

前胸背板側縁がグランディスタイプ (G-type)の


さて、上の2画像は中歯顎太系の親虫76mm(F6)です。優先順位2番目です。
カタチが好きでメインでブリードしている、海南島のhopei。
今年の結果は・・・
期待通りだった点
①少ないブリード数でも、好みのカタチが継承されている。
②羽化不全が皆無だった。羽化後★も無し(蛹化直後に数頭でた)
③全てが同レベル、とは言えないにしても極端な針金・ロケット個体の発現は無し。
期待ハズレだった点
④添加剤を前回より高添加したがサイズUPに繋がらず。
考察
①に関しては、今回 1♂×2♀/1♂×2♀ 2系統で合計30数頭でも好みのカタチが発現した。
数を増やしたくない私にとっては重要事項。しかも♂♀数に偏りがなかった。
②に関しては、④との兼ね合いが大きく影響するはずだが、高添加による好影響・悪影響ともに受けにくいタイプなのかもしれない。
但し、極小♂が1頭発現。次回のさらなる検証事項とする。
③に関しては①と同等重要で、手元にブリード用に数等しか残さない為 ショボイのが多いと出品グレードに適さず、出品しづらい。
以上が、ざっくりした所見です。
近々出品していきます。興味のある方はまた、ご覧ください。
来季の種親候補の画像を貼っておきます。
海南島 五指山産 F6 77mm 頭幅28.2mm
海南島 五指山産 F6 短歯強湾曲顎 69mm 頭幅25.3mm
この時期はなにもすることがなく、また菌糸ビン触れないで外から眺めています。
さて画像は種親の海南島五指山 77mm 頭幅28.4mm 。腹が小さい 見事な逆三角形。
現在求めるカタチその物です。あとは、このカタチのまま更に大きく出来る為の選別が上手くいくか・・・でしょう。
5~7月くらいに結果がでますが、昨年は試したことがあるので その辺り含めて楽しみではあります。
前回は不全皆無でした。ここが重要になります。もし不全率が上がればブリード方法を見直さなければなりません。
画像の個体は7年前羽化の国産です。
以前の日記にも掲載しています。今のネット上の極太と較べても遜色ないと思いますがどうでしょうか。
当時は不全でも顎が厚ければさほど気になりませんでしたが
今は少し気持ち的に厳しいですね・・・修繕補修も下手ですし。
当時は若い頃のアーノルド・シュワルツェネッガー的な太さを求めていました。
なのでHPもそれに因んだ名前にしていました。
今現在は 大谷翔平 的スタイルに魅力を感じます。解りますか?
自分の中では大きさとスタイルの良さと厚みのバランスが高次元で取れていると感じるのです。
ヤフオクに出品しました。今回も海南島のホペイですが以前にご紹介した画像とは異なる同腹個体です。
数年ぶりにオークションに出品しましたが、この季節になると出品や入札も多く賑わってる様ですね。
今回も海南島産の77mmです。
添加剤の量によりますがこのライン 昨年羽化した全てが不全無でした。また個体のムラが出なかったので飼育していて満足感があります。
次の世代が気になるところですが、現在の当方の飼育ポリシーでは戻しや早掛け交配は不向きなので累代にも時間が掛かりそうです。逆にそれを楽しんでいる向きがありますが。
ところで最近、飼育を始められたり再開された方にもお勧めのサイトを紹介しておきます。(周知の方も多いかも)
このブログにもリンクしているwaizuさんのオオクワガタ自由研究ノートです。
16年以上前から欠かさず更新されてクワガタ飼育に関し、その情報量・内容が私が知る限りでは最も秀逸で稀有なサイトです。
飼育事項全般にわたり仮説→実践→観察→検証(考察)で構成され長年に渡って継続・再考察されています。
エビデンス(証拠・根拠)不明瞭な事柄は全てご自身で検証されその結果やアイデアをサイトに掲載されていますので、ご覧になられて、各自の飼育環境下で実践し検証されて見ては如何でしょうか。
この方とは直接の面識はありませんがブリード暦・年齢がほぼ同じで、昔 ある方のサイトでの企画『くわがた川柳』で楽しく交流させて頂きました。