近江への旅。近江商人の精神を学ぶ旅でした。
いただいた近江商人語録には、ハッとするものや、なるほどのものなど、私達が忘れかけた学ぶべき点が多い。
・「事業の進歩発達に最も害をするものは、青年の過失ではなくて、老人の跋扈(ばっこ)である」第2代住友総理事、第一回帝国議会衆議院議員 伊庭貞剛
・西川傳右衛門は寛文年間(1661~1673)に松前城下に店を出し、松前藩の御用商人となる。「子孫たるもの決して郷里に於いて田畑を購い、或いは事業を起こす勿かれ。余財あれば必ず北海道事業振興の刷新に投ぜよ、我が家は松前にて興る。従って、松前にて滅ぶも豪も悔なし」との遺言通り、10代目が没するまで、西川家は300年近い間、北海道の開拓に情熱を傾けた。
・小林吟右衛門は、「小商人であっても、世の中の一員としての自覚を持ち、不義理や迷惑をかけないように、絶えず周囲や世間の人達のことを思いやりながら、懸命に働けば、立派に一人前の商人として認められ、やがて相当の資産を築くことができる」と記している。
・外村与左衛門「顧客の望むときに売り惜しみせずに売り渡し、安値で販売したことを悔やむぐらいの商売ならば顧客との末永い取引が出来る」
・三方よしー売り手よし、買い手よし、世間よしー
・利真於勤ー利は勤むるに於いて真なり。
・西川家訓、先義後利栄・好富施其徳 義を第一とし利を後にして栄え、富に見合った人間形成を行え、と。
下の写真はヴォーリス設計の住宅。