地球が静止する日 [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
キアヌの新作久しぶりに見たよ。なかなか面白かったかな。
内容は、宇宙人が地球環境を悪化させている人類を皆殺しにご来訪。それを何とか中止してもらうために地球人がペコペコお願いするというやや珍しい部類のお話。大体アメリカもんの映画なら、苦戦したり犠牲を払ったりしながらも最後は「地球側の勝利ですわ、カーハッハ!」、みたいなハッピーエンドが通例なので。
ともあれ、「地球環境を何とかしなければならない」ってな気持ちにはさせてくれる社会派の映画と言って良さそう。ところどころに中国に気を配ったようなシーンもあるけど、どこかで「オマイら爆食しすぎ」みたいな意識は作り手サイドにはありそうな感じはあるにはある。確かに13億の民が消費に目覚めつつある今日この頃、グリーンな方々にとっては大いに気持ちに沿う内容であろうかと思う。
配役は、もちろんキアヌが主人公だけど、準主役の女性もギラギラしたオーラこそないものの役回りとしてはナイスキャスティングといって良さそう。地味だけど、意思と知性があって、それなりに美人ってな感じ。子役はややウザめ。
ビジュアルもなかなか凝ったCGも使われており、見ごたえあり。ただ銀色の巨人の動きはちょっとそこいらの3Dゲームのキャラクターみたいでヘボかったけどね。
全体的には、衝撃的に面白いってほどでもないし、それ程社会派としての深みがあるわけでもないけど、かといって何も心が動かされないような駄作でもない。見る価値はあるかと。ちょっと私も省エネに心がけてみようかな。
■俺的レビュー: