地中海の見える生活

モロッコへ帰るも・・・久々の!?

イタリア滞在最終日の12月28日です。
フライトは、午後4時なので時間たっぷり。

午前中は、フィレンツェの大聖堂を見てからホテルをチェックアウト
することにしました。


大聖堂の壁は、まるで絵画の様。
正式な名称は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。
通称、花の大聖堂とも呼ばれます。

この外装は白大理石を基調として、緑やピンクの大理石によって
装飾されているのだそうです。

ドームの頂上まで行けるのですが、こちらは入場できるのが午後から
との事でした。
午後だと飛行機に間に合わなくなるので、ドーム制覇は諦めることに。


大聖堂の傍らにそびえるジョットの鐘楼。
こちらは、午前中から上ることが出来るということで、覚悟を決めて
上ってみることにしました。


すれ違うのが困難なほど狭い階段。
上る人と降りる人が、背中と背中をこするようにしながらすれ違い
ます。

鐘楼の回りをグルグルと回りながら階段を上っていくと・・・
息が・・あがってきた。

途中、何箇所か広いエリアがあるので、そこで休みながら更に上り
ます・・・良く考えたら、鐘楼の回りをグルグル回りながら上って
いるわけだから、中心部は空洞になっているはず・・・そこに、
「エレベーター作ってくんないかなぁ・・・」

頂上に登るまでの階段は414段あるそうです。


何度も休憩しながらたどり着いた天辺の展望台。
高さは約85mとのことでした。
フィレンツェの街が一望出来、遠くの山には雪が積もっていました。

汗をかきながら上ってきたので、空気がひんやりと心地いい。


大聖堂のドームの天辺が良く見えます。
こちらは、高さ107mあるとの事でした。
ある意味、大聖堂のドームしか上れなかった場合は、この景色を
見ることが出来なかったので、有名な光景を堪能できる鐘楼側に
上ることが出来てよかった。

あのドームで、映画の「冷静と情熱の間」のクライマックスシーン
の「彼女の30歳の誕生日にここで会おう」が撮影されたのですね。


ホテルに戻ってから、屋上のカフェへ行ってみました。
カフェは営業していなかったのですが、大聖堂がとても美しく見える
場所でした。

その後、荷物をまとめてホテルをチェックアウト。


時間が、まだたっぷりあるので、スーパーマーケットに行って美味し
そうなイタリア食材があったら買って帰ることにしました。
車なので、郊外の駐車場付きのスーパーマーケットがいいなぁ・・・
という事で、「世界いってみたらほんとはこんなとこだった」に出て来た
フィレンツェのスーパーマーケットに行ってみました。


テレビでもやっていた「イタリアのスーパーは棚すべてがパスタの
コーナーになっている。」と言う内容。
いやいや、本当に驚きました・・・本当に棚すべてがパスタなのです。

イタリアの人達・・・どんだけ、パスタを食べるんだ?
このパスタ・・・何日くらいで、一巡するんでしょうね。


その後、空港のレンタカーオフィスでレンタカーを返却。
この車が、今回お世話になったフィアットパンダ。

小さい車なので、高速道路では、スピードが出なくて怖かった。
ちなみに、イタリアの高速道路は制限速度130km/hでした。


レンタカーオフィスからは、シャトルバスで空港へ移動します。
スーパーマーケットは、想像以上に空港に近かったので、かなり早く
到着してしまいました。

そこで、チェックインを済ませてゲートへ移動。


時間があったので、最後にもう一度ピザが食べたい・・・と空港内の
フードコートへ。
こういうところで食べるピザは、きっと冷めていてあまり美味しくないの
かも知れないなぁ・・・と、カウンターを見ていたら目の前のピザ窯
から、焼き立てのピザが出てきたので、迷わず焼き立てを購入。

これが、焼き立てなのでメチャクチャに熱い!!

溶けたチーズが唇に貼り付く・・・悲鳴を挙げながらチーズを剥がす
・・・唇をビールで冷やして又食べる・・・又チーズが貼り付く・・・
目に涙を浮かべながら食べました。

熱さもご馳走、おかげで本当に美味しかった。


パリでトランジットして、モロッコへと戻るのですが・・・
フィレンツェでは、悪天候の影響で出発が1時間近く遅れるという
大ハプニング。

トランジットは、元々1時間50分程度しか無いのにこんなに遅れたら
ラバト行きの便に乗れなくなってしまう・・・と、フィレンツェからの
便で乗務員さんに話して、座席を前の方へ移動させてもらい着陸と同時に
パリの空港内をダッシュ!!

