当初予定していなかった市内のお寺さんの畳工事。
何とかお盆前までに畳工事をやってもらえないかとご相談頂きました。
印西市笠神にある【南陽院】
歴史によると城跡に建立された天台宗のお寺だそうで本堂が72畳、庫裏が28畳の合計100畳の畳工事でした。
とにかく仕事が忙しいのでお待ち頂けるお客様にお許しを頂き何とか予定を組みました。
本堂奥の8畳間だけは以前やっていた畳屋さんが入れ替えており残り64枚はとても使える状態ではありませんでした。
7月26日(水)施工初日。
まずは本堂の採寸です。
カミさんに掃除や雑用をしてもらいながら朝9時から夕方5時まで廊下畳の採寸を残し1日目が終了。
直ぐに戻り南奥の8畳間の夜なべ開始。
翌日に北奥の8畳間の畳表替えと夜なべで進めた南奥8畳間を夜7時に納品し2日目が終了。
工場に戻り引き続き夜なべ。
3日目はとにかく両脇の12畳間(2間)の新畳を作り4日目夕方に納品。
本堂の床や畳寄せがとにかく悪い。
6日目、正面の18畳をシロアリやキクイムシでやられた床板を直しながら納品。
見通しを取った正確な寸法で見事綺麗に納まり、我ながら良い仕事をしたと感心(笑)
7日目、新しい畳寄せと敷居を入れてから廊下畳の採寸とシロアリにやられた床板修繕に苦戦し夕方とりあえず北側廊下4畳を納品。
8日目、庫裏の畳工事に入り間付き14畳の内10枚の裏返し工事。
夜なべで正面廊下6畳を夜なべで仕上げる。
9日目、朝1番に正面廊下6畳を納品し間付き14畳の内、残り4枚と事務室6畳の表替え。
相変わらずキクイムシにやられた床板を直しながら夕方納品し、夜なべに南側廊下4畳の製作。
8月4日(金)最終日10日目、庫裏最後の8畳間の表替え工事を行い夕方南側廊下4畳の納品。
何とか予定通り10日間で本堂と庫裏、合計100枚の畳工事を無事終わらせることが出来ました。
毎晩の夜なべと毎日の酷暑の中、朝から晩までずっと支えてくれたカミさんには本当に感謝です。
本堂は敷居の悪さや建物の傾き曲がり、シロアリなど本当に大変な入れ替え工事でした。
今までの経験や畳職人としての技術を駆使し同業や他の職人、一般の方など誰が見ても恥ずかしくない仕事が出来たと思います。
印西市笠神、南陽院
本堂72畳、庫裏28畳 畳工事施工10日間 米井畳店