きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

美味しい鮨店の条件

2022年07月04日 | 受動喫煙
普段よく通る道に、雰囲気のよさそうな小さな鮨店ができ、気になっていました。
外からは暖簾越しに店内の様子がよく見えます。
店はカウンター席のみのようで、ちょっと高級そうです。
ネットでメニューを確認したら、意外やお手ごろ価格だったのでビックリ。

友人に声をかけたら、美味しいお鮨を一緒に食べよう!と快諾。

さっそく店に予約を、という段階になって、彼女から「店の前を通りがかったら、気になる点が・・・」と写真とともにメッセージが入りました。
なんと、店の前に灰皿が置いてあるのでした。
お店はまだ開店時間前です。

私が通った時には気づかなかったので、ひょっとしたら最近になって設置されたのかもしれません。

店の外に灰皿が置いてあるということは、店内は禁煙ということではありますが、店先に灰皿を設置すること自体がマイナスポイント。
ドアの開閉時に煙が店内へ流入しやすいことは、専門研究機関の実験ではっきりと示されています。

また、すくなくとも喫煙後30分間は、呼気の中にタバコの有害物質が含まれているので、近くにいる人はタバコ臭さに不快な思いをしながら受動喫煙もしてしまいます。

店主はそういったことを知らないのかもしれません。
あるいは店主自身が喫煙者である可能性が高いと思われます。

店のオープン当初には灰皿が無くて、あとから設置されたのだとしたら、利用客から要望された可能性もあるでしょう。
タバコ臭い客と隣り合わせになったら、せっかくの会食も台無しになってしまいます。

その店のある通りはデパートに近接しており、普段から人通りが多いのも気になります。
開店前の時間帯にも灰皿が店先に置かれたままであれば、そのうち、一般の喫煙者が集う場所になってしまう危険性もあります。
実際、この店の近くにある立体駐車場では、灰皿が置いてあるため、オフィス帰りの喫煙者のたまり場になってしまっているようです。

というわけで、不安材料の多い店に行くのはやめにして、他に見つけた完全禁煙、灰皿も置いていない小粋な和食店で、安全に楽しく、美味しく、会食をすることができました。

完全禁煙、店先に灰皿設置なし、料理人も非喫煙者といった条件を、店を選ぶポイントにしてみてはいかがでしょうか?


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