広いシャルル・ド・ゴール空港内を走りながら、何とかラバト行きの便
には、間に合いましたが預け荷物がちゃんとついてくるかが心配です。

なので、モロッコ行きの便に乗る前にもカウンターで荷物がちゃんと
届くかを確認。係の人が・・・
「バッグ2個を預かっていますね。大丈夫ですよ・・」

とまで言ってくれたので、ラバトに到着後、安心してターンテーブル前で
待つ私たち。
バッグの中にはイタリアで買った食材も入っているので、とても楽しみ
です。

と、ところが、私のバッグは出てきたのですが妻のバッグが出てきません。
周りにいた人達が一人減り・・二人減り・・とうとう残り5人位になった時
ターンテーブルは停止してしまいました。

「これ・・・ロストバゲージだよね・・・」
と、言いながら目の前がクラクラ~っとしてきました。
なんと、妻のバッグには生ものを入れていたのです。

パリのシャルル・ド・ゴール空港では、バゲージのロストは有名な話で
すが、今回のように確認したにも関わらず、ロストしてしまうとは。

既に、他の4~5人の人たちはバゲージクレームの窓口で、ロストの
手続きを始めています。

2013年9月に仕事の関係でルーマニアに出張した際にロストバゲージ
して以来、久々のロストバゲージ。

我が家としては、シャルル・ド・ゴール空港のトランジットで通算3度目の
ロストバゲージです。

半ば、手慣れてしまった私はテンポよく他の皆さんの後に続いてロストの
手続きを済ませます。
係りの人は「明日の昼過ぎの便で到着します」ときっぱり。
連絡先を伝えて、一旦タンジェへと戻ります。

空港を出て、ラバト出発は午後11時近く。
タンジェに着いた時は、既に夜中の1時を回っていました。

タンジェに住んでいて、一番嫌なのがこのロストバゲージ。
ラバトから、タンジェへフライトしている便が無いので、タンジェ
へは荷物を届けてくれないから、次の日にもう一度自分で引き取りに
行かなくてはならないのです。

しかも、約束通りに届くかどうかは「運次第」みたいなところも
あって、気が抜けません。

気になる方は、2013年9月のロストバゲージの様子を私のブログ
で紹介しているので、ご覧ください。

その時の記事はここをクリックするとご覧頂けます。


指定された時間はラバト空港着が昼過ぎの便で、荷物が到着したら私の
携帯に連絡するという事でした。

が、到着して連絡を受けてからラバトへ行ったのでは、たとえ昼過ぎの便
で到着しても、それからラバトへ3時間、荷物を受け取るのに1時間、帰り
で3時間・・・なんてことになるのでは、何時にタンジェに帰ってこられるか
分からない。

そして、この便に積まれていなければ、次は午後9時半の便。
それから連絡を受けたのではさらに遅くなってしまう・・・

ここは、一か八かの賭けで、昼過ぎの便で到着すると信じてラバトへ
行くっきゃあるまい。

と、いう事で連絡を待たずして午後便の到着時間に合わせてタンジェ
を出発。


空港へは午後1時過ぎに到着。

空港で、係員と掛け合っていると、私たちと同じ便に乗っていて
同じくバゲージをロストしたモロッコ人のお兄さんもいました。

顔を覚えていたので、共にロストバゲージした親近感をおぼえ、声を
かけると、SMSで荷物が届いたという知らせが入ったので、取りに
来たとの事。

そこで、自分も携帯を見たらSMSに荷物到着のお知らせが
入っていました。


そして無事に荷物を受け取ることが出来ました。
空港前で、バッグとの記念撮影!!

ラバトの空港を出発する前に、「生ものは大丈夫か?」とバッグを
開けたところ・・・生ものは問題無かったのですが、なんとイタリア
で購入したカップ麺のカップが壊れて、スープの粉やバラバラになった
麺が、バッグの中で大変な事になっていました。

泣く泣くラバトの駐車場でバッグの中身を全部取り出して、粉を
落としたり、バッグをひっくり返してウェットティッシュで拭いたり・・

12月29日は、後半の旅行に備えて、アパートでゆっくりするつもり
だったのですが、結局一日掛かりの大騒動になってしまいました。

それでも、何とかタンジェに戻った後、後半の旅行に備えての荷造りを
して、旅行後半へ突入です。。

今度は妻の希望により、スペインのマルベーリャで新年を迎える
ことに・・・

では、旅行記後半をお楽しみに。
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