ミラクルなる日々 とジンセイプロ

ミラクルひかる'08.1.23CDデビュー!!『Miracle.①/ミラクルワン』絶賛発売中です。

2008年の 時々映画。

2008-12-28 10:44:16 | 映画
映画館 計20本
1月=
ワーナー大宮 魍魎の匣

2月=  
ワーナー大宮 アース
ワーナー大宮 チャプター27

3月=
MOVIX マイブレーベリーナイツ

4月=
ワーナー大宮 クローバーフィールド

5月=
ワーナー大宮 紀元前1万年
MOVIX アフタースクール

6月=
MOVIX ナルニア国物語2
MOVIX 神様のパズル
MOVIX三郷 ザ・マジックアワー

7月=
ワーナー大宮 インディージョーンズ4

8月=
MOVIX 崖の上のポニョ
ワーナー大宮 ダークナイト
ワーナー大宮 クローンズウォー(SW)

9月=
MOVIX 20世紀少年
ワーナー デトロイトメタルシティ

10月=
ワーナー ガリレオ 容疑者Xの献身
MOVIX パコと魔法の絵本
ワーナー ウォンテッド

11月= 0本

12月=
ワーナー レッドクリフ PART1

DVD鑑賞 80本+α
1月= 2本
ぱっちぎ2
黄色い涙
7本借りてるが 不明

2月= 2本
アース
チャプター27
5本借りてるが 不明

3月= 2本
舞妓Haaaannn
ソウテンの剣
3本借りてるが 不明

4月= 14本
ベオウルフ
しゃべれどもしゃべれども
アヒルと鴨のコインロッカー
ファンタスティックフォー 2
となりまち戦争
プレステージ
unknow
ウィッカーマン
図鑑に載ってない虫
憑 神
ボラット
隠し砦の三悪人 (黒沢明版)
アポカリプト
プロジェクト・グリズリー

5月= 7本
サンキュー・スモーキング
生きる
スキヤキウェスアン ジャンゴ
サンシャイン2057
サッドバケイション
マンホール
大日本人

6月= 5本
天国と地獄
夕凪の街 桜の国
鉄板英雄伝説
インベーション
もがりの森

7月= 7本
愚弄(GROW)
パーフェクトストレンジャー
ローグアサシン
ソウ4
タイニーラブ
ONCE/ダブリンの街角で
バタフライエフェクト2
3本借りてるが 不明

8月= 8本
スウィニートッド/フリート街の悪魔
犯人に告ぐ 
鉄板英雄伝説
転々
てれすこ
クワェルットルームへようこそ
未来予想図/アイシテルノサイン
ゼロ時間の謎

9月= 7本
スケルトンライダー
俺たちフィギヤスケーター
うに煎餅
潜水服は蝶の夢を見る
グッドシェパード
クローズZERO
L チェンジザワールド

10月= 9本
陰日向に咲く
ナンバー23
自虐の詩
エヴァーアフター
明日への遺言
ワルボロ
歓喜の歌
夜の上海
ネガティブハッピーチェーンソーエッジ

11月= 12本
ノーカントリー 
アメリカンギャングスター
カンナさん大成功です
魔法にかけられて
燃えよ!ピンポン
28週後
再会の街
恋する惑星
ヒットラーの偽札
パンズ・ラビリンス
団塊ボーイズ
結婚しようよ

12月= 5本
バンテージポイント 
ダージリン急行 
リボルバー
全然大丈夫
他人のセックスを笑うな



今年観た映画本数 計100本+α(DVDで10本くらい)

「ザ・マジックアワー」

2008-06-21 14:16:35 | 映画
三谷幸喜監督
佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行、戸田恵子、寺島進、綾瀬はるか他

THE・佐藤浩市ショーの始まり始まりィ~~~
パフパフ ドンドンドンドン

いやぁ~ 笑った~ もう腹を抱えて笑ったなぁ~
三谷作品最高傑作の宣伝文句も決して嘘ではないね。

先ず設定自体が有りえない。今時街を牛耳るギャングってw
でも、三谷作品だからこそ許せる世界。
映画大好きな三谷監督のギャング映画へのオマージュ・愛が感じられますそして、ほんとこの方喜劇人なんだなぁと・・・

