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くわ仙のブログ Be a persuasive breeding technology

羽化情報・飼育情報を中心に不定期発信します。

84:30gで産卵管が見えていた幼虫のその後

2024-12-21 15:36:14 | タイワンオオクワ
記事76で産卵管が見える30g幼虫のその後です。
まずは、その時の幼虫画像がコチラ。



ほら、バッチリ産卵管と言われる位置にハッキリと左右に見えるでしょう。
そして
完品で7/14に羽化したBB血統の個体がコチラです。



75mmで頭幅27.4mmのハイスペック♂個体ですね。
外見は見事に♂です。
では、産卵管の様なものは何だっのか?
内臓の一部が見えているのか?
どちらにしても今回の結果を受けて、今後私は定説通りの産卵管だとは言い切ることは出来ませんね。産卵管かも知れませんが。
ブリードに使用して♀が産卵すれば少なくとも生殖能力のある♂かどうかは判明しますが。

いずれにしてもラテラルシンキングなモノの見方が肝ですね。


83:GG血統の羽化

2024-07-05 18:57:10 | タイワンオオクワ




先日羽化したGG血統79㎜です。
5㎜程度縮むかもしれません。
上翅の汚れの様なものは光の加減です。
11月後半から羽化まで期間7ヶ月です。
当世流行りの『タイパ』はすこぶる良い、と言えるのでしょう。
しかし、親虫は12ヶ月掛かって80㎜オーバーでした。わずか1㎜程度ですが、7ヶ月ではこの差が埋まらないと思われます。やはりサイズを狙うには春採りが良ささそうです。
とはいえ、今回GG血統は20頭を割る程度しか採りませんでした。その状況で70後半もそこそこ出たと思います。
勿論、Gタイプ固定です。
BB血統に注力しすぎて、自然に任せていましたが羽化した個体を手に取ると、実に体躯が美しい。スベスベツルツルです。
立ち会いなど無縁の血統です。
なんかホッとしますね。


82:はい!出ました。この内歯

2024-06-28 18:54:45 | タイワンオオクワ

こちらは、最近羽化したBBです。
体長は73.5㎜程度です。頭幅26.9㎜
で、この内歯形状。中歯は勿論のこと。
張り出して弧を描いた大アゴの内側に、もう一つ楕円の弧を描く様にカーブする内歯。
結果、内歯が正三角形になる!これです。
BBの真骨頂は。
イメージで例えるとこんな感じです。

なお、顎の付け根が太すぎるとこの形状になり難くなります。
あくまで、『張り出し系かつ内歯極厚』
!これです。
勿論、広い頭幅ありきです。



81:BB 羽化開始

2024-06-20 19:17:17 | タイワンオオクワ
BB血統の羽化が始まりました。

71.5ミリの体長に27.2ミリの頭幅があります。
アスペクト比(縦横比)38%です。
ホペイでも中々出ない数値です。

台湾オオクワはグランディスの台湾亜種としての位置づけで、DGGとよく似た前胸に対し狭い頭幅の形状が多く見られます。

そう言った傾向の台湾オオクワで、BBの頭幅は差別化の大きな要素です。
2世代目はその辺りのアベレージが先代を凌駕して来そうです。
但し、先代の様に内歯が盛り上がり特異な形状を搭載した個体が出るかは微妙ですね。
それだけ先代のインパクトが凄かったんです。



80:BB血統種親クラス蛹化

2024-05-22 09:42:49 | タイワンオオクワ
画像は最近蛹化したBBインラインです。
3本目交換時30gの幼虫です。
特に頭幅が有る感じで、顎形状も申し分ない個体です。体重が幅に出た狙い通りのタイプです。

こちらは、先に紹介している別個体です。

今回30gオーバーが数頭出ており、最大は33gです。体重はCBF1を大きく超えています。
BBインラインのCBF2に関しては、菌糸瓶投入からいつも以上に丁寧に観察しています。
そこから、これまでとは違った見解も出てきそうです。
詳細はまた後日述べたいと思っています。

6月1日時点で新たな個体の画像追加です。

これまた強烈個体です。
まだまだ、出てきそうな予感があります。
アウトラインからの2代目において、私の少ない管理頭数からの、この発現には血統のポテンシャルの高さを感じ得ずにはいられません。