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「どのような声もありがたく受けとめている」?

2024年05月20日 16時51分17秒 | 一言
 あのときも、おとなの対応だとかばう声がありました。自民党の麻生副総裁から自身の容姿をやゆされながら「どのような声もありがたく受けとめている」と受け流した上川外相に。
 こんどは当の本人が問題発言をしました。18日、静岡知事選の応援演説に集まった女性らに支持をよびかけ「一歩を踏み出したこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と。
 比ゆだとしても、女性の出産と結びつけたのは明らか。さらに続けて「きょうは男性もいらっしゃいますが、うみの苦しみは本当にすごい」とも。それをただす批判に対し言葉狩りのレッテルを貼るほうがおかしくはないか。
 わざわざ「私たち女性」を主語にして、そうしないのは女性ではないという言い方を。これでは、女性は子どもをうむのが当然だととられてもしかたがありません。本人も翌日に発言を撤回しました。
 もとより結婚や出産は個人の自由。子をもちたくても、もてない人たちもいます。個々の選択や苦悩に少しでも思いを寄せれば、こうした言葉にはならなかったはずです。政治家として、少子化対策や女性の社会参画にかかわってきた閣僚として、あまりにも自身や周りの偏見に無自覚ではないか。
 背景には戦前の家父長制や男尊女卑の家族の姿を「美しい国」と美化する自民党政治があります。「女性パワーで未来を変える」というのが真意だと弁明した上川氏。それを妨げているのがみずからの言動であり、属する政党だということがわからないのか。


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