ストーリーはネットで調べてもらうとして
とにかく、佐藤浩市の怪演ぶりにひたすら酔わせて頂きました。
本来とっても上手い役者さんですが、今回の役どころは売れないアクション系出身のベテラン俳優。実に大根なのである
ホントにこんな役者いたら、そりゃ売れないw
TVCMで有名な「猟奇的な表情」は 実は・・・・・
もう たまりません。あの辺りからもう三谷ワールドにドップリはまってしまいますね。

更に脇を固める役者達が これまた良い味を出してます。
特に寺島進と伊吹吾朗
街を牛耳るボス天塩(テシオ):西田敏行の腹心黒川を演じるのが寺島進
ほんと色んな映画に出演されてますが、こういう役はピッタリだね。
いつも眉間に皺をよせ強面の男、人を信用しない男、しかし漢気ある侠(オトコ)
その黒川がみせるデラ富樫との友情(?)と勘違いっぷりにクスクス
テシオの女(マリ:深津絵里)に手を出し生命の危機に晒されるクラブ赤い靴の支配人備後(ビンゴ):妻夫木聡の為に労を惜しまず何でもやっちゃう従業員鹿間隆を演じるのが伊吹吾朗(実は密かにビンゴに恋心を抱く娘・鹿間夏子:綾瀬はるかの為にだったりする)その活躍っぷりに拍手w

だけどもだっけっど♪(小島よしお風味)
やっぱりこの映画は「ザ・佐藤浩市アワー」なのです。
キャリアだけは長くスタジオのスタッフ達には信頼厚い三流役者村田大樹:佐藤浩市。いつも俺にしか出来ない役をとってこいとマネージャー:小日向文世に文句ばかり、やっと廻ってきた一世一代の主役は「伝説の殺し屋:デラ富樫」台詞はオールアドリブ(そんなアリエナイw)
当に『貴方の演技は完璧でした』Byビンゴ

もう あとは
『俺に逢いたければ映画館に来な』By村田大樹
の台詞とおり 映画館に足を運んでくださいましリンg

観て損なしです。(完全保障付)

☆5個

お薦めの映画@「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

2008-03-25 06:32:59 | 映画
道を渡る事はそれほど難しいことではない

マイ・ブルーベリー・ナイツ
ウォン・カーウァイ監督
ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ、ディビッツ・ストラーザンド

まさにウォン・カーウァイの映画です。
映像と音楽、ガラス越しのカメラワークとスローモーション。原色
赤や青のネオン、時々差し込まれるブルベリーパイのアップ画像
「恋する惑星」や「花様年華」で魅せた映像美は健在でした、共にアジアを舞台に東洋人が演じる恋模様だったけど、本作はアメリカを舞台に西洋人の恋を描いている。けど、やぱりウォン・カーウァイワールドだ

物語はエリザベス(ノラ・ジョーンズ)が訪れたカフォから始まる。彼女はカフェのオーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)に自分の彼が店に時々来ているのかを訊ねる。そこで別の女性の存在をしり、彼の部屋の鍵をジェレミーに預けて去る。店には預けられたままの沢山の鍵が有った
後日閉店間際に鍵を受け取りに来たのか確認のためにカフェを訪れるエリザベス。そこで口にしたのは誰にも食べられるコトのないまま捨てられようとするブルーベリーパイだった。
 
ノラ・ジョーンズがガチンコで女優してます。凄く良いです
「恋する惑星」では香港の歌手「フェイ・ウォン」を女優として起用
今回もまたグラミー賞歌手のノラを女優として起用。女は皆女優なんだね
ジュード・ロウがカッコイイです。こんなカフェオーナーが居たら女の子通っちゃうよな

ある日、自分を変えるべく旅に出るエリザベス。
その先で出会う人々に「ナタリー・ポートマン」「レイチェル・ワイズ」「ディビッツ・ストラーザンド」とアカデミークラスの配役
特にナタリーが良かった。
最近キーナ・ナイトレイの方が出演作品が多くて目立っているけど、ナタリーも綺麗だなぁ。いつまでも少女のイメージが有ったけど(レオンからSWシリーズのパドメ)すっかり大人の女に成ったんだね。

