The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

アナログ・ビデオの画像を高解像度化して USB メモリ に残す…

2015年10月14日 17時48分22秒 | 立体映像



先日、都内に住む中年の人妻さんが…「 VHS のデッキが故障、メーカーのサービスは
修理部品が既に皆無なので、修理不能というのです。大切に保存してきた私達の結婚式や
子供たちの記録を再生できません。何とか楽しめるようにしてください 」 … と
メールで相談してきました。電話番号が書いてありましたので連絡をとって
我が編集室にてお会いしました。ご主人も同席し、幾つかのテープを再生してみました。

若かりし頃のご夫婦がベッドで絡みあって、エッチをしている秘蔵テープがあり
奥さんは 「 やだ恥ずかしいわァ。やめてぇ 」 叫ぶ始末。とにかく、ご夫婦が選んだテープを
PC でキャプチャし、 CyberLink PowerDirector 14 Ultra のアップコンバート機能…
“ ビデオ エンハンスメント ” で画像の高解像度化を施し、 1280 x 720 px のサイズによる
MP4形式に仕上げ、USB メモリに保存してあげました。

近年のテレビは USB 端子を装備しており、ディスクではなく USB メモリ で
動画再生が楽しめるようになりました。また、 microUSB 変換ケーブルを使用すれば
Android 搭載のスマホとタブレットPCで動画再生を楽しめます。



「 これは良いですねぇ。コッソリ楽しめます 」
「 やらしいわねぇ。何見てんのよ!」…と、奥さんはご主人のスマホを
奪い取って…「 なんだ、結婚式のビデオ!」
約半日掛かって、ご夫婦の “ 映像遺産 ” を 8GB の USB メモリ に保存。
もちろん “ 秘蔵ビデオ ” も…喜んで帰っていかれました。ヤレヤレであります。

**** Hi8 で撮影した画像 ( 720x480 ) を 4K 画像化 ****

1992年 に Hi8 で撮影した画像 ( 720x480 ) を CyberLink PowerDirector 14 Ultra の
アップコンバート機能…“ ビデオ エンハンスメント ” を施して 3840 x 2160 ドットピクセルの
4K 画像として MP4 で出力して、その画質向上ぶりをチェックしてみました。



下図は 3D 化した画像…









下図は元画像の画質…



ビデオ エンハンスメントの画質…



近年の PC は i. LINK を装備していないので VHS などアナログ・ビデオは
下記製品を使用することを推奨します。

I-O DATA USB接続ビデオキャプチャー高機能モデル GV-USB2/HQ ¥ 5,254 Amazon

★ 編集機能が充実した HD ビデオ編集ソフト…
「 CyberLink PowerDirector8 for I-O DATA 」 添付
★ iPhone と iPad への持ち出し機能を搭載
★ 高画質なハイビジョンでブルーレイに保存できる 「 HDアップスケーリング 」 対応
★ YouTubeへの直接アップロードに対応
★ ラベル印刷ソフト 「 CyberLink LabelPrint2.5 」 添付

GV-USB2/HQ



添付されているアプリ…「 Light Capture 」を上図のように設定…



上図はキャプチャ中の画面…

**** CyberLink PowerDirector 14 Ultra のビデオ エンハンスメントで画質アップ ****



VHS などアナログ・ビデオは画面の下部に「 スイッチング・ノイズ 」が発生します。



「 修正 」で画像を少し拡大してスイッチング・ノイズを画面外に追い出します。





**** スマホとタブレットでの再生に適したビットレートで保存 ****



CyberLink PowerDirector 14 Ultra の「 出力 」にはスマホとタブレットでの再生に適したビットレートの
保存プロファイルがありません。しかし、新規に自分でプロファイルを作れます。









「 カスタム プロファイル 」として登録しておけます。



***** 本日はここまで *****








SONY FDR-AXP35 を 2 台使う 4K-3D 撮影に手ブレ補正が有効

2015年10月10日 07時56分01秒 | 立体映像





4K ハンディカム SONY FDR-AXP35 の 「 手ブレ補正 」 は
“ 撮像素子を含めた光学系全体の配置・バランスを、空間に浮いているかのように保つ
空間光学手ブレ補正を採用、ブレない安定した映像を実現 ” …とのこと。



「 手ブレ補正 」 を有効にすると、カメラ本体への振動と傾きなどに応じて
レンズがフラフラと漂って動く様子が見られます。果たして、このレンズの動作…
2 台の FDR-AXP35 で撮影する 4K-3D にも有効か…?
実際に試してみました。極端にカメラを振り回すと破綻をきたしますが
歩きながらの移動撮影では破綻なく、安定した立体映像が得られました。



SL D51 が展示されている善福寺川沿いの 「 交通公園 」。





杉並区の大宮八幡宮で撮影した「 十月桜 」。



「 七五三 」… この境内が賑やかになることでしょう。


SONY FDR-AXP35 を 2 台使用して 4K-3D 撮影…その実践…

2015年10月01日 09時16分27秒 | 立体映像



2015年9月30日…秋晴れの爽やかな朝を迎えて
立川の国営昭和記念公園に出掛けてコスモスを 4K-3D 撮影しました。





2 台の SONY FDR-AXP35 を小型のカメラケースに入れて
朝…9時30分の開園に間に合うように出掛けました。
青梅線の西立川で下車、「西立川口サイクルセンター」で自転車を借りて
「みんなの広場…中央…」に行き休憩所のテーブル上で
2 台の SONY FDR-AXP35 をセットしました。三脚は持参しませんでした。



ステレオベースは 95mm にしました。



「 手ブレ補正 」を“切”にして、「 iAUTO 」 にしました。
「 ズーム 」 は “ 最W ”にしました。左目用カメラは液晶パネルを開き
右目用カメラはビューファインダーを引き出して電源オンにします。

撮影スタートしたらマイクに向かって 「 咳払い 」 をします。カチンコ代わりです。
編集の際に、左右 2 つのクリップの時間軸を合致させるための工夫です。









流石…4K! 解像度が高く美しい画像が得られました。



***** 本日はここまで *****