tasom日記

ベルギーで暮らすtasomの日記

考えること。

2006-03-18 07:50:28 | Weblog
やっとまた一週間が終わりました。ほっ。

といっても、日曜日こっそりオフィスいって、来週のための準備をするかもーです、は、、、憂鬱。

このごろ考えること、考えなければならないことが、たくさんあります。考えるというか、悩んでいるというか。

自分の感情を律してあくまでもフェアな立場で物事を判断し対応していく、ということを心がけていましたが、人間関係のことになると、なかなか難しいことも多いですね。今働いている職場は社員数名の小さなチームですが、小さなチームであるからこそ大切になる、チームワークというものの大切さ、はたまた結局『人材』がどれだけ会社を動かすのに重要かっていうことを感じています。そしてそれぞれ立場は違えど、お互いリスペクトし合っていないと、いい仕事ってできないし、お互いが気持ちよくない。かといって、皆が皆、理想的な『できる人』であることも、求められない現実。
私はこんな状況であくまでも公平な目で、判断していかなければならない、それは十分わかっていて、そうやっているつもりでも、私は人の好き嫌いが激しいので、どこかで、偏った見方をしているんじゃないかって、不安を抱くことも多々あります。でも、私の不安は、まわりを不安にさせてしまう。そして、負のスパイラル。。。。
ある程度の距離を保ちつつ、いい関係を築いていく。私自身、ここに来てから試行錯誤でやってきたけれども、敬意を忘れたことはなかったし、えらそーにしてても納得させられる仕事を現地スタッフには見せ付けてきたつもり。だから、今の自分があると思うんだな。

駐在員っていうのは、それなりのレベルを期待されて当然。期待を裏切ると、信頼を取り戻すのは難しい。さて、どうするか。ここには、人間性がかかわってくるから、難しいんだ。人間性っていうより、仕事のやり方、仕事に対する姿勢、まさに仕事のレベル、そしてモチベーションっていうか、なんていうか。スタッフはあほじゃないから、見るとこ見ている。

思わぬ展開で所詮臨時の責任者代理として、ここベルギーにいるが、孤独だ。。。。現地スタッフとはとてもいい信頼関係を築いている。リスペクトし合っているし、若い社員は、妹弟みたいであり、冗談を言い合う中である反面、私のことをボスとして受け入れ一目置いてる(はず)。でも、孤独だ。。。。距離を保とうとしている自分の感覚が古い??距離なんてとらなくていいの??
そして、東京のボス、アメリカのボス、社員、お客、皆の板ばさみにされている気がする。まさに、これが中間管理職の悩み、なのだろうか。。。


あーっと、わけわかんないこと書いちゃったな。意味不明だが、もったいないから、とっておこーっと。

いいたかったのはですね、うちの現地社員が一人辞めることになって、自分の中にある後悔に対する言い訳なのかもしれません。忙しさにかまけて、スタッフをケアし切れなかった自分のせいではないのか、という思いがあるのです。他に、人のせいにする自分がいて、それはよくないと思いながらも、そう思ってしまう自分を認めてあげてもいいではないかって思う自分もいて、でも人のせいにしたとしても結局その人を管理し切れていない、その人をうまく使えていない私に責任があるのではないか、私はいわゆる「できない上司」なのか、とか、そんな思いで東京のボスといろいろと話をしていたら、「もう、わたしにはできません。」って口から出そうになって、それをこらえてたら、涙が出そうになって、涙をこらえていたら声が出なくなって、しーーんっていう沈黙状態をどれだけ続けたのだろうか。


以前、自分は部下にパワーハラスメントをしているのではないか、って思ったことがあって、それ以来、この怒りっぽい性格、理屈に通らないことを断固拒否する性格などを少し緩めてみようってトライしてみたのだが、結局自分らしさをどこかにおいてきてしまったのかもしれない。私は、私でいい。理詰めで人を言い負かす自分でいい。でも、どうしたら、正しい常識を理解してもらえるのだろうか。仕事以前の、人間性の問題。私は、仕事上の上司として、人間性を否定できる権利はないと思う。でも、影で人間性をひどく侮辱している自分がいたりして。混乱困惑の極み。。。。