映画は所詮作り物で都合よく出来てるけど、やっぱり何処か人生のリアルな感情を切り取っているから、観ていて心に突き刺さるんだよね
何故かナタリーと別れるシーンで泣きました。泣かせる場面ではないけど

ちょっと映画生活に戻ってみよかな って思ってしまう作品でした

お薦めの映画 X’MAS前だから見ておきたい「LOVE ACTUALLY」

2007-12-21 16:10:27 | 映画
LOVE ACTUALLY
完璧な恋愛映画 観終わって ハッピーな気分になれる事請け合い。 出来すぎの感はあるけどたまには ハッピーエンド満開もいいんじゃないかな。

出演者が凄い
『スターウォーズEPⅠ』でクワイ・ガン・ジン役のリーアムニーソン。
『ハリーポッター』でスネイプ先生役のアランリックマン
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでエリザベス役のキーラ・ナイトレイ
『パイレーツ~デッドマンズチェスト』のデイヴィ・ジョーンズ役のビル・ナイ
『ハリーポッター/アズカバンの囚人』で占いの先生役のエマ・トンプソン
『ブリジット・ジョーンズの日記』の恋人役のコリン・ファース
『チョコレート』のビリー・ボブ・ソーントン
『Mr.ビーン』ローワン・アトキンソン
言わずと知れた ヒューグランドその他 モロモロ

9つの LOVE STORY が描かれていますが、観ていてイヤーな気持ちになる事は マッタク有りません。
特に少年の初恋のエンディング、空港のシーンは 映画的ですが 応援したくなります。

恋に障害はつき物、誰しもが其々の事情を抱えながらそれでも人を好きになる。
恋愛を始める為にほんの少しの勇気と努力は必要。だけど、その先にあるモノ手に入れるモノはきっと素敵なプレゼントなんだろうね

観終わったらキットあなたも恋したくなるはず

映画のオープニングで流れるメッセージが 素敵なので 書いておきます。
「世の中のことがイヤになってくると空港の到着ゲートのことを考える・・・ 多くの人たちが、我々の住む世の中は憎しみと貪欲に満ちていると信じ始めているが・・・わたしはそうは思わない 
わたしは LOVEは到るところにあると思う”LOVE ACTUALLY”」

お薦めの映画 @邦画「折り梅」 考えさせられる

2007-12-13 22:33:15 | 映画
折り梅

松井久子第2作監督作 原田美枝子、吉行和子他

老人介護、痴呆を扱った作品。独り暮らしをしていた母親を引き取った3男(トミーズ雅)。同居間もなくして姑の痴呆が始まる。痴呆を家族に抱えることの苦悩、大変さが実にリアルに描かれており観ていて痛々しいほどに。でも、ある時を堺にして嫁(原田美枝子)の心に変化が・・・
涙ボロボロ出ました。前半は大変さが描かれ続け、後半からはもう感動というか激しく泣きます。決して痴呆を暗く悲しいコトとして描こうとしてはいません。痴呆と向き合って正しく理解して行く事で生き生きと暮らせるんだと勇気付けられます。
兎に角、原田美枝子と吉行和子が素晴らしいです。
原田美枝子も大好きです。平凡な主婦の役でも、凄く存在感のある演技をします。素敵です。それに引き換えトミーズ雅の演技がヒド過ぎ。学芸会レベルの台詞です。そこだけが残念

DVD特典の監督インタビュー(折り梅が出来るまで)を観て、改めてこの映画の凄さを感じます。決して興行的な成功を求めた作品でも無く、監督の撮りたいって熱意とそれを応援する全国の支援者(ユキエを観て感動した方々、特に痴呆老人を抱えた人々)の頑張りで出来上がった作品なのです。原作となった本「忘れてもしあわせ」は現実の痴呆介護日記を出版したもの。その原作者の住む愛知県豊明市が市民団体の署名によって映画制作費の1/3である5000万を出資して支援してます。
さらに撮影には200名を超える市民ボランティアが参加し、マサに皆の力で作り上げた作品だそうです。そして、一般上映以外に全国で行われた「自主上映会」で入場者数100万人突破という凄いコトを成し遂げた作品でもあります。
確かにそれだけの説得力のある、力のある素晴らしい作品です。

難しいテーマなので一般受けはどうか判りませんが


お薦めの映画 超長い「KING KONG」ピータージャクソン版

2007-12-05 22:00:23 | 映画
「キングコング」
ピーター・ジャクソン監督 ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ他


