ディスクアクセス高速化ソフトウェア マッハドライブ
■今、話題のSSD、CrucialのRealSSD C300 64GB (CTFDDAC064MAG-1G1)を購入しました。
■今回は、IO-DATA社から発売されているマッハドライブというディスク高速化(アクセス改善)ユーティリティソフトを使用してみました。
■このソフト、PCに搭載されている物理メモリの一部をSSDやHDD用の超高速キャッシュとして活用し、SSDやHDDへの直接読み書きを減らして、高速化を図るソフトです。
■店頭では3千5百円程度(実売)、ネットでは2千円強で売っていますが、まずは、お試しと言うことで、IO-DATA社で指定品ユーザーに無償で公開されているLE版を使用してみました(DLに際して、指定商品のシリアル確認があります)。
マッハドライブ
http://www.iodata.jp/product/hdd/soft/mach_drive/index.htm
LE版
http://www.iodata.jp/promo/soft/data/speed/machd.htm
■高速化もさることながら、SSDで使用した場合は、初期型SSDでのプチフリ改善や、寿命の延命化なども期待できます。
■高速化については、ソフトの性格上、物理メモリー上にどの程度キャッシュ領域を当てはめるかに左右されますが、本ソフトでは、オート設定モードがあり、自動で最適化されるようになっています。
■当方の環境で設定はオート設定にしたところ、自動的にドライブへのアクセスが最適化され、バッファーサイズ=256MBに設定されました。
■ということで、早速SSD RAID0環境下の速度をCrystalDiskMark3.0で測定してみました。
■CrystalDiskMark3.0では、Testsize=100MBと1000MBで計測してみましたが、キャッシュ容量=256MB以内のTestSize=100MBでは、超高速なアクセス速度を計測しました。
■しかしながら、TestSize=1000MBと、キャッシュ容量=256MBを超えてしまうと、本来の速度より若干(5%ほど)の速度低下が見られました。
TestSize=100MB
Sequential Read : 5887.354 MB/s
Sequential Write : 6065.566 MB/s
Random Read 512KB : 5105.001 MB/s
Random Write 512KB : 5169.577 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 134.956 MB/s [ 32948.2 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 125.111 MB/s [ 30544.7 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 166.319 MB/s [ 40605.2 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 160.945 MB/s [ 39293.2 IOPS]
TestSize=1000MB
Sequential Read : 500.116 MB/s
Sequential Write : 78.971 MB/s
Random Read 512KB : 453.702 MB/s
Random Write 512KB : 102.106 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 31.228 MB/s [ 7624.1 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 4.129 MB/s [ 1008.1 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 26.536 MB/s [ 6478.6 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 4.083 MB/s [ 996.8 IOPS]
■このソフトを使用した場合、キャッシュ容量の大小によって速度が左右されますが、体感上、若干早さが増した感じとなります。おそらくキャッシュ容量=256MBを超えるデータの移動はそうないからかと思われます。
■2千円強のソフトとしては、内容的に二重丸ですし安定性も良いです。おまけに、読み書きを減らすことから高価なSSDの延命対策にもつながります。保険的な位置づけとして購入しても良いかもしれません。