きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

かんれき

2024年10月02日 | その他
自分がこんな年を迎えるなんて、想像もしていませんでした。

自分の親が還暦を迎えた時も、恥ずかしながらそういうことに疎かったので、特別お祝いをしたという記憶がありません。

昔は「家督を後継者に譲る」という意味もあって、還暦のお祝いは男性だけというのが一般的だったようです。

赤いちゃんちゃんこを着てお祝いなんて、おじいさん、おばあさんのイメージがありましたが、寿命も延びて、長寿のお祝いという意味合いも薄れているような気もします。

まあそれでも、60回目の誕生日のお祝いの意味で、今日は新しい仕事着を初おろしして着ています。
コロナ禍中に、子供のワクチン接種の仕事を請け負っていた頃、子供たちの恐怖感を少しでも和らげられたらという気持ちで買ってあったのですが、結局、使い捨てのガウンを着ていたので、買ったまましまってあったものです。

花柄のおかげで、今日は少し明るい気持ちで過ごせた気がしています。

今日、同じく60回目の誕生日を迎えた同僚のKちゃんとともに、赤いちゃんちゃんこと頭巾をかぶって、お祝いしてもらいました。
         
      


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スズメバチ襲撃

2024年09月20日 | ヘルスリテラシー
なんともひどいお姿(泣)

いつもどおり、森の入り口で朝のおトイレをしている時に、スズメバチに刺されてしまったそうです。

フレンチブルドッグはアレルギー持ちの多い犬種。
幸い、アナフィラキシー反応は起こさずにすみました。

秋はスズメバチが活発な季節。

スズメバチは黒い服に寄ってきやすいらしいです。

秋の気配を感じると、つい落ち着いた色を着たくなりますが、リスクマネージメントとしては、白っぽい色の服装のほうが襲撃されにくくて安心ということになりますね。

お子さんを山間部に遠足に行かせるとか、キャンプをするとか、自然豊かな公園を散歩するなどという場合は、考慮したほうがいいかもしれません。

ハチは木酢液やペパーミントの香り、ハッカに含まれるメントールなどを嫌うとか。

祖母は庭いじりが好きでしたが、腰や足に貼っていた湿布のニオイが、案外虫よけになっていたのかも・・・

最近の湿布薬は匂いがしないものが主流ですが、匂いがあるほうが痛みに効くとおっしゃって、そちらを希望する高齢者の方は多いです。

とにかく、顔の腫れが早くひいてほしいと願うばかり・・・

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追記:一晩あけて腫れは少しひきました






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残暑記録更新中

2024年09月19日 | ヘルスリテラシー
何日か前から、キッチンで何か臭うのが気になっていました。

何か腐っているのか?

臭いの発生している付近には、ゴミ箱があるので、一番疑わしかったのですが、ゴミ出しをしても、ゴミ箱に消臭剤やアルコールを吹き付けても、相変わらず臭うので、不可解で、気になってしかたありません。

近くにはニンニクも置いてありますが、ニンニク臭ではない・・・

血液の臭いのような気もするし、ひょっとしてネズミやゴキブリなどの死骸があったりしたら!!!
恐々冷蔵庫の隅を覗いたりもしていました。

3日目にしてやっと、腐りかけているジャガイモが臭いの原因だと判明。
やっとスッキリしました。

9月になっても連日、高い気温と湿気で、からだがだるいです。
保存している食べ物の管理も、気を抜けません。

異常気候のせいか、中秋の名月も美しく見えませんでした。

それでも夕べは少し涼しくて、ベランダでまったりしながら歯磨きをしました。
そのあいだ、網戸を開けたままにしていたため、トンボが部屋へ入ってしまいました。

夜は追い出しに失敗。

今朝早く、一晩中壁にはり付いていたまま、まだ寝ていた彼を、ガラスコップで捕獲、外へ逃がすことができました。

今月中には、秋の虫の声を聞くことができるでしょうか?





