きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

畑の良し悪し

2020年09月01日 | Switter
その日のメニューだけを考えながらスーパーで買い物をすると、余分なものを買わずにすみますが、そうすると、またすぐに買出しに行かなければならなくなるという難点があります。
 
2-3日分のメニューを頭に入れて買い物をしていたとしても、その日お買い得なものや、新鮮でよい野菜ものなどに出会えると、「どこかのタイミングで使おう」と、控え選手的に買うものもあります。
 
イモ類はこの「控え選手」によく起用されます。
日持ちしますからね。
 
ですが、出番がすぐにくるとは限らないので、気づくと勝手に芽を出してるなんてことが、よくあります。
 
先日も知らないうちに勝手に芽出しされました・・・
サツマイモです。
 
それならばっていうんで、ためしに芽の出ているおイモの部分を切って、バジルが枯れて空いていたプランターに埋めてみたんです。
 
 
そうしたら、すごい勢いで成長しておりますんです!
 
やっぱり、畑がいいんですね・・・
 
 
そのまま放置しておいても、ある程度ツルは伸びていきますが、こんなに葉っぱが生えてきたことはありません。
 
畑の良し悪しって、ほんとに成長に影響するんですね。
 
人間もきっと同じなんでしょうね・・・
 
 
条件の悪い畑でしか生活できないとしたら、どうやったら成長できるんでしょうか?
 
自分が持っている栄養だけを頼りにするしかないんでしょうか?
 
ツルをどんどん伸ばしたら、どこか別の畑から栄養を取り入れるようになるでしょうか?
 
成長したいってアピールを一生懸命したら、誰か手を差しのべてくれるでしょうか?
 
あんまりアピールしすぎると、かえって変な虫が寄ってこないでしょうか?
 
悩ましいです。
 
とりあえず、がんばれ。です。
 
 
 
 
 

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不登校なんて言わせない

2020年07月01日 | Switter
最近気になるキーワード、「不登校」。

喫煙防止教室で学校を訪れた際に、校長先生や養護教諭の先生方から、登校が困難な状況にある子どもたちの話をうかがう機会がたまにあります。

教室には入れないのだけれど、校長室で本を読んだり、絵を描いたりしている子どもを見かけたこともありました。

またある時は、喫煙防止教室の授業中に、積極的に良い質問をしていた子が、普段は保健室登校している子なのだと、養護教諭の先生から打ち明けられてビックリしたこともありました。

そういえば、ミュージカルに参加していたある男の子から突然「じつは学校に行っていない」と告白され、「えっ、そうだったの?それは初耳!」とまわりにいた大人たちをみな驚かせたなんていうこともありましたっけ。
残念ながらコロナ感染の影響で、ミュージカルは中止になってしまいましたが・・・彼は元気にしているかしら?


一言で「不登校」といっても、背景、原因はさまざま。

私はこういう問題には素人ですが、ステイホーム期間中、以前よりも「不登校」の子ども達のことを考えることが増えました。

今朝も、休校明けに不登校になった子どもの相談が増えている・・・といった新聞記事が。


またそのいっぽうで、これまでは「不登校」に悩んでいたけれど、自宅にいながらのオンライン授業ならば落ち着いて学習ができ、しかも「勉強って楽しい!」と喜んでいる子もいるので、学校再開後もオンライン授業を続けていくことにした学校もあるとテレビで見ました。


もちろん、学校でクラスメートたちとすごすことでしか得られないこともあります。
ですが、様々な理由で学校に身を置けない子どもがいるのも事実で、「不登校」イコール「勉強拒否」ではないということも知りました。

「不登校」という言葉は、いつしか私たちに、「とにかく登校ありき」という片寄った考えを植えつけてしまっているのではないでしょうか。




子どもだけの問題ではありません。

在宅勤務を経験した人のなかには、これまでの働き方を考え直すきっかけになったり、人生の価値観が変わったりしている人もいるはずです。

せっかく、真の意味での働き方改革を推し進めるチャンスを与えられているというのに、現実は・・・


世の中には、変化を望まない人もいます。
色々な人がいますから。

でも、だからといって、進化を邪魔するのはやめてもらいたいよなあ・・・と、さいきん、切に思うのです。

多様性を受け入れない社会というのは、本当に生きづらい。



それにしても、日本って、つくづくIT後進国なのだと知りました。
そしてさらにそれに輪をかけて、自分の周りは遅れている・・・


ああ、このなんともいえない歯がゆさを、わかってもらいたい!
誰かと共有したい!