上映時間。実に3時間20分 長すぎでしょ!!!!
ピータージャクソンと言えば「ロードオブザリング」の監督「ロード」シリーズも大変長い作品でしたしもう麻痺してるんでしょうねキット
王の帰還も207分(3時間27分)映画館泣かせです

映画の感想

観終わっての感想は「果てしなく切ない」
またまた切ないモードに入っちゃいました。 あああああ
エンドロール中に泣きそうになるくらいに切な過ぎるぜコングよ!
お前 漢だよ!
音楽がマタ切なさに拍車をかける。席を立てません。切なさの海にタダ漂うように脱力しました。

映画は3部構成です。

第一幕は 映画のヒロイン売れない舞台女優アン・ダロウ(ナオミワッツ)と映画プロデユーサーのカール(ジャック・ブラック)脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)達が海図にも載っていない謎の島へ渡るまでの経緯。 1933年大恐慌時代のニューヨークの街を見事に再現。多少尺が長いなぁって感じもしました(井筒監督なら怒るかな?)
そして、第二幕
キングコングの住む島に着いてからのアドベンチャー。ここからはピーター監督の真骨頂CGバリバリのド派手なアドベンチャー大作。ありえないくらに危機の連続!死ぬだろうってな危険が次から次へと。
そして、アンとコングの心の交流がここで描かれるのですが、コングがCGとは思えないくらいな表情豊かさでどんどん感情移入されられます。
というのも、このコング「ロードオブ~」でゴラムを演じた【アンディーサーキス】がモーションキャプターで完全に演じきってます。

このヒト凄いよホント。 ゴリラの動きを研究する為に動物園のゴリラの檻に毎日通ったそうで、その動きに全く不自然さはない
ハッキリ言って ジェラシックパークを完全に超えました

そして、いよいよ第三幕
囚われニューヨークへ来た後の コング
見せ物にされ、そしてあの有名な「エンパイヤーステイトビル」でのあのシーンまで一気に魅せてくれます。
氷の張った公園の湖でアンと戯れるコングの姿はほのぼのとさせられます。この頃には完全にコングに感情移入しまくりです

「なぜ今『キング・コング』を撮るのか?」と問われたピーター・ジャクソンは「答えはラストの9分間に詰まっている」と語る。

オリジナル版でも有名なエンパイアビル屋上でのあのシーン
たまらないですよ 涙こそ出なかったけど
映画史上に残る切なさ満開のシーンです。素晴らしいです

まさにピータージャクソンの
「オリジナル版キングコング」への大きな大きな愛情を感じました。
そしてその愛情がトコトンまでに拘った映像の造り込みになるのでしょうね。大きな拍手を贈ります。

お薦め映画@邦画  『父と暮らせば』

2007-11-29 21:37:26 | 映画
この映画 是非観て欲しい。
「父と暮らせば」

広島原爆で生き残った娘    宮沢りえ
その父               原田芳雄
原爆資料を収集する男      浅野忠信


原爆から3年
生き残ったコトに罪悪感を抱きながら生き延びてきた娘「美津江」  観ていて苦しいほどの罪悪感。

原田芳雄が演じる父竹造が語る「広島の一寸法師」胸が苦しくなります。
広島原爆の温度12000℃ 太陽の表面温度が6000℃、
あの日 広島上空800mに2個分の太陽が1~2秒間現れた
人も建物も犬も猫も魚もなんもかんも 全部溶かした。
瞬間的に瓦の表面が溶け爆風によって同じ方向に棘のように吹き飛ばされ瞬時に固まった、まるで剣山のような「原爆瓦」
現実に残された物。

宮沢りえが演じる「美津江」の台詞
あの日の広島では死ぬんが自然で生き残ったのは不自然なんよ
だけん私は生きとったらいけんのよ。
幸せになったらいけんのよ。
そう思わなければいけなかった時代、現実。

お願いします。
もしビデオ屋でこの映画を見かけたら、貸し出し中で無かったら、迷わず手にとってください。そして、少しでも時間があったら是非この映画を観てください。
わずか57年前にあった現実です。


