ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧太田町横沢・長信田を往く-2③

2023年11月10日 | 旧太田町を往く

<「佐幣神」付近の「県道11号」>

●歩いた日:2023年10月8日(日)

●歩いた所

 ・国見(横 沢):桜後、川端、大釣木、新橋、小釣木、砂溜、佐幣神

 ・斉内(長信田):橇目、大久保、下堤、狐塚、鶴ヶ窪

●歩いたログ(足跡)(道のり6.1km)


 (以上の地図:国土地理院)

 (📸006から西に進み)「県道11号」に突き当たったところで左に折れ、県道を少し南に進む。

📸007:「佐幣神」付近の「県道11号」

 「県道11号」を北に望んだ写真で、奥から来たところ。

 左端に「国見簡易郵便局」の看板が立ち、その奥の建物が住宅を兼ねた局舎のようだ。ログ地図を見ると、郵便局のほか、この近くには学校もあり、この辺りが「国見」の中心部なのだろう。

 ところで、その中心部の地名は「佐幣神(サヘイジン)」である。「地名への・・・」を開くと、「上堰の鎮守を塞三柱神社(ログ地図の中央下端に記されている神社)ということからこの地名になったという。サヘイジンの呼び名は明治以降で、それまではサエノカミと呼んでいたようだ」とある。なお、ここから北に少し行ったところは「桜佐幣神」で、そこは下堰が通っていた。

 ここから県道を引き返し、道右手に停めてある車のすぐ奥を右に折れて、東に少し進む。

(「佐幣神」の住宅団地入口付近)

 ログ地図を見るとわかるように、この道奥の左手(北側)に住宅が建ち並んでいる。農村部には珍しい住宅団地である。

 道左手に、道に接するように高い建物が見える。時計台である。そこが住宅団地への入口で、そこに立つ案内板(高い電柱の左脇)まで進む。

(「佐幣神」の住宅団地の案内板)

 案内板には「市営住宅さくら団地」とある。農村部は今、空き家が非常に多くなっており、住宅団地が作られることはないが、かつては、結婚後に親との同居を望まない後継者の流出を防ぎ、地元定着を進めるために、市町村営の住宅団地が作られたことがあった。この団地もそうした団地だと思われる。

 赤い現在地のすぐ右手に、「時の塔」と記されている。前掲写真の時計台である。

 案内板に描かれている各住宅を見ると特徴的な形になっている。横長の建物の中央に二本の縦線が引かれている。その実際の姿は・・・?。まずは二階建て住宅。

(団地の住宅-二階建て)

 二階建ての建屋が二棟つながっている。一見、二世代住宅に見えるが、そうではなく、二戸の住宅をつなげているようだ。この後の平屋の住宅でわかることだが、中央の平屋の部分には裏側への通り抜け通路があり、その通路の両側にそれぞれの家の玄関が作られている。

 次に平屋の住宅を見ると・・・。

(団地の住宅-平屋)

 平屋にも真ん中に通路が作られている。ただし、南から眺めたこの平屋建て住宅の玄関は反対の北側に作られている。平屋も一棟で二戸となっているようだ。

 なかなか面白い造りの住宅だが、なぜこのような形にしたのだろうか。建設費の低減や冬期の寒さ対策のためだろうか・・・?。

 ところで、我が家も平屋である。我が家の玄関屋根は張り出した下屋風の屋根、玄関両側が手すりを付けた濡れ縁となっているが、外観は写真の住宅とそっくりである。建てて間もない頃は、「高齢者施設ですか」とよく聞かれたものだ。もっとも、私たち夫婦がだいぶ年取ってから建てた住宅で、二階建てにしてもまもなく階段を上がれなくなってしまうかもしれない、と思って平屋にした次第。

(④に続く)


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