学校改革、職場改革は、どうやったらじょうずに、速く進められるのでしょうか?


いちばん難しいのは、お金や技術の問題よりも、そこにかかわる人々の意識改革のような気がします。

ああ、歯がかゆい、かゆい、かゆいよー!












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キャシャーンマスク

2020年06月25日 | Switter
ユニクロが発売したエアリズムのマスクを購入しようと、長蛇の列ができたそうですね。

このまま、年がら年中マスク着用があたりまえの世の中になっていくのでしょうか?

だとすると、「裸足に下駄」の時代から「靴下にブーツ」の時代へ変化していった時と同じくらい、人類史上のビッグウェーブの真っ只中に、いま私たちはいるのだと感じずにはいられません。


私は裁縫好きで、かつ布フェチでもあるので、市販マスクには全く興味がなく、気が向くと自宅にある色々な生地を使ってマスク作りを楽しんでおり、友人や知人にもリクエストがあれば作ってプレゼントしています。

マスクにも色々な形がありますが、私が好きなのはいわゆる立体形というタイプです。
手作りの良いところは、頬のカーブや耳までの長径を自分好みに変えられるところです。

昨日、お洒落な接客業の知人のために2種類作りました。

写真上は、「阿波しじら」という布を使っています。
しぼのある木綿で、浴衣などにも使われる涼感ある生地で、なかなかつけ心地がいいです。
自分用にも作ることにしました。

写真下は表地は紬の着物、内側は夏用の絽の長襦袢に使われていた生地を使いました。
どちらも正絹なので、お洒落で粋な雰囲気だと思います。

マスクの端が頬の高いところだと擦れやすくなって、肌トラブルをおこしやすいため、耳の付け根くらいまでの長めの横幅にしています。
また、素材の違いによる醸し出される全体の雰囲気にあわせて、若干、頬のカーブ等、形を変えているところも、私流のこだわりです。



さて、先日、ある人のことを思い出しました。

その人の名は、キャシャーン。

そう、あの新造人間キャシャーンです。
もちろん、昭和時代に放映されていたタツノコプロのアニメのほうです。

ああ、カッコいいー!

でも、なぜそんな昔の彼のことを、いま突然思い出したのかしらん?

ググって久しぶりに彼のお姿を確認してみて、わかりました。

ああ、なるほど!
キャシャーンのしているフェイスマスクが同じ形なのです。

すでに巷では、この立体型マスクのことを「キャシャーンマスク」と呼んでいるようです。

でも、くれぐれも、熱中症には気をつけてくださいね。
そして、マスクもこまめに洗濯を!





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やってみた

2020年06月01日 | Switter
昨日、5月31日の世界禁煙デーには、禁煙化推進オンラインサミットに参加しました。

会議に使われたのは、いまやシェアナンバーワンじゃないかと思われるZoomというアプリです。

仏語会話教室で使っているのと同じアプリです。

進行役·主催者側だと色々と操作が必要なのですが、観覧者の立場での参加でしたから、まったくストレスなく、スムーズに問題なく参加できました。

これまで、学会や研究会、講演会といったものに参加する場合は、たとえ観覧者としてであっても、当然、現地に赴かねばならなかったわけで、移動に時間や経費がかかりましたが、在宅だとギリギリまでどんな格好で、何をしていてもいいわけなので、気持ち的にもすごく楽です。

とはいえ、上半身と自宅の中が画像に映ります。
ちょっとは気を使います。

あらかじめ、タブレットやスマホのカメラの自撮り機能を使って、映ってもよい背景と、自分の顔映りのよい光加減の場所を決めて、セッティングしておきます。
(パソコンを使うと、自分の背景を色々な景色に変えられる機能が使えるようです)

最近は化粧をまったくしなくなったのですが、マスクをしないで仕事関連の人前に出るというわけで、口紅だけはつけました。
なんとまあ、4ヶ月ぶりのことでした!

