病棟転換型居住系施設について考える会

世界に誇る日本の精神病院の病床数と長期入院者の問題とは…。削減した病床を病院敷地内の居住系施設に転換する問題とは…。

11.13病棟転換型居住系施設について考える院内集会part2

2014-10-20 22:38:26 | 行動
STOP! 病棟転換型居住系施設
生活をするのは普通の場所がいい

病棟転換型居住系施設について考える院内集会part 2

【日時】
2014年11月13日(木)
正午~午後2時
(受付:午前11時30分より参議院議員会館1階ロビーにて)

【会場】
参議院議員会館101会議室

【集合場所及び入館方法】
参議院議員会館1階ロビー
午前11:30より参加申込者に通行証をお渡しします。

【参加申込方法】
入場者数に制限がございますので、必ず事前に次のメール・アドレス宛に参加申込を行ってください。
申込先E-mail address: hasegawat@ks.kyorin-u.ac.jp
(長谷川利夫 宛)

【予定プログラム】
○ はじめに「精神医療―世界の水準、日本の現実」 山本眞理(全国「精神病」者集団)
○ 基調報告「精神科病棟転換型居住系施設の問題の本質はどこにあるのか」 長谷川利夫(杏林大学教授)
○ 全国に広がる反対運動の取り組み ~全国各地からの報告~
○ 「精神科病棟転換型居住系施設」を容認した厚労省検討会の理不尽 ~最後まで反対を訴えた委員から~

【メッセージ】
 精神科病院の中に「退院」させようというおかしさ―そのあまりの理不尽さに対し、6月26日に日比谷野音で開かれた緊急集会には、障害当事者をはじめとする3,200人が集まりました。

 それでもなぜか、精神科病棟を住まいと言い換えるための施策を強行しようとする厚生労働省。来年度概算要求においても病棟転換型居住系施設の設置を進めることが計画されています。

 病院に留め置かれ続ける精神障害のある人たち、病院の新たな収入源と目されている認知症の人たち…。

 住まいは普通の場所に! 障害者・高齢者を狙う「収容ビジネス」にSTOP!!

●ご存知ですか
・世界の5分の1の精神科病床が日本にあることを!
(世界の精神科病床は185万床,そのうち日本の精神科病床は35万床)
・先進諸国の精神科在院日数は20日前後,日本では1年以上の長期入院者が20万人以上!
・少ない医療従事者の配置.医師の配置基準は一般医療の3分の1
・すでに、精神科病院に入院している認知症の人は5万3千人にものぼり、さらに増え続けています!

●ぜひ、ご参加ください!
 作りすぎた精神科病棟(病床)を住まいや福祉施設に転換する動きが止まりません。それは「社会的入院」の解決ではないばかりか、「社会的入所」の促進そのものです。
 増税された消費税で904億円の基金(新たな財政支援制度)が設けられ、その対象事業の中の「病床の機能分化・連携―精神科長期療養患者の地域移行」を謳いつつ、医療機関の病床転換の費用が想定されています。
 さらに、来年度の概算要求においては、「長期入院精神障害者」の名目にした病棟転換型居住系施設の設置を進めることを含む新たな事業の実施が図られようとしています。
 本集会では、精神科病棟転換型居住系施設のどこに問題があるのかを明らかにするとともに、全国各地に広がる反対運動の報告、そして、障害があって高齢になっても、当たり前に地域の中で暮らし続けていけるために必要とされる制度、施策のあるべき姿を考えていきます。