きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

健康増進改正法施行・・・のはずなのに

2019年07月01日 | 受動喫煙
腐っている・・・

今朝の下野新聞の記事を読んで、思わずつぶやきました。


健康増進改正法が、本日、一部施行されました。
受動喫煙対策を強化する内容になっています。

これによって、全国の学校や病院、行政機関が原則「敷地内」禁煙となりました。
来年4月からは、飲食店や職場やホテルなどが、原則「屋内」禁煙となる予定です。

(原則という文字がうっとおしいですね・・・)


2年前の調査によれば、小中学校の約9割や、20人以上の入院設備のある病院の約59%では、すでに敷地内禁煙となっていたということですから、今さら騒ぎ立てるようなことではありません。


しかし、行政機関では、そうではないようです。


今回の改正によって、国の11省の本庁舎のうち、敷地内全面禁煙となったのは、文部科学省と国土交通省の2省だけだというのです。

厚生労働省は今後も敷地内に喫煙所を維持するそうです。


法を所管する厚労省がこれでは、もう、腐っているとしか言いようがありませんでしょう?



ではなぜ、こんなことがおこるのでしょうか?


それはずばり、お金でしょう。


タバコ生産・販売関連組織からお金をもらっているお役人は、正義を行えないのです。

しかし、それにしたって・・・・

嗚呼、こんな国に住んでいる自分が悲しいです。

いいえ、受け身な言い方はやめましょう!

そういう人達に国を任せてしまっている自分を、猛烈に恥じています。



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