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東アジアの平和へ

2024年07月08日 16時28分44秒 | 一言
日本共産党の「提言」対話
上海復旦大学 緒方副委員長が学術交流



(写真)上海復旦大学で行われた交流会で党の提言を掲げて報告する緒方氏(左から5人目)=6月20日、上海(小林拓也撮影)


 日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者は、6月下旬、中国・上海の復旦大学日本研究センターの招きで中国を訪問しました。

 緒方氏は6月20日、上海での同センター主催の学術交流会で、「日中関係及び東アジアの平和と発展」と題して基調報告を行いました。交流会には復旦大学はじめ上海の著名な専門家20人以上が参加しました。

日中間の懸案解決のために
 緒方氏は報告で、今年4月に志位和夫議長が発表した「東アジアの平和構築への提言」を紹介し、外交による平和構築に徹すること、特定の国を排除するブロック的対応ではなく、全ての国を包摂する論理を貫くこと、平和のために意見の違いを超えて広く共同することを強調しました。さらに、日中両国関係の前向きの打開のための党の提案を紹介しました(別項)。

 また、尖閣諸島問題についての「提言」の立場を紹介し、2014年の日中両政府間の合意にもとづいて、「対話と協議」による冷静な外交交渉によって解決すべきだと表明しました。台湾問題については、平和的解決を求める「提言」の立場を紹介。第2次世界大戦終結後80年となる来年をどう迎えるのかなど歴史問題について述べました。

 参加者からは、尖閣問題や台湾問題については、中国側の立場について詳細な説明がありました。同時に、異なる意見があってもそれを含めて対話することが大事だとの感想が出されました。「東アジアの平和構築への提言」については、全体として肯定的な評価が語られました。

 また、日本は東アジアの秩序をどうしようとしているのか、日本国憲法9条と日本の軍拡の関係、世論はどう見ているのか、日本の政局などを巡って質疑応答があり、活発な議論になりました。

意見の違いを踏まえて理解
 最後に、交流を通じて、考え方や認識には共通点があることがわかった、議論になった課題についてはさらに議論を進めていきたいと討論のまとめが行われました。

 緒方氏は続いて、復旦大学の陳志敏副学長と懇談。陳氏は、同大学には政党研究部門があり、今後も日本共産党と学術研究などで交流していきたいと、緒方氏の来訪を歓迎しました。緒方氏は「意見に違いがあるのは自然であり、それをわきまえて対話し、互いに理解を深めることができた」と、招待に感謝を述べました。

 緒方氏は上海滞在中、上海国際問題研究院の陳東暁院長、上海東亜研究所の王海良所長と懇談し、東アジアの平和構築その他の課題について意見交換しました。(上海=小林拓也)


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