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今年のルミナリエ

2024年09月13日 | ヘルスリテラシー
今週末はリレーフォーライフというイベントが行われます。

私は毎年、ルミナリエ作成と寄付という形で参加しています。

今年は「ゼンタングル」という手法を使って、愛犬をモデルに描いてみました。

「ゼンタングル」のゼンは「禅」に由来し、タングルは絡まり合いという意味があります。

繰り返しのあるパターンをペンで一心不乱に描いていると、気分が落ち着いてきます。
編み物や折り紙なども、同じような効果がありますね。

オリジナルのパターンを考えるのも楽しいです。

私はものぐさで、描きながらデザインを考えるので(笑)、時々思わぬパターンが生まれて、面白いです。

一心不乱に手を動かすだけでなく、その結果、作品が完成するという達成感も得られるので、とても楽しかったです。




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ライフワーク

2024年09月11日 | 禁煙治療
現在は、以前のようにガンガン・バリバリに禁煙外来で患者さんを診ているわけではありません。

理由は色々あるのですが、とにかく今は主治医から依頼された通院・入院患者さんに対してのみ、禁煙治療を行っています。

禁煙治療を依頼してくる医師は、禁煙の重要性をちゃんと理解してくれています。

けれどもなかには、「えっ?!病気なんだから禁煙して当たり前でしょ。自分の意思でタバコくらいやめられるでしょ!」という考えの医師や看護師もまだまだ多いのも現実です。

癌や脳梗塞といったタバコと関連付けやすい病気と診断されて、そのショックだけで、パタッとタバコをやめてしまう人もいます。

けれども、基本的に「喫煙はニコチンによる依存症という病気」であり、「喫煙者は依存症にさいなまれている患者」で、意思の力だけでタバコをやめるのは容易なことではありません。
ですから、そういう認識を広く知ってもらうために、これまで様々な啓蒙・教育活動も行ってきました。


禁煙治療のプロフェッショナルと公言している私ですが、でも実は「私もまだまだ未熟モノやねえ・・・」と反省することがあります。

癌と診断されて放射線治療と抗がん剤治療を受けていて、禁煙治療も同時並行で行っている患者さんがいるのですが、1か月間ニコチンパッチを使って禁煙できていたのに、ここにきてまた喫煙を始めてしまっているようなのです。

正直、ガックリです。
なんで?!!!という怒りの気持ちも湧いてきます。

まあおそらく、家に吸い残しがあったに違いありません。
禁煙を始める際に、必ず吸い残しや灰皿を処分するように指導していますが、約束を守ってくれない人がいるのです。
禁煙治療がうまくいかない原因のダントツ1位は、「手元のタバコグッズを処分しないまま禁煙を始める」です。

ひょっとしたら、がんの治療がつらくて、そのつらさに対処しきれず、ついまたタバコに手がいってしまったのかもしれません。
そのへんのところは、患者さんの話をよく聞いてあげないといけません。


昔はこの仕事に一生懸命すぎて、「なんで吸っちゃったのよ~!」と叫びながら夢から目覚めたことも何度かありました。

長年専門家としてさまざまな経験を積んできていますが、いまだに依存症は病気である、相手は患者である、ということを一瞬忘れかけて、患者さんを怒りたくなるときがあると気づかされると、この病気の奥深さというか、底知れない恐ろしさを再認識するのです。

さて、「また吸っちゃってる。やめられない」という患者さんに、どんなふうに声をかけましょうかね・・・

まずは、こちらが冷静になることが大事。

難しい病気なんだから、すんなりいかなくて当たり前だし、想定範囲内です。

おもしろい仕事に出会えて、私の人生ラッキーです!












