伊豆の寺田歯科

趣味(船釣など)と仕事の独り言

喘息の講演聴いてきました

2006年02月26日 | 歯科医療
保険医協会の「気管支喘息の症状に基づく重症度評価と治療」
講師 静岡医療センター呼吸器内科野村浩一先生の話を聞いてきました。
歯医者がこの話聞いて何になるの?ってな感じでしたが
当然、歯科医師は私だけ、ちょっと場違いかな?と思いつつも
内容は難解なものでもなく、私でも理解できました。
まあ、知識はいくらあってもいいものです。
私なりに学んだことをピックアップすると
○喘息は糖尿病や高血圧症同様管理する、管理できる疾患であるということ
ー>管理のしかた・・・・歯周病に応用できるかも
○喘息死、年間3000人以上の方がなくなっているということ、地域差があって、意外なことにこの地域で言えば、南伊豆が死亡率が高い・・・
ー>私の古い知識では、四日市喘息やヂィーゼル車の排ガスなど大気汚染が原因の喘息であるが、病院論もだいぶ変わってきたようで、空気がきれいな地域の死亡率の高さ・・・
医療水準と関係があることを示唆していたようです。
○喘息は、アトピーやアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患と認識されてるようです。
ー>アレルギー性鼻炎をはじめとする気道の問題は、口腔に最後のとばっちりとして「口呼吸」という問題を引き起こします。矯正治療上この問題をなかなか解決できずに四苦八苦しているのが現状です。
どうも、アレルギー性鼻炎とも関係があるようです。
ちなみに、m3.com より
「今回の調査では、ぜんそくの子どもの半分近くが、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎を併発し、日常生活に支障が出ていることも浮き彫りになった。
 秋山センター長は「小児ぜんそくは全国的に増加傾向にあり、今後の調査で実態把握や地域差の原因解明が必要だ」と話している。」
○何より驚いたこと、私が大学を卒業したころの知識などまったく使い物にはならず、90年代の治療法もすでに過去のもの、そして2000年代なってからの
この吸入ステロイド喘息治療、まさに日進月歩であることに驚きました。
○500Mスピードスケートの清水宏保選手が喘息だということには驚きました。
(ドーピング検査大丈夫なの?)
もうすぐに製薬会社の清水選手を使ったTV CMがオンエアさせるようなので
○この薬を毎日使用することで、喘息発作を止めるのではなく、発作を出さないようにコントロールできるそうです、
ーー>喘息発作に対応する救急の負担も軽減するし、何をいわんや薬がたくさん出れば製薬会社はもうかりまっせ!
こういう、いい話は歯科界にはなかなか見出せません!

製薬会社がバックについたときの懇親会はグッドです。
はじめて行った、沼津東急ホテル、さすがに沼津港が近いだけのことがあってバイキングなかなかおいしかったです。マル