宮沢りえが女優を辞めたくなったと後に語ったほどに難しい役を、原田芳雄がサスガの演技を、浅野忠信が存在感を フィルムに焼き付けてます。


原作は井上ひさし氏 だから全体通して決して暗く重い映画ではないのです。
おとったん竹造は実に明るく愛情深く娘に語りかけます。 
父親の愛と広島の原爆という重い重い十字架を背負わされて生きていくしかない娘。その姿を見てください。


ミラクルひかるCD「miracle.01」 発売まで あと55日

共感できるw映画@邦画 「キサラギ」

2007-11-19 23:02:38 | 映画
映画「キサラギ
佐藤祐市監督、小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅 、 香川照之

今日は月曜日だけど八重洲はお休みして 一人映画を楽しんできました。
会社から車で5分の映画館【ワーナーマイカル大宮】で時々やってる『期間限定再上映』
17日~2週間のみ 1000円でやってる「キサラギ」観てきました。

B級単館系作品ではあるけど、そのキャスティングだけで「観たい!」って思わせますね。
ストーリーはあまり書くとネタバレになるので書けませんが。さわりだけ
D級アイドル如月ユキ 彼女が自殺して一周忌に彼女のファンサイトに集まる5人の男が集まった。呼びかけ人は 自称如月ユキに関する知識は誰にも負けない「家元」自慢は如月ユキパーフェクトコレクション。その他「オダユージ」「スネーク」「安男」「イチゴ娘」のそれぞれが特別な思い入れの持つ4人の男。
明るく楽しく如月ユキの事を想い出し、語り合おうという趣旨で集めたはずの家元の思惑とは別にある一言が その場を急展開させる。「彼女は自殺なんかじゃく、殺されたんだ」・・・・


いわゆる推理サスペンス でも コメディー
良く出来た脚本だと思いました。 出てくるのはほぼ5人のみ
どっちかと言うと 舞台向き の本かもしれないが、そこは映像的な凝りかたで
飽きさせない工夫はされている。 爆笑ではないが プっと噴出す笑い
少々無理のある部分も先の読める展開も 許せてしまうのは役者達の演技故かも
それぞれのキャラクターが実に嵌っている。ユースケはユースケらしく、塚地は塚地らしく、小栗旬はイケメンとオタクの境界線を行ったり来たり。香川照之は言わずもがなの役者っぷりです。小出恵介はキャラをしっかり自分らくし演じてますね

ミラクルひかる と 如月ユキ
これを置き換えるても 凄く判る部分と共感出来るファン心理。

観終わって 結構心地いい作品でした。

エンディングのアキバダンスは結構ツボ。この5人が踊ってるって事がねw

やっぱ ファンとしては 応援する事が何よりの幸せなんだと。
誰かさんのよく言う台詞「出会いは偶然ではなく必然」っぽい台詞もありますよw
DVDは来年1月9日発売だそうです。  

これチームミラクルの皆さんへご推薦します。

PS:映画関連の日記が続いてスミマセン。

お薦め映画 「ユナイテッド93」  ダウナー系だよ

2007-11-17 08:25:35 | 映画
しのさんのブログで貿易センターの事を書いてあったんで

ユナイテッド93
ポール・グリーングラス監督

これは映画なのかドキュメンタリーなのか

2001年9・11 あの日の数時間の出来事を追体験している感じである。
あの日TVの画面を通じた観たリアルタイムの「貿易センター」の映像はまるで映画を観ているようで実感が沸かなかった
しかし、映画の画面の中での貿易センターの映像は今当に目の前で起こった出来事であるかのように衝撃である。鳥肌が立ち、背筋に悪寒が走った

映像はユナテッド93便の中だけではなく各地の管制塔・軍基地等でのリアルな時間経過が綴られる。
アメリカでは全土で同時に4200機もの飛行機が飛び交う。
管制塔のモニターに映し出されるアメリカの地図上には無数の点が動き回る。各管制官は絶え間なく航空機に指示を与え続ける。

これは感動したり驚いたり楽しんだりする作品ではない
”知る”為の映画である。
監督はあくまでの主観を入れず、その時の時起こった事実を可能な限り再現している。機内での出来事は誰も知り得ないが、描かれる出来事はリアルそのものである
テロを行う犯人も又愛する人を持ち、恐怖に震え迷う弱い人間である。
テロリスト=完全悪としては描いておらず、彼らにも彼らの信じる正義があると感じられる。

