今日はニッカが誇るシングルモルト、余市ノンエイジをご紹介。
ニッカウイスキーの前身である大日本果汁は、創業から北海道の余市に工場を置いていました。
余市は林檎の産地ではありましたが、輸送コストを考えれば青森など本州に工場を構えるのが妥当なところ。
竹鶴氏は壽屋(現サントリー)在籍時、既に蒸留所建設地として北海道を調査していました。
独立してすぐにウイスキー作りを開始するのは壽屋に遠慮があったものの、
いずれはウイスキー作りを行う将来が伺える拠点選定でした。
やがて、大方の予想通り、余市にてウイスキー作りを開始したニッカ。
現在も操業しているその余市蒸留所のモルトのみを使用しているのが
「シングルモルト余市」です。

鼻を当てるとまずはりんごの蜜のような爽やかな果実香。続いてバニラ、蜂蜜の甘い香り。
加水で開くというよりは、最初からしっかり香り、加水して消えない。
口に含むと、香りの印象は良くも悪くも覆される。
バニラのふんわりした甘みも含まれているが、ピートが効いたスモーキーさ、樽の豊かな香り、濃厚な飲み口。
ヘビーなスモーク感ではありませんが、常にある程度顔を出し、このウイスキーの土台を支えています。
癖が先行しすぎているわけではなく、後口にスッと酸味が浮き上がり、綺麗にまとまる。
飲み干しても尚スモーキーさが、開けたてのカシューナッツの袋の香りと共に残る。
香りから余韻まで、起承転結ができている、飲みごたえのある1本。
値段も、500mlで1500円ほどと、シングルモルトとしては格安。
サントリーの山崎・白州のNAと比較すると1000円程度(700ml換算)安く買うことができる。
それでいて余市モルトらしい味わいもしっかりと感じられる、非常にC/Pに優れた1本です。
香りB 風味B+ 厚みB- 余韻B C/P A 総合B+
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ニッカウイスキーの前身である大日本果汁は、創業から北海道の余市に工場を置いていました。
余市は林檎の産地ではありましたが、輸送コストを考えれば青森など本州に工場を構えるのが妥当なところ。
竹鶴氏は壽屋(現サントリー)在籍時、既に蒸留所建設地として北海道を調査していました。
独立してすぐにウイスキー作りを開始するのは壽屋に遠慮があったものの、
いずれはウイスキー作りを行う将来が伺える拠点選定でした。
やがて、大方の予想通り、余市にてウイスキー作りを開始したニッカ。
現在も操業しているその余市蒸留所のモルトのみを使用しているのが
「シングルモルト余市」です。

鼻を当てるとまずはりんごの蜜のような爽やかな果実香。続いてバニラ、蜂蜜の甘い香り。
加水で開くというよりは、最初からしっかり香り、加水して消えない。
口に含むと、香りの印象は良くも悪くも覆される。
バニラのふんわりした甘みも含まれているが、ピートが効いたスモーキーさ、樽の豊かな香り、濃厚な飲み口。
ヘビーなスモーク感ではありませんが、常にある程度顔を出し、このウイスキーの土台を支えています。
癖が先行しすぎているわけではなく、後口にスッと酸味が浮き上がり、綺麗にまとまる。
飲み干しても尚スモーキーさが、開けたてのカシューナッツの袋の香りと共に残る。
香りから余韻まで、起承転結ができている、飲みごたえのある1本。
値段も、500mlで1500円ほどと、シングルモルトとしては格安。
サントリーの山崎・白州のNAと比較すると1000円程度(700ml換算)安く買うことができる。
それでいて余市モルトらしい味わいもしっかりと感じられる、非常にC/Pに優れた1本です。
香りB 風味B+ 厚みB- 余韻B C/P A 総合B+

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