Androidはオープンソースだ。
オープンソースでかつ、性能が良いので多くのハンドセットベンダ、キャリアが採用している。
各キャリア2010年の冬モデルというのは、iPhoneからの巻き返しの最初の潮目になるだろう。
でもAndroidはオープンの本当の良さを開発者にもたらしているだろうか?
開発現場のあちこちで、APIに潜む問題や機種間の互換性の不足を嘆く声が聞こえる。
開発ペースが速いことや、各端末ベンダが自身のハードに合わせてカスタムする部分があることが原因だ。
普通のオープンソースソフトやLinuxのパッケージとかなら問題があればすぐパッチが出る。
しかし、Androidは、キャリアと端末とセットなのでなかなかパッチが出ない。出せない。次のOSリリースまで待たねばならないが、その端末でUPDATEが提供されるかは端末ベンダ次第だ。
もっと自由さがある世界なら良いのだけど。
参考:井田昌之、進藤美希著 オープンソースはなぜビジネスになるのか MYCOM新書