更年期障害がひどかった時期、精神的に随分不安定になりました。
ホルモンバランスが急激に変化するためです。
ちょっとしたことでパニックになり、物忘れもひどくなったので、メモ帳に色々なことを書きなぐっていました。
メモだけではことたりず、調味料や洗剤など、買い足さなければならないものがある場合は、それらの空袋やラベルを玄関のドアに貼り付けたりもしていました。
家や車の鍵は失くさないように鈴をつけて、大きなカラビナにひとまとめにして持ち歩くようにしていました。
お金の管理についても不安を覚えたので、通帳や年金手帳、保険の書類などを引っ張り出してきて、整理しなおしました。
仕事上でも大きなストレスをかかえていて、人生で最低最悪な時期だった、と思い返しています。
今では落ち着いた生活を取り戻していますが、時間が止まったわけではありません。
確実に年をとっていっています。
最近では、将来、認知機能が低下してもなるべく困らないようにするために、今からどんな準備をしておくべきか?といったことを考えるようになりました。
そんな話を周りにすると、「いやいや、まだ早すぎるでしょ!」と一笑されますが、医療現場という職場で多くの高齢の方々を見ていると、人生最終段階の準備である「終活」よりも、その時期を迎える前の段階の「老活」の重要性を実感します。
今朝、NHKでこんなのを紹介していました。
60歳からのチーム作り
https://rcfg.keio.ac.jp/pahahul/2025/03/Building_a_team_from_age_60.pdf
断捨離も少しづつ行っています。
身軽になっておけば、いつでもどこでも、明るく自分らしく生きていける気がするからです。
先日は、使用していないお皿や器、タッパー、キッチン小物などを、大きな段ボール一箱分、寄付しました。
実家から持ってきて、そのまま食器棚の奥にしまいこんでいた洋皿の小さな花柄を目にした瞬間、子供の頃を思い出し、懐かしさで思わず泣けてきましたが、思い切って処分しました。