The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

Vegas Movie Studio HD Platinum 11…歪んだ音を和らげる…

2011年08月30日 08時58分54秒 | 立体映像

2011年8月27日と28日の二日間にわたって開催された「高円寺阿波おどり」。
SONY HDR-TD10でStereoscopic 3D撮影に熱中しました。
27日は青梅街道近くの「みなみ演舞場」と「ルック第一演舞場」で撮影。
28日は高円寺駅北口の「ひがし演舞場」と「純情演舞場」で撮影しました。

SONY HDR-TD10は「マイク録音レベル」を“低”に設定しても至近距離(約1m)を
通過する打楽器群の演奏音は歪んでしまいます。カメラから3m以上離れた演奏音は
鑑賞に耐えられる…臨場感タップリの5.1サラウンドです。

Vegas Movie Studio HD Platinum 11とVegas Pro 10.0eは
「歪んだ音を和らげる…スムーズ/エンハンス」というプラグインが装備されています。
その値を…“-2~-5”の範囲で調整し、聴き易い音にできます。



5.1サラウンドの場合は各チャンネルに「スムーズ/エンハンス」を付加します。


映像作家・幻 彩のオフィシャル・ホームページ…
http://members3.jcom.home.ne.jp/the_pleasure/




高円寺阿波おどりをSONY HDR-TD10で3D撮影…

2011年08月28日 03時35分00秒 | 立体映像

2011 8.27土曜日…東京名物「高円寺阿波おどり」をSONY HDR-TD10で撮りました。
節電対策と警備対策の関係で今年は昼間の開催。曇り空であり幸い炎天下ではありませんでした。

私が最も気にしていたのが「録音レベル」です。
5.1サラウンドに設定し、「マイク基準レベル」を“低”にしました。
風は吹いていないので「風音低減」を“切”にしました。“入”にすると太鼓の低音がカットされます。
SONY HDR-TD10は被写体から数メートル離れた沿道で「手持ち」です。大きな「鉦」の打ち鳴らしでは
多少“歪み音”が生じていましたが、全体に臨場感のある5.1サラウンドです。



SONY HDR-TD10はズームでの「3D効果破綻」がないので被写体への“寄り”が適度に行えます。



そして「移動撮影」…SONY HDR-TD10の「手ブレ補正」を“アクティブ”に設定しました。
「連」の踊り手と一緒になって移動し、演舞を撮り続けました。



ステディカム…で撮ったようなブレが少ないスムーズな画像が得られました。
いずれ編集を行ってからYouTubeで披露する予定です。


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5.1サラウンド編集の高音質探究…

2011年08月25日 22時22分16秒 | 立体映像


64bit Windows 7 ProfessionalでStereoscopic 3Dビデオ制作に熱中しています。
前回ご紹介したCreativeのUSBオーディオインターフェース“Sound Blaster X-Fi Surround 5.1Pro”を
使用してみて感じたことは、Vegas Pro 10.0eの編集でオーディオ・トラックを増やすと
Vegas Pro 10.0eのパフォーマンスが悪化するという深刻な状態になりました。
USB 2.0で接続しているためでしょうか?

そこで、PCI Expressの内蔵用「Sound Blaster X-Fi Titanium」を買い求めました。
Amazon.co.jpで10,305円でした。従来使用していたSound Blaster ZS Digital Audioよりは
スペックが一段と向上しており、特にAnalog 7.1ch Outputsの音質が素晴らしいのです。

7.1chのマルチ入力を装備しているAVアンプは減少しつつある現在…価格が15万円もしますが、
Pioneer VSA-LX55またはMarantz SR6006というAVアンプは7.1chのマルチ入力を装備しています。
7.1chのマルチ入力が無い5.1chサラウンド対応のAVアンプを使用している場合は
Sound Blaster X-Fi Titaniumに装備されている「Dolby Digital Live」または
より高音質な5.1サラウンドが楽しめる「DTS Connect」の機能を活用しましょう。

「Dolby Digital Live」と「DTS Connect」をアップデート・インストールをしましょう…

Sound Blaster X-Fi TitaniumはPCに装着してからCreativeのサポートサイトで最新の
ドライバとアプリケーションをダウンロードしてインストールすることが肝心です。

