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抱きしめる聖者-アマチを知っていますか?-

2005-07-30 | インド文化(ヨーガ・ガンジー・中村天風)
彼女の名前は、「マーター・アムリターナンダマイ」と言います。

通称「アマチ」または「アンマ」。
「アンマ」とは、親しみをこめて「お母さん」の意味なのです。
彼女は、インドの現存するいわゆる聖者の一人です。

アマチの凄さは、日本でも開催されるダルシャン
にあると思います。
ダルシャンとは、聖者が人々を抱きしめる儀式のようなものです。
何千人、何万人の人々をぶっつづけで
飲まず食わず、トイレにも行かず抱きしめるのです。

そんな聖者アマチとは、どんな人なのか?

アンマ(親しみをこめてお母さんと呼ばれる)は、
1953年に南インドのケーララ州にある、
海岸とバックウォーター(入り江)に挟まれた、
貧しい漁村の一家に生まれました。

幼い頃から霊的な資質が強く現れて、
村ではアンマが信仰の歌を魂いっぱいに唄うことや、
博愛の性質を持ち、
めい想の中に長い時間没我してしまうことが、
よく知られていました。
課せられた膨大な家事を持ち切れないほど抱えながら、
家族から受ける仕打ちに心をわずらわせることもなく、
いつでも最愛の神であるクリシュナを想うことに没我
するのでした。
昼も夜もクリシュナを唄い、
踊り、クリシュナを呼び求め、祈り、涙しました。
その渇望は強烈なもので、ちょうど二十歳になる少し前に、
クリシュナが姿を現わすようになり、
この最愛の神との神秘的な合一体験をするようになりました。


青字は、アマチ公式サイトより引用。アマチのくわしい半生はこちら。

アマチの半生の本を私も読みましたが、
幼い頃、その優しさ・慈愛のため自分も貧しい家に
生まれているのに、もっと貧しい人々に
食べ物を与えたり、身体を洗ったりしたんだそうです。
それが、母からはうとましく思われたようで
つらい仕事ばかりさせられたんだとか。
そんな中で、彼女はクリシュナ神を信仰し、
やがて神と一体化するのです。

実は、私の周囲にはアマチに影響され
生きている人が多いのです。
ヨーガの先生もそうですし、姉弟子もそうです。
ですから、自分の人生をかけて奉仕を行って
いるのです。
ある方は、アフリカ援助のためNPOを作ってしまいました。

アマチは、慈善活動にも力を入れていて(アマチの慈善活動)
ガンジー・ キング平和賞受賞(2002年)を受賞しています。

長くなりましたが、アマチの言葉を抜粋でご紹介します。
(本当は、全て読んでもらいたいですね・・・。)

自分自身が悲しみに直面したときには、
私たちはそのことを深く考え、それを受け入れるべきです。
けれども、他人の悲しみを前にしたときには、
その人たちの身になれるように努力して、
その人たちの立場で状況を見て、
その人たちを助けるために何ができるかを
見極めるようにしなさい。
私たちの人生ははかないものです。
(中略)
人間の努力には、常に限界があります。
世界中には第一級の科学者が数多くいるけれど、
彼らさえ津波を予測できませんでした。
それに、もし予測できていたとしても、
津波を防ぐことはできなかったでしょう。
(中略)
いつでも、努力には限度があります。
人生に成就をもたらすのは、恩寵だけです。
こうした状況は、私たちに人間の努力の限界を教え、
受け入れることを教えてくれます。
そのおかげで、私たちは、内的にも外的にも明渡しの
姿勢を培うことができるのです。
(中略)
私たちの手の内にあるのは、現在の瞬間だけです。
その一瞬を最大限に活用しなさい。

アマチのスピーチ。”津波の教え”より引用


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4 コメント

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アマチのスピーチ (未歩)
2005-07-30 16:31:33
その一瞬を最大限に活用しなさい・・・・

と言う言葉は、いつも、うめももさんが言ってみえる

「いまを大切に」ということですね。



その人たちの立場に立って考え、

行動することの大切さを思いました。

ともすると、自分だけの狭い価値判断になりがちなので、

よく頭に入れて置きたい言葉です。

ありがとうございました。
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未歩さん、そうですよね・・・。 (うめもも)
2005-07-30 18:19:39
私は、アマチの存在はヨーガの先生によって

知りました。

先生達が何人かでインドを旅していた時に、

偶然、聖者の一行と出会ったのだそうです。



それが、”抱きしめる聖者アマチ”でした。



聖者の力は、通常の人間が電柱1本だったら

発電所に匹敵するほど

パワーがあるのだそうです。

(叡智や行動ですね。)

実際、アマチに影響をうけた人々が何人もいますからすごいと思います。



彼女は、愛の聖者(バクティヨーガの大家)

なんですね。

本当に、見習いたい教えばかりです。

返信する
いつもいろいろと教えていただいて (scops)
2005-07-31 18:02:25
ありがとうございます。



アマチのスピーチ、読ませていただきました。

私は最後の部分の”神は私たち全員の中に種子の形で存在しているのです。それを芽生えさせるのは、思いやりという水なのです。その種を芽生えさせることができるのは、思いやりという水だけです。あなた自身の本当の自己は思いやりによって目覚めるのです。”が印象に残りました。



心掛けたい言葉です。

なかなか実践できませんが、前にもおっしゃっていたように、こう思うことの小さな積み重ねが大事なんだと、焦らずにやろうと思います。
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scopsさん、種子って・・・。 (うめもも)
2005-08-01 10:19:24
いい表現ですよね~。



鈴木重子さんの歌う『ROSE』の歌詞を

思い出します。(最後の所・・・。)



”あなたのいる暗闇があまりに孤独で

行く道は遠く、

選ばれた強い人たちだけのために

愛はあるのかと思えるとき、

きっと思い出して

冬のさなか、深い雪の下に

眠っている種が、

春になれば、日の光を浴びて必ず

ばらの花を咲かせることを”



scopsさんとのご縁は鈴木重子さんから

でしたよね・・・?(笑)

とても嬉しいです。



今、心の中に良き思いを描くだけでもきっと

種子に思いやりの水をやっているんだと

思います。(ずっと継続できなくても、少しづつ

できるようになる事ができますよね・・・。)

scopsさんのおっしゃるように、小さな積み重ねが

大切なんですね・・・。



こちらこそ、ありがとうございました!





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