きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

完治は困難?

2022年07月02日 | ヘルスリテラシー
はあ~«««««««!!!!!!!

ショックです。

撲滅させたと思っていたカメムシが、しぶとくまた発生しました。

一昨年、無知なため認知できず、カメムシ付きの沈丁花を購入してしまいました。

カメムシだと診断してからは、病巣を切除したり、焼いたり、化学薬品を強力に投与。
まさに、がん治療と同じく、集学的治療を施しました。

集学的治療とは、手術や放射線、化学療法など、様々な治療法を組み合わせて行う治療のことです。

がんを治癒困難にさせるのは、転移という性格があるからです。
血液やリンパの流れを利用して、発生部位以外に拡がります。

カメムシもそう!
おそらく成虫が風にのったり、私の服に付着して移動したのでしょう。
花が満開のクチナシに転移し、花を愛でる暇もなく、駆除に追われました。

そうこうしていたら、イチジクの葉がどんどん枯れていくので不思議に思って、よーく観察してみたら、やはり転移してました。

ベランダで大規模クラスターが発生したわけです。
昨年の今ごろの話です。

沈丁花はかなりダメージを受け、もう葉は生えてこないかも?とまで半ばあきらめの気持ちがありました。

が、見事復活。
再発の兆候なく、元気に成長しています。

ですが油断することなく、時々予防のために、お薬を噴霧しています。

そして今年、早すぎる梅雨明けと、連日の酷暑に負けじと、植物たちに朝晩せっせと水をやっていましたが·····

いくつも付き始めたイチジクの小さな実の根元に、見覚えのあるモヤモヤベタベタを見つけました。
カメムシの巣です。

おそらく、どこかに潜んでいたのでしょう。
冬の間、イチジクは葉がすべて落ちます。
でも、葉がなくても、枝にお薬を時々やっておくべきだったのかもしれません。

そういえば、たしかに、しばらく前から、葉っぱに黒い部分が見られていたので、もう少し早く疑うべきでした。
まさかという気持ちがあったのですね。

今朝は悲しいやら、悔しいやら、気持ちが落ち込みましたが、悪態つきながらも、治療再開しました。

早期発見、早期治療!

見える範囲の病巣をすべて切除し、しっかりと化学療法を行います。

今年は実を食べるのは、諦めなくてはいけないかも。
でも、病気の治療が最優先です。






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