カウンセリング「エデン」のふんわりエッセイ

心理カウンセラーの目で世の中を鋭くとらえながら、ものごとの真実を探ります。

伊達選手、驚異の復活!!

2008年04月07日 | ニュース
プロ復帰の意向を表明したテニスの元世界ランク4位、伊達公子選手(37)=登録名・クルム伊達公子=の復帰戦が、29日に岐阜市の岐阜メモリアルセンターで開幕するカンガルーカップ国際女子オープンに決まった。7日、本人が東京都内で会見した。07年全日本選手権シングルス8強の奈良くるみ選手(大阪産大付高2年)と組んでダブルスに出場する予定。
 伊達選手は「(グラフ、ナブラチロワ両元選手と対戦した3月の)親善試合を通じて、継続してテニスをやりたい気持ちが大きくなった」と復帰理由を語った。世界ツアー復帰は考えておらず、11月の全日本選手権を当面の目標にする。日本協会へのプロ登録は申請準備中。

 こんなニュースは飛び込んできました。伊達選手。大きな驚きです。一度、引退したものの、もう一度カムバックするとは・・・。彼女の体内には、まだあのウィンブルドンベスト4の時のような、闘争本能が眠っていたのでしょう。私は、それを強く感じました。体力的には、あのころに及ばずとも、精神的にタフになって帰ってくる彼女のプレーに注目していきたいと思います。

 私も、ドイツではテニスのチームに所属して、地域のリーグ戦の数々を戦ったことがありました。これは、仕事とは関係のない、趣味の世界なのですが、あちらの人たちにしてみれば、試合をするというのは、自分自身をかけた戦いであり、ましてやインターナショナルなゲームならば、時に命がけなのです。今でも時々思い出すのですが、1997年8月の炎天下に、ドルトムントで行ったシングルの試合で、3時間半のフルセットの末私は敗れました。試合終了時には、ワッサー(ドイツでは炭酸入りの瓶の水を飲みます。)4本飲み干していました。そのくらい、真夏の最中の試合でした。
 私は、この試合のことが今でも頭から離れません。とてもタフなゲームでした。最終セット、5-4とリードしたところで、この苦しみからもう少しで解放されると思ってしまったのか、後1ゲームで終わると先を見てしまったことが今でも悔やまれます。相手は、どんな玉でも食らいついて、拾っては返してきました。私は、彼のそういう粘りに負けたのです。勝負は、諦めたときに終わります。私は、それを遠い外国の地で学びました。結果的には、私の敗戦で、5勝4敗となり、チームに負け★をつけてしまいました。技術的な部分よりも精神面での弱さをつくづく感じました。弱さを克服しなければ、何をやっても同じことになるんだなと、感じたものです。 
 でも、今ならば、同じ状況に立ったときには、前と違った心の持ち方がきっとできるだろうとも思います。

 私のこんな心境と伊達選手の心境に相通ずるものがあったのかも知れません。といっても、私は、ラケットをもうずっと握ってはいません。テニスエルボーです。
 私にも、また、伊達選手のように、昔の仲間とプレーする日がくるかもしれません。
PS:写真は、若き良き日の姿です。




 

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