カウンセリング「エデン」のふんわりエッセイ

心理カウンセラーの目で世の中を鋭くとらえながら、ものごとの真実を探ります。

体罰は許されるか

2013年01月14日 | ニュース

教育のニュースは、時に大ニュースになる。今回の体罰のニュースもまたかという感が否めない。報道によって、多くの教師が同様の目で見られるからである。

(学校教育法 第十一条)  

校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。

法律上は体罰は認められない。よく、保護者でも「びしびしお願いします。」なんていう人がいる。これを、「びしびしやっていいのなら、体罰はOKだ。」なんて教師がいたら、これは浅はかとしか言いようがない。

保護者は、厳しい指導、つまり是々非々の指導を依頼しているのであって、殴ってくださいなんて、思っていないのだから。「ならぬはならぬ」と青年に教育した会津藩の教えのように、きちんとした指導をお願いしますと依頼しているのである。

教師にも、妄想がある。子どもは自分ではできないから、はたいてでも言うことを聞かせてやらせればいい。子どもは、怖いから言うことを聞く。だが、心の中は全く反対だ。

この結果、意欲の灯はほとんど消える。自らすすんでやろうとは思えなくなるのだ。

教師は、言葉と己の姿で意欲を喚起し、子どもにやる気を起こさせるものだ。また、あの人のためにもがんばろうと思われるようになってこその教師ではないのか。

こういうすごい教師を何人もみてきた。体罰は決してふるわないが、厳しい指導で子どもを動かす教師が学校現場に大勢いることも世間は知ってほしい。

 


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