ハイクォリティな音質のサラウンドを満喫するにはスピーカー・システムの音質も重要です。
オーディオ専門店の試聴室に行って、スピーカー・システムの音質を確認することです。
音質の良い5.1chのスピーカー・システムを一式揃えるには、約10~30万円の予算が必要です。

しかし、少ない予算でも

FOSTEXのプロフェッショナル・スタジオモニター PM0.4n(B) (ペア)を2組、PM0.4n(B) 1台に…
アクティブサブウーファー PM-SUBn(GB)を組み合わせればアンプ無しで5.1chサラウンド・モニター
として構築できます。PM0.4nの出力は18W…PM-SUBn(GB)は68Wで、家庭スタジオでは充分です。

PM0.4n(B)のサイズ…144(W)×220(H)×180(D)mm
PM-SUBn(GB)のサイズ…300(W) x 301.2 (H) x 364 (D)mm



PM0.4n(B) (ペア)を2組…16,300円x2 PM0.4n(B) 1台…8,700円 PM-SUBn(GB)…25,200円
トータル…67,500円 (Amazon.co.jp) で5.1chサラウンド・モニター・システムを構築できます。

詳しくは映像作家・幻 彩のオフィシャル・ホームページで…
http://members3.jcom.home.ne.jp/the_pleasure/

5.1chサラウンドの音声編集を行うために…

2011年08月19日 15時23分11秒 | 立体映像

意外に知られていない事として「画像」と「音声」の“ズレ”…というのがあります。
これは編集作業だけでなく、Blu-ray DiscやDVDの再生でも“ズレ”が生じます。

液晶テレビまたは液晶パソコン・ディスプレイの「画像処理」に起因します。
特に、AVアンプにBlu-ray DiscやDVDをHDMIまたは光ケーブルで「デジタル接続」した場合に多いのです。

近年の最新型AVアンプには“ズレ”を補正できる「リップシンク機能」が装備されています。
Blu-ray DiscやDVDの再生で「画像と音声が僅かにズレている」と感じたら「リップシンク」を調整します。

パソコンでの「動画編集」ではどうでしょうか?

私は吹奏楽団の演奏やオペラなどの公演を収録して編集を行うことが多く、殊更…「画像と音声のズレ」に
気配りをしています。まして、5~6台のハイビジョン・カメラで収録した「動画」と高音質なレコーダーで
別途収録した「サラウンドの音声」を正しく揃える必要があります。

現在、編集に使っているパソコンのシステム環境は「64bit Windows 7 Professionalで、ビデオカードは
NVIDIA GeoForce 9800GT 1GBを使用し、LG Electronics M2794SとD2342P-PN(3D)を接続。
音声カードはCreative Technology Ltd. Sound Blaster Audigy 2 ZS Digital Audioを使用しています。
5.1chサラウンド出力は“アナログ”です。
これをYAMAHA DSP-AX630というAVアンプの5.1chサラウンド入力に接続しています。

スピーカーは^米国AR The EDGEを5台…
80Hz以下の低音は30年間も愛用の英国TANNOY Momitor Goldを活用。
低音用のアンプはDENON PMA-890DGを活用。
この5.1chサラウンド・システムは素晴らしい音質なのです。

しかし、もっと手軽に5.1chサラウンド・システムを構築できます。
Creative Technology Ltd. Sound Blaster X-Fi Surround 5.1 Pro(6,200円程度)という
USB接続のオーディオ・デバイスに…
Creative Technology Ltd. Inspire T6160(6,700円程度)というスピーカーを組み合わせれば良いのです。

Creative Technology Ltd. Sound Blaster X-Fi Surround 5.1 Proは
“アナログ”の5.1chサラウンド出力と「Dolby Digital Live」という“光ケーブル出力”があります。
このオーディオ・ユニットは「Dolby Digital 5.1chリアルタイム・エンコーダ」を装備しているのです。
但し、OSはWindws VistaとWindows 7のみに対応で、AVアンプに5.1chサラウンド入力が無い機種なら…
“光ケーブル出力”で5.1chサラウンド出力が得られということですので早速購入しました。

