地中海の見える生活

年越しは、マルベーリャで

1月も半ば近くになり、お正月気分も抜けたところではありますが
クリスマス~年末の旅行記後半を、綴っていきたいと思います。

前半は、ワインにどっぷり浸かりたいという私の願いで、イタリアの
トスカーナ地方のワイナリー”Il Borro”で過ごしましたが
後半は、陽気なスペインで年越しのカウントダウンを味わいたいという
妻の願いにより、フェリーでスペインへと渡る事になりました。


出発は、12月30日。
イタリアから戻ったのは28日。 
当初29日は1日中自宅でのんびりして、翌日の30日にスペインへ
出発する予定だったのですが、29日はロストバゲージの受取りに
奔走したため、疲れが取れないままの出発となりました。

モロッコ発、朝10時30分のフェリーを目指して港に向かいます。


それにしても、11月には大雨や強風が続き、雨季に相当する12月~
1月にかけて、どうなってしまうのだろう・・と、思っていたのですが
このところ、良いお天気が続いています。

出発の日も、風は強めながらタンジェは快晴。


フェリーが出航して間もなく・・・
強風が影響したため波が高く、フェリーの中はまともに歩くことが
出来ない程の揺れ。

係員の人が、ビニール袋を用意すると、そこにはビニール袋を欲する
乗客がわんさかと押し寄せます・・・お~っとこれ以上は書けません。

私たちの周りは、360°地獄絵図の状態でした。

私と妻はスクーバダイビングで、もっとすごい揺れを経験している為か
ビニール袋のお世話にならずに済みました。


タリファでは、パスポートコントロールゲートの移設工事が行われて
いて、従来のゲートの手前に新しいゲートが出来ていました。

従来よりも、パスポートコントロールがスムーズになるといいですね。


スペイン側に渡っておよそ1時間で、マルベーリャ新市街の
アパートメントホテル「コーラル・ビーチ」へ到着。

マルベーリャで、このアパートメントホテルの利用は、6回目。
私たちの一番のお気に入りの宿です。
事務所のお姉さんも私たちの事を覚えていて、チェックインの
手続きは、超簡単。


チェックインを済ませて、駐車場へ車を移動させ、部屋へと向かい
ます。


リビングルーム。

部屋によって、異なる家具が置いてあるので、どんなリビングルームかは
行ってみないと分かりません。
今回は、白を基調としたリビングルーム。テーブルが「全面鏡」なので
部屋が、広く感じます。


キッチンには、コーヒーメーカーや電子レンジ、オーブンや食洗機等
一通りの調理器具が揃っているので、楽しい「お家バル」も可能です。

大きな冷凍冷蔵庫が装備されているので、モロッコへ持ち帰る食材を
買ってストックしておくのにも便利です。
トレモリーノスの中華食材店で買った冷凍食品を保管して、チェックアウト
直前にクーラーボックスに移し替えモロッコへ持ち帰ると、アパートへ
到着するまで溶けることなく運べます。

尚キッチンには洗濯機もありますが、乾燥機能はありません。
お洗濯する場合は、天日干しでの乾燥となります。


メインのベッドルーム。
このアパートメントホテルは、最低2ベッドルームの部屋になって
いますので、4人くらいの家族でなら問題なく宿泊できます。

更に、もっと大人数の為に3ベッドルームの部屋もあります。


広いバルコニーは、このアパートメントホテルの魅力の一つに
なっています。
全室、バルコニーからは地中海が望めます。


天気の良い日のバルコニーでは、食事もさらに楽しいものに
なる事間違いなし。


この日の午後は、のんびりとバルコニーから地中海の景色を眺め
夕方まで寛いでいました。


夜になって、プエルト・バヌスの街へ夕食へ出かけます。


通りは、クリスマスから新年にかけてのイルミネーションが照らされ
て、とても綺麗。
でも、この時期は人通りが少なくて、意外に寂しいです。


港近くのシーフードレストランを目指してきたのですが、なんと
その場所は、高級ブティックになっていました。

近くには、ちょっとしたグリルレストランやカクテルバーはあり
ますが、お気に入りのシーフードレストランが無くなったのは
残念。

気分を変えて、近くで混雑していたバルに行ってみたのですが、満席
との事だったので、他の店を探すことにしました。

裏通りを歩いてみるも、この時期は閉店しているレストランが多く
夏の時期の賑わいが、ウソの様です。


港を離れて、街の方までやってきたとき割に賑わっているレストラン
を発見。

「LA TABERNA DEL PINTXO」というレストラン
です。


結構歩いたので、喉を潤すビールとワイン。
ドリンクを飲みながら、食事のメニューをもらいオーダー。

「食事ですか? バルですか?」と聞かれたので、「食事」と告げて
料理をオーダーして、待っていると・・・


テーブル席を、店員さんがトレーに入った一口サイズの食べ物を持って
回っていました。
お客さんはそのトレーに入った数種類の料理の中から好きなものを取って
つまむシステムのようです。

見ていると、一口ステーキのようなものや、魚の料理等色々な料理が
運ばれてきて、他のテーブルに座っている人たちは、ほとんどのグループ
が、このバルメニューをつまみながら、楽しそうに飲んでいます。


まだオーダーした食事が出てこなかったので、私たちのテーブル
にも、店員さんがバルメニューを運んできました。

トレーの上には、パンの上に乗った一口サイズのコロッケとスパニッシュ
オムレツがありました。
断る事もできるのですが、美味しそうなので両方頂いてみます。
本当に、一口でぱくっといける料理で、これを食べながら少しずつ
お腹を満たしていくのも楽しそう。

「食事ですか? バルですか?」・・・と聞かれたのには、こんな楽しい
選択肢があったのですね。


そうこうしているうちに、私たちのオーダーした食事が運ばれて
きました。

こちらは、バルメニューと違って、一品ごとのサイズが大きく
ボリュームがあります。
まずは、アボカドのサラダ。


この後も、次々と料理が運ばれてきます。
こちらは、BBQスペアリブ。
お肉がとても柔らかく、ボリューム満点。


さらに、イカのフリット。
もう、これは食べきれる量ではありません。


私たちのテーブルには、山盛りの料理が3皿、どっかんと置かれて
いますが、周りのお客さんのテーブルの上はとてもスマートで、ワインの
グラスと、小皿の上にはチョコンと一口サイズの食べ物が置かれており、
基本はバルメニューから選び、食事のメニューは追加で、一品か
2品オーダーするという人が殆どでした。


お腹がパンパンになり、清算を済ませて、店を出るときに店の前に
立てかけられた看板を見ると一口サイズのバルメニューが、書かれて
いました。

「DEL PINTXO」と言う名前・・・櫛に刺した一口サイズの
食べ物の事をピンチョ(Pincho)と言いますが、この店の名前は
まさしくPINTXO(ピンチョ)。
この店の売りは、このバルスタイルだったのですね。
今度また来る機会があったら、もう一度この店に来て、バルメニューでの
食事を堪能したいと思います。

さて、翌日の12月31日は大晦日。
2014年も残すところ、あと1日です。
どんな、大晦日になったのでしょう・・・次回へと続きます。
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