聴講だけといっても、会議中はチャット機能を使って質問したり、意見を言ったりすることもできます。
発表は多岐にわたり、色々と勉強になりました。

自粛·在宅生活が長くなり、孤独だなあと感じることもある今日この頃でしたが、今回、このような形で、禁煙化推進という同じ志しのもと、全国で活動している方々と時間を共有できて、とても活力がわいてくるのを感じて、少し元気が出ました。

人とのつながりを持つって、大切なことですね。


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誰しも傷つきたくないものです

2019年06月19日 | Switter
特定保健指導をいうのを受けたことがおありでしょうか?

生活習慣病予防健診(特定健診)を受けた後に、生活習慣の改善が必要な方に行われる保健指導のことです。

その指導者実践初心者育成研修会に講師として招かれ、禁煙指導について講話をしてきました。

昨年も同会にはお招きいただき、キモノを着ていった記憶がありましたので、今年度もいそいそとキモノで・・・

5月はいろいろと忙しく着られなかったので、久しぶりでしたが、単衣に半幅帯という気軽さなので、汗もかかずにちゃちゃっと着付け完了。


聴講には70数名がお集まりでした。
保健師さんや薬剤師さんたちなので、全員が女性。

日本国民の健康は、女性たちががんばって支えているのだなあとつくづく感じます。


禁煙指導の立場にある方たちの研修会で、よくやっている余興みたいなものがあります。
それが、「エゴグラム風チェック」です。
何年か前に考案して、時々使っています。

とかく禁煙指導というと、タバコがやめられたとかやめられないとか、そういうことを喫煙者側に原因や理由を求めがちですが、禁煙指導で大切なのはコミュニケーション!
指導者側の心の声も重要と考えています。

このチェックをやってみると、禁煙(指導)に対する姿勢や考えを、5つのタイプに分類することができます。

詳細は省きますが、今回の研修会にご参加のみなさんで一番多かったのが、「小心者タイプ」でした。


禁煙してくださいと言うと、喫煙者から反撃されたり、拒否されるのではないかという心配が先にたって、積極的にアプローチする勇気がなかなかわかないという傾向があると思われる方々です。

これまでやってきてみた印象では、このタイプは意外と多いです。


理由ははっきりいえませんが、とにかくいえるのは、みんな誰しも傷つきたくないっていうことなのかもしれません。


タバコを吸っている側の人にしてみても、それは同じです。
だから、「禁煙しろ」って言われるのがわかっているから、健診の日が近づくと、憂鬱になったりするんです。
「やめられるもんなら、とっくにやめてらあ!」っていうのが大多数の方の本音ですから、それを(今さら)あたりまえのようにやめろといわれてしまうと、心は傷つきますよね。

でも、やめられる方法があるんですから、保健指導ではそれをしっかり伝えてあげてくださいね!!









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タバコの味(その2)

2019年05月23日 | Switter
「その薬を飲むと、タバコだけじゃなくて、食べ物もおいしくなくなるんですか?」


禁煙講話で、聴講者から禁煙補助薬チャンピックスについて質問されました。(※)




タバコを吸ったときの感覚を、「おいしい」と、味覚に置き換えて表現した最初の人は誰なのでしょう?
考えてみると、これはスゴイことです。


たぶん、広告会社の人の、ブレイクスルーな発案で生まれたキャッチコピーが発端となって、人々に浸透していったのでは?
・・・そんな気がします。




美味しいとか不味いとか、そういう「味覚」は私たちが持っている五感のひとつです(五感:味覚・嗅覚・視覚・聴覚・触覚)。

味には基本の五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)というのがあって、主に舌に分布している味蕾にある受容体で化学的刺激がおこって、それが脳へ神経伝達されて、私たちは味を感じています。


