOOD GS-TD1-B を使いこなせるようになって今年の 5 月に 1 台追加。
更に…夏…JVC KENWOOD GS-TD1-B を追加。3 台目であります。
コンサートの 3D 収録を本格的に開始。 Vegas Pro 11.0 の廉価版…
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) を購入。その性能に満足しました。
そして、 Vegas Pro 12.0 にアップグレード。機能の完成度が一段と高まり大満足。

*

興味津々であったコンパクトな Stereoscopic 3D ビデオカメラ… Panasonic LUMIX DMC-3D1 を
購入しました。意外にも色調が良好で、「結構使えるなぁ」ということでご愛用。
「露出補正」の機能を活用すると“白トビ”が無い画像が得られたり“逆光”にも対処できます。

*

更に今月の 15 日… JVC KENWOOD GS-TD1-B を追加。4 台目です。

*

巷では Windows 8 が話題になっていますが、拙者は全く無関心…。
キーボードとマウス操作に手馴れている拙者にとっては
タッチパネル操作が何とも陳腐な感じで必要性がないのです。

***** 本日はここまで *****


4 台の JVC KENWOOD GS-TD1-B と Panasonic LUMIX DMC-3D1 でコンサートの 3D 収録

2012年12月18日 08時49分09秒 | 立体映像

2012 年 12 月 16 日…吹奏楽界で超人気の作曲家・福田洋介が率いる
「すぎなみ彩楽ウィンドシンフォニー」が東京・杉並公会堂で第13回定期演奏会を公演…
そのコンサート全編を4 台の JVC KENWOOD GS-TD1-B と
Panasonic LUMIX DMC-3D1 で 3D 収録しました。更にサブのカメラとして
Canon ivis HV30( mini DV Tape HD ) と 120 GB HDD 搭載の SONY HDR-SR12 を
使用、合計 7 台のカメラで熱演を完全収録しました。





Canon ivis HV30 と SONY HDR-SR12 は「 2D 動画」なので
CyberLink MediaShow 6 で「 3D 化(AVCHD サイド バイ サイド(ハーフ)形式)。



Panasonic LUMIX DMC-3D1 の画像は JVC KENWOOD GS-TD1-B の
色調と合致させるために「色補正(セカンダリ) 」を活用しました。



Panasonic LUMIX DMC-3D1 は「露出補正」を“-1 1/3”にセットしました。
サブ・カメラとして充分に活用できる画質・色調です。

***** 本日はここまで *****


サイド バイ サイド形式によるステレオ スコピック 3D の薦め…その弐…

2012年12月15日 15時29分52秒 | 立体映像

Stereoscopic 3D は「左右の目…その両眼の間隔…」に基ずくものです。
2つのレンズを「両眼に見立てたカメラ」が何と 1850 年代に発明され
その「二眼カメラ」で撮影した写真が「立体写真」であります。その形式は
「サイド バイ サイド」なのです。映画は撮影機が大きいので
「鏡を組み合わせた特別な二眼レンズ」を組み合わせて実用化しました。
その上映は「左目用画像」と「右目用画像」に「特殊なフィルター」を掛けて
2台の映写機でスクリーンで合成します。観客は「特殊なフィルター」に
合致させた「メガネ」を装着することによって「立体画像」を楽しめる…という仕組み。

◆ アナグリフ形式 ◆

左右異なる角度から撮影した映像をそれぞれ「赤と青の光で重ねて上映し
左右に赤と青のカラーフィルタの付いたメガネで見る」。技術的に最も簡単で低コスト。


◆ 偏光メガネ形式 ◆

左右の映像に直交する「直線偏光をかけて重ねて上映し
これを偏光フィルタの付いたメガネで見る」。近年は直線偏光の代わりに「円偏光」を
用いたものが 3D テレビと 3D 対応パソコンで実用化された。
円偏光を用いたものは、観察者が顔を傾けても左右映像のクロストークは
小さく維持される。3D 映画の多くが「偏光メガネ方式」を採用している。
「偏光メガネ」は軽く簡素・安価に作られて、多人数ユーザーに対応し易い。

***** サイド バイ サイド(ハーフ)形式での編集と高画質な Blu-ray 3D 仕上げ *****

私が気に入っている JVC KENWOOD GS-TD1-B と Panasonic LUMIX DMC-3D1-K は
「 AVCHD サイド バイ サイド(ハーフ)形式」による 3D 動画撮影です。
JVC KENWOOD GS-TD1-B は「 MPEG4-MVC 形式」の 3D 動画撮影もできます。
しかし、この形式で編集ができるアプリは JVC KENWOOD GS-TD1-B に付属している
「 Everio MediaBrowser 3D 」と市販品の「 CyberLink PowerDirector 11 」のみです。



Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) と Vegas Pro 12.0 (64-bit) での
3D 動画編集を目的とする場合は必ず「 AVCHD サイド バイ サイド(ハーフ)形式」で
3D 動画撮影を行います。私は 2D 動画編集にも対応させるため
「 MPEG4-MVC 形式」で撮影し、「 Everio MediaBrowser 3D 」を活用して
「 AVCHD サイド バイ サイド(ハーフ)形式」に変換したメディア・クリップで
3D 動画編集を行っています。この形式変換は画質劣化が少ないので安心です。



Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) と Vegas Pro 12.0 (64-bit) での
3D 動画編集を「 サイド バイ サイド(ハーフ)形式」で行うと
PC に負担を掛けません。そして、総仕上げを “ Blu-ray 3D ”にすることが可能!



撮影収録時のファイル種類… MP4
撮影時のメディア・クリップ…1920 x 1080  フレームレート… 59.94 fps インターレース
左目画像… 1920 x 1080 右目画像… 1920 x 1080
収録コーデック… H.264 AVC-MVC  JVC KENWOOD GS-TD1-B の独自

Everio MediaBrowser 3D での変換…1920 x 1080 60i フレームレート… 29.970 fps (NTSC)
左目画像… 960 x 1080(水平解像度圧縮) 右目画像… 960 x 1080(水平解像度圧縮)
収録コーデック… AVCHD サイド バイ サイド(ハーフ)形式 インターレース
ファイル種類… MBT( Everio MediaBrowser 3D の独自) → M2TS に書き換え可能

*

撮影時のメディア・クリップ…1920 x 1080 60i フレームレート… 29.970 fps (NTSC)
左目画像… 960 x 1080(水平解像度圧縮) 右目画像… 960 x 1080(水平解像度圧縮)
収録コーデック… AVCHD サイド バイ サイド(ハーフ)形式 インターレース

*

Blu-ray 3D のメディア・クリップ…1920 x 1080 24p フレームレート… 23.976 fps (IVTC フィルム)
左目画像… 1920 x 1080(水平解像度伸張) 右目画像… 1920 x 1080(水平解像度伸張)
仕上げコーディック… Multiview Video Coding ( MVC )

***** 本日はここまで *****



サイド バイ サイド形式によるステレオ スコピック 3D の薦め…

2012年12月13日 16時47分50秒 | 立体映像

早くも…12 月も半ばになりますねぇ。木立は落葉しつつあります。
約一ヶ月間にわたって、JVC KENWOOD GS-TD1-B と
Panasonic LUMIX DMC-3D1-K を手にして…自宅の近辺で
「錦秋の風景」を撮り歩きました。 紅葉で有名な観光地に行かなくても
素晴らしい紅葉を楽しめます。私が住む地域には
京王・井の頭線を挟んで…南に歌で有名になった神田川…北は善福寺川があって
見事な木立が数多くある遊歩道と公園で散策を楽しめます。
春は「満開の桜」、初夏は「紫陽花」が楽しめます。そして晩秋から初冬は「錦秋」が見事です。



長年愛用してきた SONY HDR-SR12 が 不調になり修理代の見積もりが
意外にも高額なので廃棄し、JVC KENWOOD GS-TD1-B を更に追加購入しました。
これで何と 4 台目であります。同一機種を 4 台使用しての 3D 同時撮影は
とても素敵なことです。コンサートの 3D 収録が充実しつつあります。







なお、JVC KENWOOD GS-TD1-B と Panasonic LUMIX DMC-3D1-K で
撮った「錦秋の風景」は近いうちに(苦笑)…YouTube 3D で公開する予定です。



YouTube 3D にアップする 3D コンテンツの画像は「サイド バイ サイド形式」の
「 HD 1920 x 1080 」…音声は「 2ch ステレオ」にすることが肝心。
上図の初期設定で編集を進め、仕上げは YouTube 3D の規格に沿って処理します。



Blu-ray 3D は「映画」の市場から生み出された形式です。
Blu-ray 3Dでは、Multiview Video Coding ( MVC ) と呼ばれる MPEG-4 AVC/H.264を拡張した
コーデックのエンコーディングを採用しており、MPEG-4 MVCにより…左目用と右目用の
2 つのフル HD 動画を用意し、通常の 2D 動画コンテンツに対し…約 50%のデータ容量増で
高画質な 3D 動画を Blu-ray Disc に収録するものです。

