23日、宮城県・女川に日帰りでいってきました。
危機管理協会の『心のケア』プロジェクトに参加して、
絵本の読み聞かせを避難所で行うというのがその目的。
朝6時に東京駅に集合。
マッサージ師さん、マジシャンの方、大道芸人さん、紙芝居師さん、私のようなアナウンサーたち、総勢35人でバスに乗り込みました。
皆さん参加の理由はそれぞれです。
東北に親戚のいるマジシャンの方、阪神大震災で被災した経験を持つ大道芸人さん、
紙芝居師さんはすでに今回の震災で何度か被災地で紙芝居の活動の経験もあると
おっしゃっていました。
でも、みなさん、自分の持つ何かで、被災地の役に立てたらいいなと思う気持ち
は一緒でした。
東北自動車道を桜前線をおいかけるように北へと向かい、
福島辺りから、満開の桜を両脇に見ながら進みました。
道がでこぼこしてきたのは、仙台に入ってから。
東北自動車道から名取、仙台を通る東部道路に入ると、右手側、つまり海側、東側が全くの更地に近い状態になっていました。
そう、ここが、甚大な被害があった仙台の若林、宮城野の地区です。
もう瓦礫はあまり見えないけれど、地面にまだ、タオルやら生活用品がちらばっているのが、まだ見て取れます。
遠くに、本当であれば、ここからは住宅や建物でさえぎられて見えるはずのない
松林が見えます。
東部道路が防潮堤の役割をして右と左ではまるっきり景色が違う、と聞いてはいましたが、このようになっていたとは。
この道路自体、震災時、津波からにげようと200人以上の方がのぼって助かったといわれています。
毎日新聞の記事
左手側では、町並みがみてとれ、もちろん、瓦礫や車を積み上げた場所も見えましたが、一般の車も走り、人々の生活が戻っている雰囲気がありました。
三陸自動車道を経由し、多賀城、利府、松島を抜けて石巻へ。
石巻は2851人が死亡し、2770人が行方不明(23日、朝日新聞調べ)という、
町も合併で広くなっているだけに被害も大きかったところです。
それでも、車は行きかい、ドラッグストアやお店も空いているところが多くありましたが、渡波(わたのは)地域にさしかかると、とつぜん町並みが壊れていました。
右手に見えるのはホーマック石巻東店というホームセンターです。
雨の中、瓦礫の撤去作業をしている方もいました。
地図でいうとこの辺り
約200メートルほど、こうした風景が続きました。
地図で見ると、確かに海は近いのですが、この道路から海岸をみることはできません。
少しすると、また、町並みは元通り。
また、万石浦という海に面した場所なのに、被害の全く見えないところもありました。
住居の庭にはきれいな花を植えたプランターさえ置いてあるほどの平和さです。
女川街道をずっと海方向に走っていき、トンネルを抜けると、そこは女川。
ここは、言葉を失うほどの廃墟が広がっていました。
続きは、②で。写真で見ていただければと思います。
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コメントありがとうございます!
中村ゼミのネットワークでご覧になっていただけたとは、大変うれしいです。だんなさまにもどうぞよろしくお伝え下さい。
さて、哺乳瓶の需要のお話ですが、
たとえば、ライフラインが復旧したところでも避難所などでは重宝されるかと思います。
今回の震災の避難所情報がグーグルに出てますので、ご覧になってみてください。
http://shelter-info.appspot.com/maps
避難所の管轄の自治体の連絡先も後ろのほうには書いてあります。
また、日本の雑誌から派生した『ママがママを助ける』プロジェクトのstand for mothersのサイトも哺乳瓶を送る先をコーディネイトしてくれるかもしれません。
http://stand-for-mothers.net/
参考になればいいのですが。
それにしても海外からすばらしい活動ですね。
私も息長く支援をしていきたいと思っております。おたがいがんばりましょうね!
実はアメリカから、消毒不要の哺乳瓶を送る活動をしております。ただ、ライフラインが復旧したところでは、不要ですし、復旧していないところとはなかなか連絡が直接とれず、今後どこに発送してよいか模索中というところです。実際被災地を回られているということで、なにかそういった情報お持ちか、ずうずうしいとは思いましたがメールさせていただきました。もし、お時間ございましたら、お返事いただけると幸いです。