京都の北野天満宮の近くで制作されている“hashi工房”の石橋秀泰、まきご夫妻の展示会が大阪・枚方市のカフェにて開催されています。
秀泰氏は日頃から“鉄”を主とした素材で彫刻に取り組まれている。今回も“物語”を感じる作品を制作されていた。開らかれた本のような?楽譜のような?ものから、芽が伸びた彫刻は、明るい未来を感じるモチーフであるのだが、錆びた?橙褐色の鉄素材で表現されたのが、彼らしく感じた。
まきさんは、“陶土・磁土”にてカップ、鉢、花器等を制作され、新しい時代にあった器が並んでいた。器は、生活の一部、料理の一部であると感じる。
“静かに語りかけるモノ”をテーマにものづくりをされているお二人…。
大阪・枚方市は、江戸時代には淀川の港町として栄えた商人の町、宿場町であった“枚方宿”の地。三十石船に乗って枚方宿にやってくる客に酒肴を茶碗で売る「くらわんか舟」が名物であった。
そんな歴史の名残がある街並みに位置するカフェ・ギャラリー『Repos de midi(ルボ・デ・ミディ)』にてお二人の作品が展示されている。是非是非お出かけください。
耳を澄ませば「餅くらわんか~、酒くらわんか~」と、何処からともなく聞こえてくるような街並み…
カフェの自家製“梅ジュース”が清涼感もあり、と~っても美味しかったです。暑い夏の日にはオススメです! 《瑠素番虫》
『m+d+hs 展』 2008年8月2日(土)まで (最終日は在廊されてます)
会場 Repos de midi(ルボ・デ・ミディ)
573-0057 枚方市堤町10-12(京阪電鉄・枚方公園下車、徒歩5分位)
TEL 072-843-1525
時間 11:00~18:00