Blu-ray 3D は、3D 対応テレビ、3D 対応プレーヤー、HDMI 1.4 規格以上の接続ケーブルを
必要としますが、フル HD の高画質で 3D 動画を家庭で楽しめる Blu-ray Disc の記録方式です。
これは、画面サイズが 40 型を超える 3D 対応のテレビ場合に真価を発揮するものです。

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) と Vegas Pro 12.0 (64-bit) は Blu-ray 3D の
作成が可能ですが、MPEG-4 MVC 形式で 3D 動画撮影ができる JVC KENWOOD GS-TD1-B の
クリップ・ファイルをタイムラインのビデオ トラックに載せても「 2D 動画」になってしまいます。
この場合は「左目用のレンズで撮影した画像」のみになります。

SONY HDR-TD10 と HDR-TD20 は「 AVCHD MVC 形式」で 3D 動画撮影ができます。
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) と Vegas Pro 12.0 (64-bit) のビデオ トラックに載せると
「フル HD 3D 動画」として認識し、即座に編集が行えます。

JVC KENWOOD GS-TD1-B の「 MPEG-4 MVC 」形式のクリップ・ファイルは
CyberLink PowerDirector 11 で「 AVCHD-MVC 形式」に変換できます。
これを Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) または Vegas Pro 12.0 (64-bit) の
ビデオ トラックに載せれば「フル HD の 3D 動画」として扱えます。

しかし、「 AVCHD-MVC 形式」は PC に大きな負担を強いるので円滑な編集が行えません。

***** YouTube 3D にアップする 高画質 3D 動画の編集 *****



JVC KENWOOD GS-TD1-B と Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の
「 AVCHD(サイド バイ サイド)形式」による 3D 動画は
“左右両目用の映像をそれぞれ水平方向に1/2に圧縮したもの”を
横に並べて1つのフレームにして記録、再生時には
“左右を分離、水平方向に2倍に伸長して”
3D 表示させる方式で、BS11 などのテレビ放送と YouTube 3D で採用しています。

「 AVCHD(サイド バイ サイド)形式」は“水平方向の解像度が1/2になってしまう”という
欠点はありますが、再生においては特殊な“ Blu-ray 3D 対応プレーヤー”を必要とせず
通常の BD プレーヤーで再生が可能です。但し、 3D 表示には 3D 対応のテレビまたはパソコンが
必要になります。ディスプレイが 23 ~ 32 型の画面サイズであれば
「サイド バイ サイド形式」でも良質な 3D 動画を楽しめます。

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) は“ YouTube 3D ”にアップできる便利な
機能を装備しているので推奨します。



YouTube 3D は“ 5.1 サラウンド”に対応していません。

***** 本日はここまで *****


Panasonic LUMIX DMC-3D1-K を舞台収録でサブ・カメラとして活用してみる

2012年12月03日 12時42分24秒 | 立体映像

私は外出時に必ず Panasonic LUMIX DMC-3D1-K を携行します。
Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の魅力は「コンパクト」「色調が良好」「露出補正が可能」
そして「自然なステレオ音」であり、「 3D 静止画が綺麗」「 2D 動画が高画質」という
基本性能の良さです。「 3D 動画」は JVC KENWOOD GS-TD1-B と比べれると「うむーっ」と
多少の不満がありますが、最近は見慣れてきたせいか…「これも良しとする」ということに。



12月2日…吹奏楽団の演奏会収録で Panasonic LUMIX DMC-3D1-K を試用してみました。
11月24日のフラダンス公演でも試用しましたが、「露出補正」の設定を行っていなかったので
「白トビ…露出オーバー」で何とも残念な結果になりました。



今回は「露出補正」の設定を活用してのリベンジです。
リハーサル時に本番と同じ照度の照明光で「露出補正」の最適値を模索しました。
結果は「 -1 2/3 」でした。リハーサルは「 3D 」で撮影してみました。
「色補正(セカンダリ)」で JVC KENWOOD GS-TD1-B の色調と合わせ
「ステレオ スコピック 3D 調整」で 立体感の補正を行いました。



本番の演奏では主に客席最前列において「仰ぎ見る構図」で撮影。
手持ち撮影での「手ブレ補正」は優秀です。



上の写真は SONY HDR-SR12 で収録した画像です。

本番の撮影は高画質な「 2D 」で行いました。編集の前に CyberLink MediaShow 6 で
「作成」の「 2D から 3D 動画」で“ 3D 化”することにしました。
頒布の DVD と Blu-ray Disc を「 2D 」で仕上げることが前提であるからです。



「 2D 」は撮影中に“ズーミング”が有効なので、舞台収録のサブ・カメラとして活用できます。
ホワイトバランスが「オート」なので、「色補正(セカンダリ)」で記憶色に近づけて補正する必要がありました。

***** 本日はここまで *****