YAMAHA DSP-AX630というAVアンプに接続して「Dolby Digital Liveを有効にする」という設定を行い
Vegas Pro 10.0e「オーディオデバイスの種類」を“Direct Sound Surround Maper”にすると
AVアンプが「Dolby Digital 5.1chである…という表示」が現れました。
しかも、「画像と音声のズレ」についての心配はありませんでした。

USBと光ケーブルだけで5.1chサラウンド出力が得られということが素敵です。
音質は「THX」認可ということだけあって、なかなかのもの。

良質な5.1chスピーカー・システムと5.1chサラウンド対応のAVアンプを揃えると10万円以上になります。
Creative Technology Ltd. Inspire T6160という5.1chスピーカーを組み合わせる方が良いと思います。

サテ、細かい設定など…詳しいことは映像作家・幻 彩のホームページで…。
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■ SONY HDR-TD10で接写を楽しむ ■

2011年08月18日 14時50分08秒 | 立体映像

SONY HDR-TD10は「接写が楽しめない」…という“風評”がありますが、工夫次第で接写が可能です。
中国製の安価(1,200円程度)なクローズアップ・レンズを使っている人もいるようですが…
私は“マルミ光機(http://www.marumi-filter.co.jp)”製の「DHG 3 マクロ」という口径72mmのレンズを
活用しています。Amazon co.jpで3,280円でした。「養生テープ」に黒い「クラフトテープ」を貼って
SONY HDR-TD10の前面に装着しました。接着面は「養生テープ」なので取り外しが楽に行えます。
「DHG 3 マクロ」は携帯する時に使う専用のフィルター・ケースが付属しています。

「DHG 3 マクロ」を装着すると被写体に20cm程度までSONY HDR-TD10を接近させることができます。
草花、お菓子、美術・工芸品、石器・土器等の発掘品、フィギュアなどの立体映像アーカイブに最適です。
SONY HDR-TD10のズーム機能も使えます。また、レンズは口径72mmなので“MANUALダイヤル”が
操作できます。「明るさ調整」と「3D奥行き調整」が行えます。

日中、野外での撮影では“裸眼3Dディスプレイ”での確認に苦慮しますが
私は“黒い布”でカバーを作りました。
昔の写真技師のごとく…「特製黒頭巾」を被ると…“裸眼3Dディスプレイ”が見易くなります。

「3D奥行き調整」はVegas Pro 10.0eまたはVegas Movie Studio HD Platinum 11でも
「ステレオスコピック3D調整」を活用して、見易い立体映像に仕上げることが可能です。

映像作家・幻 彩のオフィシャル・ホームページ…
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Stereoscopic 3Dの撮影と編集を伝授します

2011年08月15日 18時13分24秒 | 立体映像


映像作家・幻 彩がStereoscopic 3Dのビデオ作品を仕上げるための実践的ワークフローを執筆・掲載。

2台の家庭用小型ビデオカメラまたはSONY HDR-TD10で立体映像を撮影する技法と
素敵なStereoscopic 3Dビデオ作品に仕上げるための編集テクニックのあれこれ。
そしてサラウンド音声の収録と編集に興味のある方のために映像作家であり
サラウンドのコーディネータである映像作家・幻 彩が執筆しているブログです。

デジタル・ビデオ・カメラにStereoscopic 3Dの技術が加わり
活気が蘇りつつあるビジュアル・マーケットですが
SONY HDR-TD10で収録した映像と音声を編集するには高性能なパソコンと
MVCフォーマット対応のアプリケーションが必要です。

Sony Creative Software, Inc.のVegas Pro 10.0eと
Vegas Movie Studio HD Platinum 11はSONY HDR-TD10で収録した
Stereoscopic 3Dの動画編集に対応しています。

映像作家・幻 彩はStereoscopic 3Dの撮影と編集の個人指導をお引き受けします。
パソコンでのStereoscopic 3Dビデオ編集は難しいのかなぁ…と
悩んでおられる方にご指導します。 詳しくはメールで御案内します。

the_pleasure@jcom.home.ne.jp

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