ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧太田町長信田を往く-5⑥

2024年04月02日 | 旧太田町を往く

<「段ノ腰」の墓地の石碑と鹿島様>

●歩いた日:2024年2月6日(土)

●歩いた所

 ・斉 内:樋口、高野、越後屋敷、鴨首、川原、上斉内、段ノ腰、宝竜、諏訪田、壱本柳

 ・小神成:北野

●歩いたログ(足跡)(道のり5.6km)


 

(以上の地図:国土地理院地図に加筆)

 (📸011地点の)県道の西側が共同墓地で、県道際に石碑が立ち並ぶ。

📸011:「段ノ腰」の墓地の石碑と鹿島様

 右側の黒っぽい石碑は庚申塚などであると思われるが、左端の屋根をかけられた石碑には「塞三柱大神」と刻まれている。

 以前、「旧太田町国見」の「佐幣神」を歩いた時(「旧太田町横沢・長信田を往く-2」)、かつての「上堰」、今の「仙北平野一号幹線用水路」の脇にも「塞三柱大神」と刻まれた石碑が、屋根をかけて大切に保存されているのを見た。ここでも農業用水の守り神として「塞三柱大神」が大切にされているようだ。

 さらに屋根の下には、一見怖そうで、少し愛嬌もある「道祖神・鹿島様」の面が架けられている。「旧中仙町清水」や「旧太田町国見」を歩いた時にあちこちで見かけたが、「斉内」では初めて出会った。

 県道を少し引き返し、右折して西へしばらく進むと、車を停めたところから北に延びる道に出る。車を目指して左折して南に向かう。

 歩いていると「クヮッ、クヮッ」という白鳥の鳴き声が聞こえる。

(「段ノ腰」の田んぼにて)

 鳴き声のする方に目を向けると、十数羽の白鳥が、それぞれ思い思いの動きを見せている。水の流れる水路にいるのは、餌を探しているのだろう。農道を、いかにも散歩しているようにしているものや、田んぼで休んでいるものもいる。心休まる風景である。

 さらに南に進む。十字路で東を望む。

📸012:「段ノ腰」、「壱本柳」の風景

 📸009の延長線上の道なので、道奥正面に「大甲」が位置する。

 写る家々は、道左(北側)が「段ノ腰」、右(南側)が「壱本柳」である。

 同じ場所から、少し北寄りに目を向ける。

📸012:「段ノ腰」の風景

 右奥の白い山は、前掲写真にも写る「白岩岳」。

 田んぼ中にぽつんと木立が茂るところは「墓地」のようだ。田んぼが拓かれ区画整理されても、移転することなく昔の場所にそのまま残されているのだろう。S23年の航空写真でも確認できるだろうか。

 その右奥に、石碑や「鹿島様」があった共同墓地が見える。

 さらに南に進み、「県道259号」のすぐ手前に停めてある車に戻る。

(⑦に続く)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★旧太田町長信田を往く-5⑤ | トップ | ★旧太田町長信田を往く-5⑦(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旧太田町を往く」カテゴリの最新記事