私って、性格がかなり屈折しているかも。。。。




リアルな世界を細かく書くわけに行かないので、きっと内容、だーれもわからないと思います。ただ自分の気持ちを言葉にすることで、ストレス解消したかったのかも。

読んじゃった人、つまらなくってごめんなさいね、長文。



涙がかれる前に、眠りにつくことにしよう。




最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みやぎ)
2006-03-18 09:36:17
読んでて涙しました。

ここまでいろいろ考えざるをえないほど、時が経ったのですね。入社したての頃のtasomさんを思うと、長い月日が経ったのだな、と。

私が小さい頃、父は駐在員でしたが、きっと同じような苦しみ、悩みを抱えていたのだと思います。特に父は非常に短気でしたから(今はだいぶ丸くなりました)、敵も多かったはずです。でも、性格なんてそんな簡単に変えられないし、そこは仕事でカバーしてたんだと思います。

いろんな人に相談して、話をしてみてください。1人で抱え込まないでね。

陰ながら応援してますから。

返信する
考えること (kip)
2006-03-19 00:22:24
ほんと100%同感です。自分で気持ちを整理して文章にしたとしても、同じような内容になるでしょう。最近、諦めているというか、達観していることは、価値観が違う以上、「正しい常識」というのも所詮は日本人の価値観にもとづくものでしかない、ということです。先日、日本人の上司と色々話しましたが、仕事をやっていて、現地スタッフと摩擦が起こることを恐れてはいけない。駐在員として仕事をしていればそれは避けられないことだ、と言っていました。

 僕も半年前、僕も「僕には荷が重過ぎる」と言ったことがあります。そのとき、今の僕と同じ年頃に駐在を経験した上司は、「僕にできて君にできないわけがない」と。単純なので、この一言で大分立ち直りましたが。

 歯を食いしばることも大事です。

 でも、弱いところをさらけ出すことも大切です。

ムリしないようにね。
返信する
ありがとうございます (tasom)
2006-03-19 01:28:30
みやぎさん

そうですね、随分月日がたちました。みやぎさんとご一緒したのはつかの間でしたが、あの時の自分とはまったく違います。それが成長だと自負しています。東京で働いていた頃越えなければならなかったハードルを越えてきたからこそ、今のハードルもあるのだと思います。コメントありがとうございました。



kipさん

少し誤解があるかもしれないので、言わせてください。もちろん、『正しい常識』は日本人の価値観に基づくところも多いと思います。価値観のベースが違えば、思考の出発点が違うようなものですから。でも、それは理解尊重することでカバーできると思います。私は実際カバーできていると信じています。時には、それを理由に分かり合うことをあきらめてしまうという良くない使い方をすることもありますが、ま、それは置いておいて。

でも、人間として、人間としてあるべき、人間性っていうんでしょうか、これは同じだと私は思っています。もちろん摩擦がないといえば嘘になりますが、それも含めて私はいい関係を現地スタッフと築いています。と自負しています。



つまり、「正しい常識」いや、改め「ごく一般的常識」を理解できない日本人もいるということです。社内で起こる摩擦を無視はできません。それをどうにかして円滑に動かすことも私のアサイメントのひとつです。目下そのようなことを考えあぐねております。



人生は厳しいぃ。

返信する
なるほど (tasomさん)
2006-03-21 03:11:32
確かに、多少僕の誤解がありました。僕は今、日系のお客様を専任で担当しているので、お互い(現地スタッフと僕)の一番摩擦のない落としどころって「日系企業だからしょうがないよ」みたいな所なんですよ。もちろん、普遍的な所もあるので、極力話を一般化しようとするのですがね。でも、お互い分かり合う為には物凄く語学力と論理力が必要だな、と。英語が外国語同士のドイツ人と話す時、つとにそう感じます。
返信する
すみません (kip)
2006-03-21 07:40:36
呼びかけたつもりが投稿者名になってしまいました。成りすまし?オレオレ詐欺?お騒がせしました。
返信する