ラスト 画面が真っ黒になった瞬間
衝撃で 席を立てなくなった。

知りたい人だけ観ればいい。
只、観終わって 相当落ちる事は覚悟しておいて欲しい。

しばらく飛行機に乗るのが怖くなった

お薦め”出来ない”映画 「 21g 」

2007-11-09 21:27:27 | 映画
=21g それはチョコバー1本の重さ=

21g」  

重かった。
感動に打ち震えるわけでもなく、涙する訳でもなく。

でも、胸が苦しくて

観終わって 楽しい気分にはなれない。
観終わって すっきりはしない。
観終わって 是非観て欲しいとは言えない。

でも、観て良かったと思う。

映画にはいくつか種類があって
只単純に娯楽として楽しむ映画
気持ちよく泣ける映画
いろんな事を 考えさせれれる映画
そして 人生を変えてしまう程の映画

この映画は いろんな事を考えさせれれる映画です。

登場人物の心の痛み、悲しみ、苦しみが
ひしひしと 伝わってきます。
もう、観るのに耐えられないくらいに。

出演は
ショーン・ペン
ベニチオ・デル・トロ
ナオミ・ワッツ

この3人の演技力・演技合戦は凄すぎて言葉が出ない。

お薦め映画  邦画「幸福な食卓」

2007-11-02 07:29:59 | 映画
幸福な食卓
瀬尾まいこ原作。北乃きい、勝地涼、石田ゆり子他

映画は「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」って台詞から始まる。一見”家族の崩壊”なのかと思うような台詞だけども、そうでもない。母親は3年前に家を出ていたり、長男はいきなり農業を始めてみたり、話だけ聞くとほんと大丈夫なのか?と思うほどの家庭環境なんだけども、やっぱり家族は家族として根っこの部分はしっかり繋がっているですね。

今の時代 凄く生き苦しいし生き難い
何かに一生懸命になって 何かに追われるように必死になって
何かの役を頑張って演じ続けて 何かの役割を果たそうとしてて

でも、それが生き苦しくしてるなら ちょこっと手抜きでもいいんじゃないかい?
人生なんて3割の必死さと4割の普通と3割サボリくらいで丁度良い。実際俺は仕事でもそんな感じです。
ずーーーと一生懸命走り続けている人や、頑張り続ける人から見たら「なんとも甘い人生感」「なんとも情けない奴」と言われるかもしれないけど、俺にはそれくらいで丁度良いです。

映画は凄く普通に 優しい空気感の中で淡々と進んで行きつつ、佐和子の成長を見守っている感じです。「かもめ食堂」や「茶の味」なんかに共通する時間の流れを感じました。
その一因は音楽なんだろうな。

ラストシーンは どこか普通なんだけど
凄く良いです。俺はたまらなく好きだなぁ



そして 北乃きいチャンが ホントに初主演なのかと思うほどに素晴らしいです。変に演技するのでは無く 佐和子になっていたよ


お薦め映画 凄い映画だった@「ドッグヴィル」

2007-10-21 15:21:48 | 映画
ドッグヴィル

ラース・フォン・トリアー監督:ニコールキッドマン主演

舞台はロッキー山脈の麓、孤立した村「ドッグヴィル(犬の町)」住人は23人。そこへ一発の銃声の後美しい女性(グレース/ニコール・キッドマン)が迷い込んで来る。女性を追うように現れたギャングの車からとっさに彼女の身を庇ったトムは彼女を村で匿うよう住民に問う。今まで他人を受け入れた事の無い村人にとってグレースの存在は刺激的でもあり脅威でもあった。彼女を村に置くかどうかは2週間のテスト期間をおいて投票で決める事とする。全員一致でなければ彼女は村から追い出される

かなり変わった映画である。
スタジオに作られたセットは床に白く描かれた道と家、そして何を示すのかを表す文字。必要最低限の道具のみで構成された舞台セット
撮影予定は6週間、役者16名はその中でのみ演じる。
役者の真のイマジネーションが問われる。存在しない壁に向かい、存在しない畑を耕し、見えるものを見ないでいる。カメラは監督自らが背負い撮影する。カメラが捕らえていなくてもその先の空間には人が住み生活しているため常に16名の役者は舞台の上で演じ続ける。何もない空間に村を作りあげるのは役者のイマジネーションである。

