先日、ある先生の講演を拝聴した。
講演1時間の後に、ラウンドテーブル ディスカッションを設けている
ユニークな会
そこで、ぶっちゃけ何でも聞ける会。
厚労省ともつながりのある方のようで、
新型イン○ルエンザ パンデミックになったとき
優先順位を決める会議上での話とか、
なかなか面白い裏話が聞けたように思います。
タミフルを世界の7割近く使っているこの日本の話とか
迅速キット⇒タミフルって方式が
あまりにも一般化しすぎているこの日本の問題点。
世界中捜してもありません。
今もし新型が登場したとき、一番の犠牲者は小児科医でしょう。
確かに迅速キットでは新型であろうが、今までの型であろうが、
A型と判定が出ます。それで普通にタミフル処方して。。。
実際はその後なーんにも起こらないかも知れません。
しかしそれはタミフルがふんだんにあればの事。
新型が世界中で拡がりだしたとき、日本人は今までのように
タミフルが使えない状況になるでしょう。
だからこそ国内でしっかり製造しなければならないのでは?
それだけ、贅沢な医療に日本人が慣れすぎてしまったから。。。
Franceでは通常のインフルにタミフルは出さないことにしたそうです。
それから学校保健法の見直しの話もでました。
解熱後2日を経過すれば登校は可能である。。。っていうのは
タミフル以前の話。タミフルで解熱が早くなっても、ウイルス排泄は
まだまだ持続しています。。結局ウイルスを排泄しながら会社や学校に皆が行く
そして、また他の方に移してしまうわけで、一体何をしてるか分かりません。
個人防衛としてはいいですが、全体の感染症の広がりからすれば
せいぜいタミフル飲み終わる5日くらいまでは、学校も仕事も休んでもらいたいわけです。
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