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白いナス

2024年09月09日 | ヘルスリテラシー
週末には再びラタトゥイユを作りました。

そんなに時間のかかる料理ではありませんが、気力的に平日よりも週末のほうが料理に取り組みやすいです。

今回は、野菜直売所「あぜみち」で、白いナスを売っていて、紫色のナスよりもトロトロになりにくいので、煮ものに適していると書いてあったので、使ってみることにしました。

仏語教室で読んだ文章に書いてあったように、普段は使わないタマネギも今回は使いました。
実はタマネギ嫌いなのですが、みじん切りでカレーやシチューに溶け込んでいれば大丈夫なので、冷凍ものの刻みタマネギやタマネギ絞り汁を常備しており、味噌汁などに使っています。

ちなみにタマネギやキノコ類は冷凍したほうが、甘みや旨味が出やすくなります。

今回はニンニクもたっぷり使いました。
それから、ベランダで育て、夏休み前にカットして乾かしておいてあった
ローズマリーも刻んで投入。

ローズマリーを入れると、独特の辛みのような味が加わり、タバスコを使わなくても、ちょっと刺激的な味になります。

白ナスのお供にズッキーニも。
ピーマンなしなので、いわゆるボヘミアンなラタトゥイユです。

今朝は、キッチンに残っていたニンニクの匂いに刺激されました。
さあ、また1週間、健康で過ごしましょう。









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ラタトゥイユと残暑

2024年09月06日 | ヘルスリテラシー
先日、フランス語会話教室で、ラタトゥイユについて書かれた文章を勉強しました。

ラタトゥイユはフランス南東部の伝統料理で、「ラタrata」は「煮込む」、「トゥイユtouille」は「かき混ぜる」という意味があります。

基本的な材料は、タマネギ、ニンニク、そしてナスにトマト。

子供には苦みのあるピーマンが入っていないほうが人気。
ピーマンを使わないラタトゥイユは「ボヘミアン風」というそうです。

それぞれの家庭で作り方が代々受け継がれ、愛情たっぷりの料理である・・・といった内容でした。

残暑が今月半ばくらいまでは続くようですね。

先日、腕にひどい火傷をした方が病院にいらっしゃいました。
聞けば、日焼けなんだとか。

肌は免疫の働きをガードするための大事な「臓器」でもあります。

暑さと紫外線対策をしながら、もう少し夏を楽しみましょう。











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認知症施策

2024年09月03日 | ヘルスリテラシー
今朝、病院での出来事。

車椅子でご来院の高齢女性を、付き添ってこられていたご家族に代わって、ご案内したときのことです。
その患者さんは病気が進行して、体力・気力がだいぶ落ちてしまっている様子で、あまり体調は良くないようでした。

順番がきて採血室に入る際、患者さんの夫と思われる方が、「たくさん血採っちゃってやって!(頭をくるくる指さしながら)これだからさ!」とおっしゃるので、ビックリしてしまいました。

つまり、「こいつ、頭が変になっちゃってるから、たくさん血を抜いて、もっと弱らせてしまってくれ」みたいな意味でおっしゃっているのでした。

冗談にしたって、かなりキツイ・・・


ご自身も高齢である夫君は、介護で心身ともに疲れてしまっているのかもしれません。

それで思わず、憎まれ口をたたいてしまったのかもしれません。

でも、ちょっと聞き捨てならないなあ・・・と心配になりました。

私の両親も数年前、老々介護で共倒れは時間の問題・・・という状況になりました。
認知機能が低下気味で忘れっぽくなったり、怒りっぽくなった母に対して、父がイラついたり、父自身も精神的に不安定になることが多くなっていました。

核家族化の進んだ高齢化社会では、こういう状況は決して珍しいことではありません。

実際に、介護疲れで、殺人や無理心中などといった事件も世間では起こっています。

病気になって体が言うことをきかなくなるだけでなく、認知機能が低下して、コミュニケーションがうまくとれないとなると、精神的ストレスが大きくなり、よけいに状況は悪化します。


今日のニュースから・・・
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認知症施策推進基本計画の重点目標
①新しい認知症観の理解促進
②認知症の人の意思尊重の促進
③周囲と支え合い、地域で安心して暮らせる環境の整備
④認知症をめぐる新たな知見や技術の活用
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情操教育

2024年08月30日 | 音楽処方
ある小学校の養護の先生から、10月に予定されている喫煙・がん予防教室の際に、チェロを弾いてほしいとリクエストされています。

コロナ禍以降、リモート授業を行っている学校です。
一度チェロの演奏を披露したことがあり、今年も弾いてほしいと言ってくださっているのです。

せっかくのリクエストなので、子供たちが知っている曲がいいと思い、先生に選曲をお願いしていたところ、アニメ「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」を選んでくださいました。
音楽の授業で歌っているそうです。
私が子供の頃は、学校の音楽の授業で習う曲は、いわゆる文部省唱歌やクラッシックで有名な曲がほとんどでした。

