横浜の弁護士(元社会保険労務士)寺岡幸吉のブログ

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修習の成績

2009年02月15日 | Weblog
修習の成績通知がやっと来た。
 実務修習の成績は,意外な科目が優で意外な科目が可だったりした。  二回試験については,民裁と刑裁が可。これについては後で書く。いちばん危ないと思っていた民弁は良だった。民弁はどう書くべきか非常に迷って,書き始めるのも遅かったし,書き始めてからも一旦書いたものを破棄して書き直したりして,「これでいいのかな。」という気持ちが最後まで消えず,非常に気持ちが悪い科目だった。

さて,民裁について。
 私はいわゆるkg解除組なので,この成績は仕方がないと思っている。2ちゃんねるではkg解除は即死だとさんざん書かれていたが,私は,即死要因には絶対ならないと試験直後から思っていた。確かに,kgで解除を書いてしまうと大ブロックを落とすことになるので痛いことは痛い。しかし,大ブロックを落としても,要件事実の説明などがそれなりに書けていればまあまあの評価になることは,即日起案での自分やクラスメートの成績などから推測できていた。

次に刑裁について。
 今回の二回試験に落ちた人のブログなどでは,車と現金の近接所持について触れられていることが最低条件だというようなことが書かれている。しかし,私は車の近接所持(犯行直前及び犯行直後)については丁寧に書いたつもりだが,現金については全く触れなかった。というより,車について書くのが精一杯で,現金について書く時間的余裕がなかった。 試験直後,刑裁は時間が余ったという人が多かったが,これは私には全く信じられなかった。私は,車について書いた後で,時間に余裕があれば現金についても触れようと思っていたのだが,結局,現金について触れる余裕がなかったからだ。 もっとも,犯行直前と犯行直後の犯行供用物件(車)の所持で犯人性は十分認定できると考えていたことも,現金について書かなかった理由の一つではある。この点は甘かったのかも知れないが,現金について全く書かなくても落ちなかった者がいることは,62期以降の人にも知っておいてもらってもいいのではないかと思う。

ところで,A班とB班の成績の差について。
 謝恩会である教官にさりげなく聞いたところ,A班(集合修習→選択修習→二回試験というパターン)よりB班(選択修習→集合修習→二回試験というパターン)の方が若干良かったようなことをおっしゃっていた。しかし,62期の人は今から別の班に移ることはできないし,また両班ともプラスになる点もマイナスになる点もあるのだから,マイナスになる点をどうカバーし,プラスになる点をどう活かすかを考えるべきだろう。  

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