tasom日記

ベルギーで暮らすtasomの日記

『晩鐘』乃南アサ

2005-07-03 21:19:42 | Weblog
忙しい中、読書が私の癒し時間。

といいつつ、今回読んだのも癒されてるんだかって感じの、ヘビーなものでした。犯罪加害者家族と犯罪被害者家族の物語。いろんなところで、結局は『家族』という血のつながりってすごい強いものだと思うし、『家族』の大切さを改めて感じたというか。
でもでも、結局生きていかなければならない、前に進んでいなければならない、でも前に進めないでもがいている人もいるということを、自分に刻み込んだ。自分自身だってそういうことは分っているんだもん。これじゃだめだって思いながら、生きてるんだもん。

本当の自分を理解してくれている人はいるんだろうか。と、いつも私が思うことです。でも、本当の自分って、じゃ、なんなんだろうか。とかとか、思うんだな、これが。猫かぶりな自分も、怒りをぶちまける自分も、怒りを自分の内に押さえて我慢をする自分も、それでストレスをためる自分も、泣きたい自分も、全部本当の自分であって、それをどう理解してもらいたいんだろう、私。。。
この小説に出てくる登場人物を考えてたら、ついつい自分のことを考えちゃった。ほんと、私って自己中ー女なんですね^^;


この『晩鐘』は『風紋』の続編だったらしいんだけど、先に読んじゃったので、『風紋』は今度日本に里帰りしたときに手に入れなきゃ。




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