ポップス系は「翼をください」と「およげたいやきくん」くらいでしたね。

聞くところによると、シューベルトやシューマンの生まれ故郷でも、子供たちが古き良き歌を学ぶ機会が無くなってしまっているようです。

小学校の音楽の時間に鑑賞して、最も衝撃的だったのは、シューベルトの「魔王」。
同世代の人に聞くと、「その曲ならよく覚えている!」という人が多いです。

この曲のおかげで、ドイツ語でお父さんのことを「Vater」というのだと知りました。
ピアノの前奏もすごくキャッチーで、耳コピして音楽室のピアノでよく弾いていました。

改めて聴いてみると、名歌手フィッシャー・ディースカウは、父親、子供、魔王の声を見事に歌い分けています。
子供の頃、高熱を出すと、きまって同じような悪い夢を見たことが思い出されます。
素晴らしいとしか言いようがありません。
多感な子供時代に、このような素晴らしい音楽に接することができたことは幸せでした。



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夏野菜を食べる

2024年08月27日 | ヘルスリテラシー
野菜不足に陥りがちな生活。

夏はもっぱら、色々な野菜をいっぺんにおいしく食べられるラタトゥイユを週末に作りおきすることが多いです。

スーパーやあぜ道に並んでいる色とりどりのつやつやした元気な野菜をみていると、料理する意欲がわいてきます。

材料はその時によって若干変わりますが、基本はナスやズッキーニとピーマンやパプリカ、そしてインゲンやアスパラガスなどにトマトを加えています。

私はつい煮込んでしまいがちなので、材料はそれぞれ大きめに切るようにします。
そうすると、煮込んでも形が保たれ、食べ応えがあり、便利なおかずの一品になります。

今回はコリンキーを使いました。
かぼちゃの仲間で、生のままサラダでも食べられますが、味があまりなくて、ラタトゥイユのような料理にも便利です。

夏は冬瓜もよく食べます。
先日は冷たい冬瓜スープを作りました。
       

どんな野菜も1年じゅう食べられるようにな時代ですが、やはり旬のものをいただくと、からだに良いエネルギーが満ちる気がします。


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自転車をこぐ人

2024年08月24日 | その他
毎朝、出勤途中ですれ違うおばあさんがいます。

こちらは車、あちらは自転車なので、すれ違う時間は一瞬。

ですが、シワが深く刻まれ、日に焼けて真っ黒なお顔がとても印象的な方なのです。

自転車の荷台には何を入れて運んでいるのか、大きなボックスが取りつけられており、おばあさんの痩せた小さなからだがよけいに強調されて見えます。

雨の日も風の日も、果敢に自転車をこいでいる様子から、彼女にとって「出勤」であることは間違いありません。

「あ、あのおばあちゃんだ。今日も元気だな」

「いったいどんな仕事をしているのだろう?」

すれ違うたびに、私は心の中でつぶやいています。

しっかりと前を見据えている目からはとても強い光が赤いビームとなって放たれており(そういう風に見える)、情熱を持って仕事をしている方なのだろうと勝手に想像しています。

あの年齢で、毎日自転車をこいで通っている彼女の職場は、いったいどんなところなのか、車をUターンさせて彼女の後をついていって、のぞいてみたい気がします。

すれ違うときはいつも同じ表情をしているので、もしも話しかけたら、どんな風にその表情が変化するのか、とても興味があります。

ひとり暮らしなんでしょうか?

家では犬か猫が留守番をしているのでしょうか?

一見とても健康そうですが、持病があったりするんでしょうか?

