病棟転換型居住系施設について考える会

世界に誇る日本の精神病院の病床数と長期入院者の問題とは…。削減した病床を病院敷地内の居住系施設に転換する問題とは…。

厚生労働省 「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策の今後の方向性」とりまとめ 公表

2014-07-16 10:32:12 | 厚生労働省動静
 7月1日の「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会」最終回において、21時までの意見を反映した、とりあえずの「とりまとめ【3.部分を抜粋】」の修正案と、厚生労働省事務局から示された「修正の基本的考え方」という4項目の文章に対し、21時30分から閉会の22時までに出された意見と、「て・に・を・は」や、他の部署との兼ね合いも調整の上、文章の修正を最終的に座長と事務局で行い、最終的な「とりまとめ」文章を構成員に個別に確認をとった上で、最終版とすることとなり、検討会は閉会となっていました。

 その後、7月7日に、厚生労働省事務局より構成員に対して、座長と厚生労働省事務局が最終修正を行った「とりまとめ」(案)が送られ、7月9日17時を期限として、問題等があれば期日までに連絡を求められた模様です。

 最終修正「とりまとめ」(案)に対し、7月8日夕刻に修正要請を提出した構成員に対しては、7月12日に厚生労働省から回答が出されていることが確認されています。
 構成員の最終意見がどれくらい織り込まれたのでしょうか。

 構成員25人が、座長と厚生労働省事務局が最終修正を行った「とりまとめ」(案)に対し、どのような意見を個別に出したのか、非常に興味のあるところです。

 こうした流れの末、昨日、2014年7月14日、厚生労働省は、同省のホームページで「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策の今後の方向性」とりまとめを公表しましたので、以下のURLのリンクの通りご案内いたします。

「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策の今後の方向性」とりまとめについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000051136.html


 今後、7月1日の検討会で配布された「とりまとめ」(案)と、7月7日に構成員に配布された「座長と厚生労働省事務局がまとめた『とりまとめ』(案)、と7月14日に最終的に公表された「とりまとめ」を比較し、検証をすることが求められています。

 因みに、「とりまとめ」が公表された日の翌日である本日2014年7月15日に至っても、なお「検討会」の議事録は公表されておりません。

 厚生労働省も人手が足りず、仕事が溜まっているのが原因なのでしょうか。

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