ラース・フォン・トリアーは「ダンサー・インザダーク」の監督であり、その作風は重く暗い、そして救いがない程人間の本質をえぐる。
この作品も駄目な人は絶対に駄目だろうな。俺もどこか毛嫌いして敬遠していた作品。でも見て良かった。

物語は9つの章で綴られ、全編を通してナレーションが入る。淡々と
プロローグ:村とそこに住む人々の紹介
第一章:トムが銃声を聞き、グレースと会う
第二章:グレースはトムの計画に従い肉体労働を始める
第三章:グレースが挑発的な試みに喜びを見出す
第四章:ドッグヴィルの幸せな日々
第五章:とにかく独立記念日
第六章:ドッグヴィルが牙をむく
第七章:ついに嫌気がさしたグレースはドッグヴィルを去り再び新たな日を迎える
第八章:集会で真実が語られトムが退席する(だが後で戻る)
第九章:ドッグヴィルに待ち望んだ来訪者たちが現れ、映画は終わる


各章の始まりにその後を示唆するタイトルがつけられ、見るものはその展開を予感する。
長い長い物語の答えは第九章に語られる。

177分の長い映画ではあるがどんどん惹きつけられて、一気に見終わった。そしてグッタリ。 でも実に面白かった


それから続けて観たのが
ドッグヴィルの告白

メイキングである。セットの外に作られた「言論の自由/24時間OPEN」と書かれた小部屋。定点カメラが置かれており赤いボタンを押すとカメラが回る。そこで語られる役者たちの本音、あるものは憤り、ある者は家に帰りたいと嘆く、そしてある者は気の狂った監督とは二度と仕事はしないと言う。撮影が続くにつれ役者たちが精神的に追い詰められていくさまは実に生生しい。と言いつつみんなしっかり監督を愛しているのは分かる。
この作品に関われた事への誇りも感じる

だが一番追い詰められ、一番苦しんでいたのは実は監督だって事が凄く伝わってくる。興行的な心配、今自分がやろうとしている事への疑念後悔。役者たちのストレスを一身で受ける苦痛。主人公とリンクして追い詰められていくニコールの姿にさらに苦しむ監督。天才とは苦悩する人間、それでも尚前に踏み出す強い信念を持つ人間。
役者は言う「これは芸術フィルムか?」監督はうつむいて首を横にふる。

これは2本セットで観て欲しい。
そこから感じる感情は実は人間らしい感情のはずだから

お勧め映画  父の愛@「ブラッド・ダイヤモンド」

2007-10-14 17:32:52 | 映画
TIA 「This Is Africa」これがアフリカなんだ

ブラッド・ダイヤモンド
エドワード・ズウィック監督、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー

参った。
何故アフリカではこうも簡単に人が人を殺せるのか
未だ年端のいかない少年が咥えタバコで銃を乱射する
自分の母親のような女性や同じ子供を躊躇なく撃つ

撃たなければ 自分が殺されるから

白人が求めるダイヤの為に 何故黒人同士が殺しあうのか
ダイヤの採掘権を巡り同じアフリカで生まれた者同士が殺しあう、そして手にしたダイヤでまた殺しあう為の武器を買う。
ダイヤの為に武器を買うのか?武器を買う為にダイヤを掘るのか? 世界に出回る15%はこの紛争地域から発掘される「血のダイヤ」らしい。

結構社会派だけども映画としての展開もしっかりしている。

ディカプリオはもう「レオ様」なんて呼ばせない雰囲気を身につけたね。凄く良い歳のとり方をした。
いい加減アカデミー賞獲らせてあげたい。
今回はウィテカーの方が若干演技的に凄かったから、オスカー獲れなかったのもしょうがないかもしれないけど、ウィテカー居なきゃオスカーの価値は充分あると思うなぁ

あえて映画館で観る必要はないかもしれないが、これも又現実の物語なんだと知る為にも一回観ておいた方がいいね。
で、この映画を観たら ダイヤモンドを買えなくなるかも
(てか、ダイヤを買う金は元からない)