色々と興味はつきません。


そしてある朝、彼女とすれ違いながら、ふと思ったのです。

人生というのは、こんなふうに同じような毎日の繰り返しで、それが積み重ねられて形成されているものなのだなと。
当たり前のような、当たり前ではないような····







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送り火

2024年08月18日 | その他
夕立が去ったあと、近所で花火が上がりました。

遠くの空では、まだ時々稲光がし、思いがけず、花火と稲光との共演を楽しみました。

お盆の花火は、亡くなった方々が無事帰るためのお送り火にもなるのですよね。


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人となり

2024年08月15日 | ヘルスリテラシー
突然ですが、あなたは旅行を計画するとき、AとBのうち、どちらの思いのほうが優先されますか?

A)世界遺産に登録されているようなすばらしい景勝地を観たい!
B)伝統工芸や人々と触れ合える旅がしたい!

医者にも色々な人がいますが、外科系の医師はA、内科系の医師はBを選ぶ人が多いかもしれません。
もちろん人それぞれで、一概にはいえませんが・・・

私は内科医で、だんぜんBタイプです。

ちょっと乱暴な言い方になりますが、外科医は「病変」を診て治療に取り組み、内科医は「病人」を診ているという言い方をすることがあります。
そのことを旅の目的に例えると、景勝地観光好きか、人や現地の生活に興味があるかに分けられるというわけです。


患者さんの「人となり」を知らないままに、単に病気だけを治療しようとすると、病変は無くなったけれど、患者さんは幸せになっていない、むしろ治療前よりも不幸せな状況に・・・なんていうことが、実は少なからず起こりえます。

「人となり」とは、キャラクター、性格、気質、人格などと言い換えることができますが、がんや根治困難な慢性病を患った場合や、高齢の方の病気の治療に関わる医療現場にいると、その方がこれまでどんな人生を送って来たのか、人生においてどんなことを大切に思っているのか、どんな人生観を持ちながら生活しているのかなど、その人の広い人間性を考慮して、倫理的配慮が重要になるといった場面に多く遭遇し、議論になることがあります。

いえ、むしろ、そういうことを議論しようとする視点を持つこと、議論できる場があることが重要なのです。

「人となり」というのは基本的に他者からの視点で判断されるものとされていますが、自分の性格やどんなことを大切に思っているのか、どんな人生を送りたいと常々思っているかなど、自分自身について時々考えてみると、大きな決断をしなければいけないような時に答えを得るヒントになるかもしれません。
簡単なことじゃありませんけどね・・・











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踊ってきました

2024年08月14日 | その他
昨夜行われた盆踊り。
なんと生演奏でした!

戦争で亡くなった方々の供養も行われました。     




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盆踊り

2024年08月13日 | その他
昨年は、台風が接近していて中止になってしまった盆踊り大会。

今年は開催されるようなので、仕事を終えたら浴衣に着かえて、同僚たちと会場となっている護国神社へ行く予定です。

お盆期間中も病院は休みではありませんが、来院する患者さんの数はいつもよりも少ないので、出勤していても、病院全体になんとなく休暇の雰囲気が漂っています。

研修医だった頃、お盆期間中は暇な時間をみつけて、書かずにため込んでしまっていた退院サマリーを書いていました。

退院サマリーとは、患者さんが入院するに至った経緯や、入院中の治療経過、病状についての考察、退院後の治療方針などを記録したものです。
サマリーは退院後も外来通院が必要だったり、紹介元の医療機関に戻ったりする場合に、患者さんに関わっている他の医療者と情報共有するために役立てられます。

昔は今のようにカルテが電子化されていなかったので、複写製の用紙に手書きし、最終的に指導医にチェックしてもらわなければなりませんでした。

今ではパソコンでコピー&ペーストができますし、だいぶ楽になりましたし、もちろん、退院と同時にサマリーを作成する習慣もつきました。
けれども、若くて未熟者だった頃は、死亡退院された患者さんサマリーはついつい書くのが後回しになってしまっていました。

ですからお盆は、「亡くなった方が安心して成仏できるように・・・という思いで、溜め込んだサマリーをゼロにするための期間」でもありました。

8月13日は2年前に亡くなった幼なじみのMちゃんの誕生日でもあります。
今夜は心穏やかに、けれども楽しく、盆踊りに参加したいなと思っています。



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