キアヌ「地球が静止する日」見たよ。(少々ネタバレ)

2009-11-29 17:47:48 | 映画
地球が静止する日 [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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キアヌの新作久しぶりに見たよ。なかなか面白かったかな。

内容は、宇宙人が地球環境を悪化させている人類を皆殺しにご来訪。それを何とか中止してもらうために地球人がペコペコお願いするというやや珍しい部類のお話。大体アメリカもんの映画なら、苦戦したり犠牲を払ったりしながらも最後は「地球側の勝利ですわ、カーハッハ!」、みたいなハッピーエンドが通例なので。

ともあれ、「地球環境を何とかしなければならない」ってな気持ちにはさせてくれる社会派の映画と言って良さそう。ところどころに中国に気を配ったようなシーンもあるけど、どこかで「オマイら爆食しすぎ」みたいな意識は作り手サイドにはありそうな感じはあるにはある。確かに13億の民が消費に目覚めつつある今日この頃、グリーンな方々にとっては大いに気持ちに沿う内容であろうかと思う。

配役は、もちろんキアヌが主人公だけど、準主役の女性もギラギラしたオーラこそないものの役回りとしてはナイスキャスティングといって良さそう。地味だけど、意思と知性があって、それなりに美人ってな感じ。子役はややウザめ。

ビジュアルもなかなか凝ったCGも使われており、見ごたえあり。ただ銀色の巨人の動きはちょっとそこいらの3Dゲームのキャラクターみたいでヘボかったけどね。

全体的には、衝撃的に面白いってほどでもないし、それ程社会派としての深みがあるわけでもないけど、かといって何も心が動かされないような駄作でもない。見る価値はあるかと。ちょっと私も省エネに心がけてみようかな。

■俺的レビュー:

インパクトのある事件がないから現況に安住する

2009-11-28 02:36:54 | 雑記
サラリーマン生活を10年以上も送ると、自分の今後について色々と思うこともある。例えばお金のこと。甘い見立てかもしれないけど、このまま会社がそれなりの利益を上げて存続する限り、食うに事欠く状況にはならないし、人並み+αの生活を送っていけそうな気がする。ただ「それでええのん?満足なん?」と問う自分がいることも事実なんよね。

お金だけの話ではないけど、すでにこの時点で自分の今後の生活の上限と下限が見えている感じってのはピリッとしない。どうせならパーッと派手にいきたいなぁ(具体性なし)。

とはいいつつ日々仕事はそれなりに充実していて、収入も多少なりとも毎年増えているので、そんな状況下では刺激的な環境に身を置くための変化を能動的に起こすモチベーションが湧いてこない。きっと、何かビックリするくらいインパクトのある事件が起きて、自分がのっぴきならない状況に置かれないと難しいのかもしれない。例えば会社がブッつぶれて路頭に迷うとかね。

確かに、そんな状況を思い浮かべたとき実はどこかでワクワクしている自分がいる。会社という(ある程度)生活を保障してくれる存在がなくなれば、自分の持てる力とか才能とか限られた財産をフル活用して生きていくしかないわけで、それってきっと時間も忘れるくらい充実した状態のような気がするわけだ。会社にいれば、下らないことに自分の時間を取られることも多いしね。その代わりに大小様々だが、ワクワクできることをやれる機会が得られやすいというのも事実だけど。まぁ、実際に会社が倒産して路頭に迷った人からすれば、「シバくぞ小僧」と言いたくなるような贅沢な悩みかもしれないけど、もしかしたらそういう人たちでも、どこかで「ワシ、いつになく充実してる」って感じてるのかもしれない。

ただ、単に思い浮かべてワクワクしたからといって、それを実現させるってのは易しいことではない。何の準備もなく会社を辞めてしまえば、もれなく路頭に迷えるわけだが、迷わなくても良いのにあえて迷うようなことをすることに家族が賛成するはずもないし、家族を困窮状態に置くことも憚られる。

ということで色々と考えたけど、結局は会社からの安定収入があることが、現状に甘んじてしまいがちな原因だと思う。つまり生活が会社中心に動いていて、しかも生活の原資のほとんど全てをそこから得ていることが、マンネリ状態につながっているわけだ。

よって、これからは「会社からの収入は無いもの」と意識して生活してみようと思う。擬似的に意識するだけだから、深刻にはなれないかもしれないが、会社以外からの収入が得られるように努力するきっかけにはなるかもなぁと。それで、そちらで生活できるようになれば、あえて会社で働き続ける必要もないわけだし。

こうやって書いたことを読み返してみると、根源のところでは「時間を切り売りしているような会社生活」に嫌気が差しているような気もするなぁ。会社とかそこでの人間関係が嫌で嫌でたまらんというような具体的な不満があるわけじゃないけど、やっぱり「人生のムダ使い」をしているように感じているんかもしれん。その辺はもう少し自分の心の中を冷静に感じてみたいと思う次第。

寝た方がいいよ。

2009-11-21 02:25:34 | パワーアップ

以前ふと見つけた本に、「寝てる時間ってのは死んでるのと同じやねんから、いかにして睡眠時間を短くできるかっちゅうことが大事や。わかる、自分?」といった趣旨のことが載っていて、「確かに」と思った。んで、昔のエントリにおいて本に感化されるままに、「寝るな俺」と自らを鼓舞する内容をアップした。その本自体は単に「寝るな」という精神論を振り回しているわけではなく、時間当たりの効果の高い睡眠方法や隙間時間を活用した睡眠の有効性についても触れており、それなりに有益な内容と思われたのだが、やっぱり無理ッス。睡眠時間が短いと眠たい。

その本では鍛錬をすれば睡眠なんぞ毎日3~4時間で十分と切って捨てるが、個人的には6.5時間くらいがベストな感じがする。重要なのは、例え「毎日4時間」の生活が何とか実現できたととしても、起きている時間帯の密度は、十分な睡眠をとった場合と比較すると相当低く、「ずーっとボーっとしてる」状態になってしまう。勤め人ならわかると思うが、そうした眠たい状態で何らかの負荷の高い作業、例えばじっくり考えてA3の企画書を書くといったことをするのは大変苦痛なことだ。本には「眠いときは短時間でいいから仮眠をとるのが効果的」などと書いてあるが、机の上で白目剥いて寝ている瞬間を上司に見られた日には、いかにそれが惰眠ではなく仕事の生産性を上げるための行為であっても、またその結果いかなナイス企画書を上げることができたとしても、会社人としてはなかなか評価されにくいのが現実だろう。

というわけで。やっぱりしっかり睡眠時間はとった方がいい。そして起きている時間の生産性アップに注力して、ショートスリーパーとの差は埋めていけばいい。もしかするとその差は埋められないほど大きい場合もあるかもしれないけど、何より大事なのは「起きてるときは活き活きとしている」ということ。

ただ、世の中には、過去の偉人も含めて、短時間睡眠でも活き活きと生活できる体質の人もいるようなので、そういった体質を運良く手にされた方は、しゃかりきに将来の偉人となれるよう頑張って下さい。

というわけで前言撤回でごわす。