ダンダリン 終わりましたね。

ダンダリン、終わってしまいましたね。毎回、コメントしたいと思う箇所がありながら、十分なコメントができませんでした。

正月休みに入るまではちょっと無理そうなのですが、正月休みに入ったら、気になった点について書いてみたいと思っています。

一つだけ、最終回でダンダリンが言っていた「是正勧告」について。是正勧告は、監督官が臨検などで労働基準案製法や労働安全衛生法違反などを発見した場合に、その違反を是正することを求める行政指導です。行政処分ではないので、それに是正勧告に従わないことをもって行政罰などを受けることはありません。
ただ、是正勧告の元になった法律違反にについては、刑事罰が規定されていることが多いです。もっとも、既に何度か書いているように、実際には、労基法や労安法違反で刑事事件の手続がとられるのは、よほど悪質な場合です。

というわけで、多くの場合、労働事件の解決には裁判所を利用した手続が必要となります。この場合、ご自分で訴訟や労働審判の手続をとることもできますが、専門的な知識と経験が必要ですので、労働法に詳しい弁護士に依頼することをお勧めします。社労士については以前も書きましたが、訴訟代理人になることは法律上できませんし、労働審判の代理人になることも、少なくとも現状では無理なようです。


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