タバコを吸ったときの感覚は、正確に言えば、この「味覚」という感覚によるものではありません。


喫煙者(ニコチンに依存している人)は、煙(加熱式タバコの場合はエアロゾル)に含まれるニコチンが、脳内の受容体に結合し、ドパミンが放出されることで、「いわゆる快感」を得ています。

その「快感」を、人はそれぞれ、「スッキリ」「ホッとする」「落ち着く」「緊張がとける」「ガツンとくる」「気力がわく」「シャッキリする」「気分転換」等々、表現しているわけです。


このように、タバコを吸ったときの感覚を、精神的な変化として捉えた言葉で表現すると、より一層「薬物」としてのイメージが強くなりますね。


そうすると、初めてタバコにトライしようという時に、少し躊躇する人がいるかもしれませんね。


でも、いったん身近な「味」という言葉で表現してしまえば、だれでも気軽に「ちょっと味見」しやすいですね。

実際に子どもたちは「どんな味がするのだろう?」と興味を持っています。



嗚呼、なるほど、そういうことなんですね!!



喫煙で得られる感覚を最初に「おいしい」と表現することを考えついた人、まったくスゴイです。
あっぱれ!と言わざるを得ません。


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※チャンピックスは、脳内のニコチン受容体にくっつく薬です。
それにより、ニコチンが受容体にくっつけなくなって、喫煙による報酬感が得られなくなって(人によっては、おいしくないと感じる)、禁煙を助けるという仕組みです。
ですから、食事までおいしく感じなくさせることはありません。
むしろ禁煙すると、喫煙によって鈍感になっていた味覚や嗅覚が回復して、おいしく食べられるようになります。
でも食べすぎには注意!





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あーあ、と思うこと

2019年04月03日 | Switter
ぶらぶらと街やデパートを歩いて、たとえ何も買わなくても、ウィンドウショッピングするだけで、軽いストレスなら発散できます。

ネットショップをあれこれ眺め歩くことも、今の時代、多くなりました。
ネットサーフィンと今でも言うのでしょうか?

古いものが好きなので、オークションサイトをよくのぞきます。

茶道はたしなみませんが、カフェオレボウルがわりになりそうな手ごろな抹茶椀を探したり、染めのきれいな古布や、アンティークの帯留めなど、あれやこれや見て、お気に入りをウォッチリストに入れて、時々眺めては楽しんでいます。


そんなとき、思わず「あーあ」と落胆の声を出してしまうことがあります。

それは、商品の隣に、タバコの箱やライターが置いてあるときです。

パソコン画面だと品物を手に取ることができません。
サイズが記載されていても、なかなか実物の大きさを想像しづらいときも、たしかにあります。

大きさの目安になるものを隣に置いて、わかりやすいように・・・という(出品者や店主の)気遣いなのでしょう。


でも、お茶碗やお皿の隣に、封を開けた(!)タバコの箱や、使い込んだライターを置く・・・・
いやあ、どうしても許容できません。

どんなに素敵なお茶碗やお皿でも、即座にそのページから退散します。

出品者のなかには、自己紹介で「喫煙者ではありません。猫は飼っています」などと書いている人もいます。
世の中の人達のヘルスリテラシーに、ギャップ(格差)が生じてきていることがわかります。

