わたって、書いていますが「ボクシングデー」とは、一体何ぞや? と
思われている方もいらっしゃることでしょう。
実は、私たちもなんだかわからないけど、バーゲンの日・・という理解で
した。
きっと、クリスマスが終わった後の「初売り」みたいな物だろうと・・・
それなのに何故、地下鉄は50%しか動いていないし、休んでいるお店も
沢山あるのでしょう?
調べてみると、「クリスマスの翌日に、教会で集まった寄付の箱(BOX)
を開け、貧しい人々に配った日」と書かれていました。
また、「使用人を使っている主人は、クリスマス中も働いてくれたお礼に
箱(BOX)に入れたプレゼントを送り、1日遅れのクリスクス
として、休暇を与え彼らの家族とともに過ごさせた」と言う事もかかれて
いました。
このようなことが、いつしか26日は箱に入れたプレゼントを交換しあう
日となり、それがバーゲンセールに発展していったと言う事のようです。
そして26日もクリスマスの延長のようになり、公共の業務も、基本はお休み
になったのですね。
ただ、完全に停止してしまうと、バーゲンにも行けなくなってしまうので
そういうところだけは、営業しているのでしょうか。
ボクシングデーとは、箱ボックスBOXが由来となった言葉なのですね。
ちなみに、英語では「Boxing Day」と書かれていました。
と、いう事で地下鉄の営業は50%。
とくに、どの地下鉄も街から東へは行かず、環状に回っている路線でさえ
St.Pancras駅と西側のHammersmith駅を終点とした往復
運転。
普段なら、4~5分おきに来る車両も一度逃すと20~30分も電車が来ない
という事になっていました。
昼間にバッキンガム宮殿を見た後、雨が降ってきたので動いている地下鉄を
なんとか組み合わせて、ロンドンにあるとても大きなショッピングモール
Westfieldへと行ってみました。
このショッピングモールはUSA、オーストラリア、ニュージーランドにも
あり、イギリスでは5箇所に点在しているとても大きなモールです。
事前にインターネットで、営業しているか調べておいたので、間違いなく
営業していることは分かっていたのですが、ここへの到着は、かなり大変
でした。
なんといっても、地下鉄を乗りつなぐと、やっぱり一旦St.Pancras駅
迄、戻る必要があり、やっと来た地下鉄にはぎゅうぎゅう詰めで乗車する
といった感じ。
スリ被害にあわないよう、身に着けているバッグは要注意。
モールは、とても広くなにがどこで売られているかまったく分かりま
せん。
とにかくあちらこちら、歩き回ってみますが・・・
この、人だかり。
気の利いた、雑貨などを探したいのですがとても大変。
とりあえず、モールの反対側迄出てみたところ、テラス式のレストラン
が、沢山ありました。
そして、イルミネーション。
モールの中を再び歩いて抜けていると、Whittardという、紅茶
ショップを発見。
一般的な紅茶の他、沢山のフレーバーティーや、バナナ味のココア等、
面白いティストが勢ぞろい。
楽しいので、ここでいろいろなティストのティーを購入。
そのまま駅へと向かい、ショッピングモールを後にしました。
さて、ホテルへと戻ってホテルのレストランでの夕食です。
レストランは、The Gilbert Scott Restaurant。
本当は、外のレストランでいろいろと食べてみたかったのですが、
26日までは営業しているレストランも少ないという事だったので
ホテルで予約しておきました。
あとで、分かったことてすが25日は本当にどこも営業していませんが
26日になると、営業しているレストランも結構あるので、ブラブラ
しながら、飛び込んでみるのもいいかも知れません。
5星ホテルのレストランなので、高級感たっぷり。
ドレスコードはカジュアルとなっていましたが、トレーナーやフリースの
シャツではちょっと・・・という事で、少し気取った服装で。
最初は、生牡蠣。
ヨーロッパでは、日本のように大きなサイズの牡蠣というのはとても
珍しく、みな小ぶりなのですが味が濃くてとっても美味しいのです。
そして、Dorset Crabという、カニ身のパテ。
カニの味が、とても濃厚で美味しいのですが、実はこれ一口でも食べら
れるほど、小っちゃいのです。
さすがに、高級なレストラン。がっつりと食べたい人には、ちょっと
物足りないかも・・・・。
そして、メインはFillet of Hakeという魚料理。
どうやら、タラの身のようです。
カリフラワーとカレーを練って作ったピューレと食べます。
付け合わせに、トッピングされたカシューナッツとザクロの身が時々
カリッカリッと食感にアクセントを添えてくれます。
そして、もう一つはFlank Steak。
黒胡椒のソースで食べます。
これも、お肉一切れを一口で食べられますが、アッと言う間に無くなって
しまうので、ちょっとずつ食べます。
それにしても、イギリス料理はマズイ・・・と、良く耳にしますが
食べてみると味はしっかりしていて、マズイとは、思いませんでした。
もっと、ほかのレストランでいろいろ食べてみれば、そういうマズイ料理
に出会うこともあるでしょうけれど、個人的にはイギリスの料理も
結構いけるではありませんか。
デザートは、Banana bread and butter puddine。
チョコレートゼリーとRum味のアイスクリームが絶妙。
Banana Breadはとてもジューシィな出来上がりでした。
レストランを出ると、そこには美しい階段が・・・
と・・・実はこの後、お腹が足りなかったので、ホテルのバーへ行って、最後の
ロンドンを満喫しておりました。
次の日は、またパリへと戻り、一泊していよいよモロッコへ帰国です。
なんだか、ロンドンはクリスマスということで、あまりあちこち行けません
でしたが、これはこれでゆったりと過ごせて良い思い出になりました。
今度またゆっくりと訪れてみたいと思いました。
では。
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