永田トマトを食べる

永田野菜を食べた人々は、そのおいしさにびっくりするそうです。
「梨のように甘い玉ネギ」
「水に沈むトマト」
「生でかじれるナス」
それが本当なのだとしたら、ちょっとすごい。
で、いろいろな人が「それは本当です」と断言している。
そうなるとあとの課題は、
「自分はその野菜のすごさがわかるのか？」ということです。
わたしの舌は、そうした本物の味がわかるのか？
もしわからないんだったら、永田野菜はわたしにとって豚に真珠……。

べつに豚が真珠持ってたっていいんですが、
とにかくりょくけんさんから野菜を買ってみることにしました。
味の違いがわかりやすいかも、と考えて、ミディトマトを注文。
同時にスーパー普通売りトマトと、有機無農薬のトマトを購入。
さっそく試食です。

ぐはっ、こ、これはうまい！うますぎる！永田トマトはやはり、おいしいです。
厳密に言えば、ミディと普通トマトですので、本来の味、食感に
差があるのは、当然といえば当然です。
そのへんは差し引いて考えなくてはなりませんが、
とにかくおいしいので、どうしようもありません。

普通トマトたちは、食べている間だけ、トマトな気持ち。
永田トマトは、食べ終わった後も、口の中にじわーんと味が
残っていて、次を食べたくなるのです。
普通トマトはちょっと水っぽい感じがして、残り香がない。
永田トマトを食べたときの気分は、日本の名水を現地で飲んだときの
気分とよく似ていました。

でも永田トマト（ミディ）は、皮がすごく固かった。
ぶどうの皮みたいに、ペッと出してしまったものもありました。
これは品種によるものか時期によるものか、もともとそうなのか、
よくわかりませんでした。
ちょっと高かったけど、また食べたいなー。