お勧め映画 邦画編  「メゾン・ド・ヒミコ」

2007-10-13 09:27:58 | 映画
=ブスッとしたブスなんてジジィのオカマより嫌われるわよ=

犬童一心監督:オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯

良かった~~~ もう、なんだろう 
映画をみながら幸せな・切ない・寂しい気持ちになりました。
観終わって 心がしみじみといい気持ちなのです。

サスガはジョゼ虎の犬童一心監督。

所々 クスッと笑わせてくれます。
でも泣きのポイントはしっかり押さえてくれてます。

出てくるキャラクター、メゾン・ド・ヒミコの住人達が 素敵です。
特に山崎さんと沙織との絡みのシーン予告でもチラッと流れてたシーンあたりが泣けます。
オダジョーも良かったよ 悲しみと寂しさと苦悩を抱えた瞳
白いシャツの立ち姿 
過去さまざまな役柄をこなしてきた彼ですが、この作品でのオダジョー程
セクシーな彼を見たことはありません。

「愛なんか意味ねぇじゃん、結局は欲望なんだよ」

ヒミコ役の田中泯 たそがれ清兵衛でもそうでしたがサスガの存在感です。
「 アナタが好きよ。 」泣きそうです。


そして 何より 柴咲コウ
今まで観てきた柴咲コウの中で一番好きです。
ブスッとしたブスな役なので 結構ぶさいくです。
そこがまた良かったりします。 泣き顔にやられました。
ラスト近くのシーンはもうボロボロです。


あと映画にとっては欠かせない要素【音楽】
細野春臣氏の音楽がピッタリときてます。CMで流れてた曲が流れた瞬間にゾクゾクって来た。
エンドロールまでもしっかり余韻に浸る音楽 

兎に角、ジョゼ虎に匹敵するくらい好きです。

お勧め映画(邦画)  【tokyo.sora】

2007-10-04 20:58:48 | 映画
=生きるのって面倒くさい=

tokyo.sora
石川寛監督
本上まなみ、井川遥、板谷由夏、中村綾乃、高木郁乃、孫正華
西島秀俊、長塚圭史、石川伸一郎
「マシェリ」「爽健美茶」などのCM演出で知られるディレクター石川寛の映画初監督作品

東京でひとり暮らしをする6人の女性(女の子)の何気ない日常を淡々と描く
本当に何もない、ドラマチックな出来事は殆どない(本当は最後の方でチョコットあるけど)
そして、音楽もまたほとんど無い。
日常に溢れている街の音、車の音や電車の音。時に台詞をジャマしてるけど、だからこそリアル
で、あるシーンに音楽が流れるんだけど、今まで音楽ないだけに効果的です。

ティッシュ配りをする売れないモデル(本上まなみ)美大でデッサンのモデルをしている台湾からの留学生(孫正華)そこの美大の学生(中村綾乃)ランジェリーパブで働きながら小説を書いてる女(板谷由夏)同じ店で働く美容師(井川遥)客の入らない喫茶店でバイトする女の子(高木郁乃
それぞれの日常を別段おおげさでなくただただ写し出してるんだけど、どこか寂しくて、たまらなく切なくて、それでもやっぱり生きてく訳だし、恋もするし。で、時々全てが面倒くさくなってしまったりする。でも人は生きていくんだよな

女性は美しいね。
女性の横顔はとても素敵です。
井川遥の横顔はどうしてあんなにも切ないんだろう・・・

ほんとうに何もないんだけど目が離せない。

客の入らない喫茶店での店長とバイトの子の会話のシーンはズーット固定カメラで同じアングルで撮られてます。
台詞や脚本が無いんじゃないの?ってくらいに意味のない会話が普通になされてて、でもだからこそ本当の生活が感じられるのかもしれない。凄い

CMの世界で生きてきた監督の、石川監督の感性にひたすら脱帽。
写真はその一瞬を空気ごと切り取るけど、まさにそんな感じで日常をそっくり切り取った感じの映像。


本当はノーマークで、何の予備知識もなしで見て欲しい。

泣ける訳でも、大笑い出来る訳でもないけど
なんか”わかる”。40過ぎの男なんだけど、なんか”わかる
キットそうなんだろうな。

本庄まなみ
孫正華
板谷由夏
井川遥
中村綾乃
高木郁乃