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蕎麦:こね鉢

2008-11-30 23:54:07 | 日記・エッセイ・コラム
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脱穀した蕎麦は、ほぼ乾燥したので大まかに茎や葉は取り除いたが、次の工程になかなか取り掛かれない。
蕎麦をこねるのは、まだ先になりそうであるが“こね鉢”が手に入った。というより近所の方から拝借することになった。拝借したこね鉢の底には、“若狭屋”という屋号?が3箇所に彫られており、拝借した方の御婆さんのモノであったらしい。1本の大きな木から作られており、大そう立派な“こね鉢”である。歴史を感じる“こね鉢”…どのくらいの蕎麦粉?がこねられたのだろうか。

木工品の木地は、時間とともにひび割れが起こるものもある。拝借した“こね鉢”も幅は1ミリ以下ではあるが、長いひび割れが入っている。快く貸してくださった“こね鉢”、木の粉と生漆を混ぜ、それをひびの隙間に埋め込む作業を繰り返し、その後、内面と外面も漆を塗り、修繕することにした。かなりの時間がかかりそうである。

あ~、早く“蕎麦”を食べたい。  《瑠素番虫》
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2008-11-23 00:06:16 | 日記・エッセイ・コラム
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過日、TVを見ていると単独無寄航、孤独な航海で世界一周を成功させた海洋冒険家の堀江謙一さんが出ていた。何の番組だったかのかはわからないが、レポーターが堀江さんに「航海では孤独ですが、大丈夫でしたか~?」という質問をすると、堀江さんは「海では独りだけど、社会と繋がっているから大丈夫です!」と答えられた。

人は人との繋がり、社会との繋がりなしでは、生きていけない。物理的孤独な環境は独りではなく、精神的孤独が“ひとりぼっち”なのであると思う。“生きること”は、いろいろな旅することだろうか…

久しぶりに学生時代の友人と会った。其々の旅は、人生の折り返し地点に来た。 学生時代に“チューリップ”の『心の旅』を聴いていた頃が懐かしい。  《瑠素番虫》
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《京都国立近代美術館、茂庵へ…三人の口、胃袋は休む暇がない》
















蕎麦畑:脱穀編

2008-11-18 22:31:31 | 日記・エッセイ・コラム
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1950年代後半の家庭電化製品の“三種の神器”といえば、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫。絶え間ない技術の進歩と発展により、現在の“三種の…”といえば、食器洗い乾燥機、IHクッキングヒーター、生ゴミ処理機とされている。

さて、農機具の“三種の神器”といえば……耕運機、田植え機、脱穀機か~???あれっ、草刈機は~?
その三種の一つ?といえる“脱穀機”を村の爺から拝借し、蕎麦の脱穀作業に取り掛かる。“脱穀し隊”の皆様に、ご協力を頂き、生まれて初めての脱穀体験を行なう。
片足を地に着け、もう片方の足は、足踏みミシンの板を踏む感覚で板を動かし、鉄で出来た逆U字型の突起物がついたドラム部分を回転させ、それに蕎麦の束を当て脱穀をする。蕎麦の束が鉄部分に当たる時に出る音が、チロチロチロ~、キュロキュロキュロ~~~いい音色であった。
徐々に蕎麦暖簾もなくなり、日が暮れた中で作業が続く。90?のバケツ2杯程の収穫!!(蕎麦の実+蕎麦の葉等付であるが)
次のステージは、しっかり乾燥させる事である。口に出来るのは、いつになる事やら…

ご協力頂きました皆様、どうもありがとうございました。  《瑠素番虫》

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《最下段写真(番外編):マッチ/滝町昌寛氏 作》