Sの放浪記

成り行きで40代にして言葉も分からない中国へ来てしまった。漫然と今後を模索中。国外引越しに伴いブログも引越すハメに。

切符を払戻して蘇州へ

2012-06-27 23:22:04 | 中国

以前うっかり停電させたことに触れましたが、今夜は断水です。水道は僕があらかじめお金をチャージするものではなくて、何日も前から掲示されていたのを完全に忘れていました。今風呂に入れません。手も洗えません。前もって水をためておけば何とでもなったでしょう。全く以って自分の不注意です。これでガス、電気、水道の全てを制覇しましたな。まあ、被害としては一番軽いです。給水器の水はたっぷり残っていますし、冷蔵庫内もビールを中心に飲み物は潤沢です。第一通訳の所には管理事務所からメールも届いていたんだろうな。でもあの人は忙しいから、こんな些細なことで文句を言えない。

 

ここに書く性格の事ではないのですが、上海から戻ってから結構腹立たしいことが多くて疲れています。それに膝の痛みがマシになったとはいえ依然酷いです。今日、明日の朝6時半発のバンコク行きの切符を買ったんですが、1時間後にキャンセルしました。この膝ではダイビングなんか出来ないということを忘れていました。取消料が安かったのが救いですが、無駄なお金を使ってしまった。でも、この膝で潜水したら下手すると死にますね。しかしキャンセルした後になって、どっちにしても銀行やらの手続きが有るからタイにはいずれ行かないといけないことを思い出して、やっぱり明日行けばよかったかなと再び落ち込む有様で、日本に帰国したら制限行為能力者の審判を受けた方がいいんじゃないかと悩んでしまいました。タイにはいつ行こうかな?金はかかるけど、現地の人に頼んでもいいかな?そういや、第一通訳がなぜか数日内に北京の家に来るかもしれない。数日前に彼女からは上海から東京に向かうと聞いていたんだけど、どうしたのかな?

切符の払い戻しと言えば先週北京南から無錫東の切符を買っていたにもかかわらず、家庭の事情で北京南から蘇州北に変更したときも手数料を取られた。飛行機よりも電車の方が払い戻しの金銭面でのハードルが低いな。払い戻しに並ぶのは面倒だけど。中国の電車の切符は銀行引き落としというか、中国とか香港のデビットカードみたいなカードで買えます。それを使って買うとインターネットの予約は楽なんですが、払い戻すのが厄介そうなんで、いつもお金で買っています。個人の遊びの旅行で列車に乗る機会が有ればネットで買いたいです。反面、飛行機は日本やタイや韓国のクレジットカードでも大丈夫です。写真は左上から払い戻し前の切符、新しい切符、払い戻しの領収書、払い戻しの窓口の列です。

  

 

蘇州で書きましたが、色々と苦労して蘇州に着いたらいきなりドタキャンされてしまい、その後も右往左往でしたよ。この蘇州北駅を出たときの最初の電話でドタキャンですよ!落ち込んだな。ほんとに新幹線専用で在来線と離れている駅で日本で言うと岐阜羽島ですよ。周囲には何にも無い。

 

 とにかく第一通訳曰く、蘇州北駅のタクシーは全員ぼったくりだから絶対に乗らずに80路のバスに乗れとのことだったので、それに乗って蘇州駅に向かいました。北京の公共バスに比べて本当に小さいです。本当に5年振り位の蘇州駅の変貌には心底驚いた。ある意味北京駅よりも威圧感が有ります。こういうパターンの建築物は初めて見たな。

 

 

その後駅で通知を見つけて泊まることになった宿です。電話をして、ただ単に駅まで迎えに来てくれるということだけで決めました。心身ともに疲れてました。我が家の浴室よりも狭い寝室です。ゴキブリがいてとても嫌な思いをしました。ピンクの壁もどうにかしてほしい。でも、日中はそういう用途のお宿なんでしょうから、しょうがない。カバン一つのサンダル履きの人間には丁度いいんでしょうね。関係無いけど、宿の近所で食べた古老肉(日本で言う酢豚)は豚肉が薄切りで、新鮮な食感でした。挑戦したくなる美味しい料理でした。

  

宿の周辺は5年前と余り変わっていませんでした。その時は確か3連休で、一人でいきなり来たんです。蘇州には上海からの日帰りでした。英語が予想以上にというか殆ど通じず、たまに通じる人がいた思うと悪徳旅行業者ばかりで、蘇州駅発の日帰りツアーで結構ぼったくられました。それに、日本の漢字の音読みが中国語だと思ってたくらいですから、電車の切符購入は滅茶苦茶苦労しました。極めつけは上海のホテルに携帯電話を置いて出掛けたのがまずかった。確か、カード会社のコンシェルジュに公衆電話からカード裏面の番号に電話したら、契約のハイヤーは蘇州では当日手配は無理とか複数のカード会社から同じことを言われてとても不安になりました。手のひらにボールペンで漢字を書いたりしながら切符を買った。あの時は何が有っても絶対に中国にだけは住みたくないと強く思ったものですが、第一通訳が良く言うようにどんな人間でも環境や勢い次第であっさり変貌してしまうから面白いんでしょうね。あの人の口癖と言えば、よく若い人や経験の浅い人を指して、種や芽の間はどんなにかっこ悪くても匂いが臭くてもゴミにしてはいけません、生えてきたらとても大きく成長して沢山おいしい実が出来るかも知れませんしそうじゃなくても綺麗な花が咲くかも知れませんからと言ってますが、中国語では何という言葉なのかな?あの人はその言葉を怒られてる若い人を励ます時にも使ってるし、別の場面ではその怒っている上司に対してもどんな種でも上手く肥料をやって周囲の雑草を抜いたりして最後は立派に育ててしまうんだから〇〇さんは本当に凄いねという感じでも使ってます。いずれにしても言われると前向きになる言葉ですな。僕はただ黙って聞いてるだけです。初めは中国人一般の口癖かと思いましたが、半年も経つと段々分かってきます。上手く乗せられないようにしないといけない、と思いつつ既に北京に住んでこの有様です。

 

 

 蘇州は有名な水郷です。今回の遠出で最も印象深かった北京から蘇州への新幹線で見た景色の移り変わりについては機会が有ればご紹介します。しかし、とにかくいまは蘇州の町の中に沢山ある昔と変わらぬ小さい運河の様子をご紹介します。

 

 

 

 

 このあとが、いよいよ蘇州、上海編と言いたいところです。しかし、キリがないので今日はおしまいです。

 

 

 

 


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