「タバコは嗜好品」という感覚でいる人がまだまだ多いという現実が残念でなりません。


小学生の頃、夏休みの宿題に、タバコの空き箱を使った工作を提出していた子がいました。
今から何十年も前の話です。

おじいちゃんやお父さんが一生懸命吸って、宿題を手伝ったのでしょう。
一見笑い話のようですが、ほんとはとても悲しい話です。

そんなことを思い出しました。













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遺伝病

2018年09月05日 | Switter
喫煙というのは、よく遺伝します。


両親やきょうだいなど、家族に喫煙者が多いほど、男女ともに子どもの喫煙率があがることが報告されています。

ある報告では、父親よりも母親の喫煙のほうが子どもに影響しやすいことが示されました。


けれども個人的には、父親が息子に与える影響というのも、きっと大きいのではないかなという気がします。



大学の医局の後輩にH君というイケメンドクターがいました。

ある日、彼から「時々タバコを吸っている」と告白されたことがありました。


彼の両親は幼い頃に離婚していました。
お母様はスナックで働きながら、女手ひとつで彼を育てあげました。

そのおかげもあって、H君は無事医学部を卒業。
けれど、せっかく医者になったというのに、いつの頃からか、タバコを手にするようになっていたというのです。


「父親を思い出したいときに、車の中で1本だけ吸うんです」





もちろん、専門的にいえば、喫煙は遺伝病ではありません。

けれども、家族、特に親が子に与える影響は多大です。



「うちは、がんの家系なんで・・・・」とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。

女優のアンジェリーナ・ジョリーさんの例のように、遺伝子の異常が原因で家族性に発生するがんもあることが最近の研究でわかってきていますが、それはごくごく一部です。


「がん家系」とおっしゃっているご家族について話をうかがってみると、がんになったという親族の方の多くは喫煙者だった・・・なんてことはよくある話です。


ごくごく一部をのぞいて、がんは先天性の病気ではなく、毎日の(受動喫煙を含めた)喫煙生活が引き起こす後天性の病気であるといえます。

つまり、がんの予防方法で最も効果的なのは、タバコを吸わない、吸わされないことです。


次の世代に病気を引き継がないためにも、吸っている人は禁煙治療を受けることを切にお勧めします。





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Positive Thinking

2018年08月24日 | Switter
どんなに清く正しく生きていても、時には災いに巻き込まれたり、理不尽とも思える他者からの攻撃を受けることが人生にはあります。

「闘い」を挑むべきときもあるでしょうが、どうにもならないことから自分を守るためには、上手な「受け身」を覚えておくとよいでしょう。

「受け身」の方法のひとつに、「Positive Thinking プラス思考」があります。

ものごとは必ずプラスとネガティブの2方向からとらえることができます。
実は、プラス思考はトレーニングで身につけることができます。


私は禁煙治療の仕事を始めた頃、とにかくこのプラス思考を自分にトレーニングしました。

すると、「失敗」は「次のチャレンジのための対策」ととらえ、相手(患者さん)のよいところを必ず見つけて褒めることができるようになったので、カウンセリングに磨きがかかり、高い禁煙成功率が得られるようになりました。

かなり自慢しているように聞こえますが、本当です(笑)。

もちろん私自身も、自分を励ましたいとき、不安を取り除きたいとき、気持ちを整理したいときなど、このプラス思考が役立っています。
あの頃トレーニングしておいて良かったなあと、つくづく思う今日この頃です・・・


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いらない「お」

2018年07月23日 | Switter
レストランで店員からタバコを吸うかどうか聞かれたら、「禁煙席と喫煙席のどちらを希望しますか?」という意味ですね。

けれども、飲食店が全面禁煙になる日もそう遠くはないはずなので、こんな質問をされることもきっとなくなるでしょう。


検診を受けたり、病院・クリニックを受診した際にも、タバコについて聞かれます。

この場合は、「喫煙しているならば、禁煙治療をお勧めします」という意味です。

また、かかっている病気の推測をしたり、検査すべき場所を検討するのにも、タバコを吸っているか否かは重要になってきます。


時々、病院内で「お煙草お吸いになりますか?」と患者さんに尋ねている声が聞こえてくることがあります。

たいていは、日頃から医療サービス向上を意識している献身的な看護師達です。

患者さんに対しては敬意を払って言葉も丁寧に・・・という気持ちで、つい、タバコに「お」をつけてしまったのかもしれません。


ですが、なんでも「お」を付ければいいってもんじゃぁありません。


特に、タバコは嗜好品ではありません。

強い依存性のあるニコチンを含んだ薬物なのです。


ですから、私は必ず「タバコに“お”はいらない」と指導しています。


私は書くときもこだわって、片仮名で「タバコ」と表記するようにしています。

薬物であるということを意識してのことです。


これを読んでくださっているみなさんも、ぜひ、そうしてください。


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